リレンザの予防投与の効果が続く期間・使用方法・価格は?

インフルエンザの治療薬であるリレンザは予防目的でも使用できます。リレンザの予防効果や予防効果が持続する期間、使用方法や価格、受験生でも使えるのかなど解説します。

リレンザ予防投与の効果と期間

インフルエンザの薬として有名な「リレンザ(成分:ザナミビル)」は、A型・B型インフルエンザの予防としても使える吸引タイプの薬です。

リレンザの予防効果

リレンザはインフルエンザウイルスが増殖するときに必要な「ノイラミ二ダーゼ」という物質の機能を阻害して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制します。

これにより、万が一インフルエンザウイルスに感染しても、予防期間中はインフルエンザウイルスが増殖できなくなりインフルエンザの発症を予防することが期待できます。

リレンザの予防持続期間はいつからいつまで?

リレンザの予防効果は、リレンザを使用している期間のみ持続します。

リレンザは予防の際は10日間連続で使用するため、予防効果が続く期間は最大10日間となります。

予防の効果が発揮し始める時間については明確な報告がありませんが、リレンザは1時間前後で血中で薬の濃度が最大となるため、基本的には使用したその日から予防効果が発揮されると考えられます。

リレンザの効果や副作用について、詳しくは関連記事をごらんください。

リレンザ予防投与の用法・用量

リレンザは、治療の場合と予防の場合で用法用量が異なるので注意が必要です。

リレンザは治療目的・予防目的ともに、原則として5歳以上からの