【2017/2018】インフルエンザ最新流行情報!流行時期や型は?

2017/2018シーズンのインフルエンザの流行時期や型を予測!2017年11月10日現在のインフルエンザ流行情報や流行が予想されるウイルスの症状の特徴も紹介します。2017年のインフルエンザワクチン不足についても解説。

毎年のように流行するインフルエンザ。

インフルエンザは毎年第36週〜翌年の第35週までの1年間をインフルエンザシーズンとしており、2017/2018シーズンは2017年9月4日から2018年9月4日までです。

今シーズンは例年よりも早い流行の兆しをみせています。

この記事では、2017/2018シーズンのインフルエンザの流行時期や最新流行状況を解説し、今後流行するタイプや時期についても予測します。

2017/2018インフルエンザの流行時期:ピークはいつ?

インフルエンザは毎年、12月~3月あたりにかけて流行します。

しかし流行が始まる時期はその年によって異なり、今年は例年よりも早い流行が予想されます。

11月中旬から流行する可能性も?!

2016年は11月25日に厚生労働省によってインフルエンザの流行入りが発表されましたが、2017年は37週(9月11日〜9月17日)にはすでに福井県で流行期に入ったことが報告されています。

全国的な流行入りではありませんが、例年より大幅に早い流行開始となっています。

また、インフルエンザの発生報告数と患者数も昨年の同期よりも多くなっています。厚生労働省は9月15日、2017年36週(9月4日〜9月10日)のインフルエンザの発生報告数が昨年同期の約3.5倍、保育所・幼稚園・学校での患者報告数は昨年同期の約5.7倍と公表しました。

昨年以前に比べても流行入りが早くなっており、昨年よりも早い11月中旬頃から流行する可能性もあります。全国的な今後の流行に対して注意が必要です。

<参考 過去5年の流行入り時期>
2016/17シーズン:2016年11月下旬
2015/16シーズン:2015年1月上旬
2014/15シーズン:2014年11月下旬
2013/14シーズン:2013年12月中旬
2012/13シーズン:2012年12月中旬

ピークはいつごろ?

国立感染症研究所の発表によると、昨シーズンのインフルエンザのピークは1月下旬から2月上旬で過去3シーズンとほぼ同時期、ピークの高さも同程度でした。

ピーク時期は毎年ほぼ変化がないため、今年も同じような時期に流行のピークを迎えると予想されます。

流行はいつまで続くの?

■A型は2月~3月中には落ち着く

シーズンにより違いはありますが、インフルエンザA型の場合は2月後半には落ち着きを見せ始めることが多いようです。3月に入るとどんどんウイルスの検出も減っており、3月いっぱいでおおむね流行は終了します。

■B型は4・5月まで続くことも!

B型はA型ほど突発的な流行はしませんが、流行時期がA型よりも長いという特徴があります。国立感染症研究所が発表しているデータによると、5月に入ってもインフルエンザB型ウイルスの検出が報告されています。

インフルエンザのピークについて詳しくは関連記事をごらんください。

2017/2018インフルエンザ流行情報:11月10日現在の流行状況を解説!

インフルエンザ流行期に入った県

2017年11月10日現在、流行期入りが確認されたのは6県です。

インフルエンザの流行期に入ったかどうかは、定点当たりの報告数(無作為に選ばれた1医療機関当たりの平均報告数)が「1」以上となったときを目安としています。

・新潟県
・福井県
・福岡県
・長崎県
・宮崎県
・沖縄県

全国の学級閉鎖の状況

2017/2018シーズンに入ったばかりの9月4日に沖縄県でインフルエンザ症状による学級閉鎖が初めて報告されました。

2017年11月6日までに学級閉鎖の措置がとられた学校は、全国で160校です。昨年の同じ時期(2016年10月23〜29日)が358校であったことにたいし、2017年10月23〜29日は39校となっています。

引き続き、今年のインフルエンザの流行は昨年度より早く始まると予想されます。

全国の最新の学級閉鎖状況について詳しくは関連記事をごらんください。

ウイルス検出報告

2017年11月10日現在、検出されているのはAH3ウイルス・AH1pdm09ウイルス・B型(山形系統・ビクトリア系統)ウイルスです。

最も多く検出されているのはA香港型ウイルスです。

■AH3亜型(A香港型)
インフルエンザA香港型を引き起こすAH3亜型ウイルスで、もっとも多く39件検出されています。

■AH1pdm09(2009年に流行した新型インフルエンザ)
36件報告されています。

■B型(山形系統)
22件検出が報告されています。

■B型(ビクトリア系統)
1件検出が報告されています。

参考:国立感染症研究所 インフルエンザウイルス分離・検出速報

インフルエンザ注意報・警報について

■インフルエンザ注意報

2017年11月10日現在、インフルエンザ注意報が発令されている地域はありません。

インフルエンザの注意報は、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを示しています。また、流行が終わったあとも注意報が発令されることがありますが、これは流行がまだ終わっていない可能性を示しています。

■インフルエンザ警報

2017年11月10日現在、インフルエンザ警報はまだ発令されていません。

インフルエンザ警報とは、その地域で大きな流行の発生・継続が疑われることを示しています。

インフルエンザ警報・注意報の基準や過去の発生状況について詳しくは関連記事をごらんください。

2017/2018インフルエンザ流行予測:今年はやるのはA型?B型?

インフルエンザはシーズンにより、流行するタイプ(型)が異なります。タイプが違うと現れる症状も違うため、どのタイプが流行しているのかどうかはニュースなどから定期的に確認しましょう。

今までの流行パターンや現在のウイルス検出状況から、今年流行するタイプについて予測していきます。

今年はA香港型(AH3型)が流行する?!

現在インフルエンザA香港型の検出が最も多く報告されています。

インフルエンザA香港型は昨年の2016/2017シーズンにも流行を見せ、特に子どもや高齢者が感染しやすいという特徴があります。

インフルエンザA香港型について詳しくは関連記事をごらんください。

■予防接種はA香港型にも効果的!

2017/2018シーズンに行われているインフルエンザ予防接種には、インフルエンザA香港型にも有効なワクチン株が配合されています。

予防接種を受けることで感染する可能性や感染したあと重症化する危険性を減らすことができるため、特に妊婦や小さな子ども・高齢者などは早めに予防接種を受けると良いでしょう。

B型は今年も流行するの?

インフルエンザB型は2年に一度のサイクルで流行することが多く、実際に過去5年では2013年と2015年に流行を見せています。

すでにB型ウイルスも検出されていることや流行サイクルを考えると、今シーズンも流行する可能性がおおいにあります。

インフルエンザB型の症状などについて詳しくはこちらをごらんください。

■予防接種はB型にも有効!

B型インフルエンザは山形系統とビクトリア系統の2種類ですが、2014/2015シーズンまではどちらか1種類しかインフルエンザワクチンに含まれていませんでした。

しかし、B型両系統のウイルスが混合した流行が国内外でみられていたため、2015/2016シーズンからはB型2系統が必ず含まれるワクチンに変わりました。今シーズンのインフルエンザワクチンにも含まれているので、予防接種を受けておけばB型インフルエンザウイルスの対策にもなります。

今シーズンのワクチンの種類については関連記事をごらんください。

2017/2018インフルエンザの症状や特徴:高熱や体の痛みに注意!

今シーズンはインフルエンザA香港型とB型山形系統が流行が予測されます。

A型に感染すると、38℃以上の急激な高熱・全身の関節や筋肉の痛み・悪寒や寒気などの症状が現れるという特徴があります。B型は熱が38℃以下や平熱のこともありますが、下痢や嘔吐などの消化器症状が強く出る傾向にあります。

A型とB型が同時期に流行することがあるため、同じシーズンにA型とB型のどちらにも感染してしまうことがあります。

インフルエンザA型とB型の症状の違いなどについて詳しくは関連記事をごらんください。

2017/2018はインフルエンザワクチン不足?

厚生労働省は2017/2018シーズンは、インフルエンザワクチンの製造量が昨年度に使用された量に比べて4%下回ると発表しました。

インフルエンザワクチンは毎年その年に流行するであろうウイルスを予測して製造されますが、今年度はワクチン株の決定が遅れたために製造量が減っています。

厚生労働省は、今年度のインフルエンザワクチンの予想製造量は2528万本で、昨年度の製造量よりも250万本以上減る見込みを発表しました。昨年度のインフルエンザワクチンの使用量は2642万本だったため、昨年使用された本数よりも114万本少なくなるという状態です。

製造量の減少により、地域によってはインフルエンザワクチンが入手できなかったり、例年並みの数を確保できなかったり、予防接種の開始が遅れている医療機関が出ています。

ワクチン不足を防ぐ対策は?

厚生労働省はインフルエンザワクチンを安定供給できるよう、各自治体の保健所や福祉局などに下記のことを求めています。

・65歳以上の高齢者や、60歳以上65歳未満で日常生活が制限される障害を持つ人への優先的な確保
・13歳以上の方については、医師が必要と認める場合以外「1回注射」であることの周知を徹底すること
・多量の予約・注文や、返品を前提とした在庫管理をしないこと

ワクチンが不足しているとはいえ、安定供給できるよう対策を取っているので近くやかかりつけの医療機関に問い合わせてみましょう。

おわりに

毎年流行するインフルエンザですが、2017/2018シーズンは例年よりも早く、さらに規模の大きい流行が予想されます。

インフルエンザは流行が始まると一気にウイルスが増えて蔓延してしまうため、早めに予防接種や手洗い・うがい、マスクの着用などで予防していくようにしましょう。

インフルエンザ部門で当サイトのページが医師評価1位を獲得しました。

インフルエンザに関するお役立ち情報

インフルエンザに関連するQA

ピックアップ特集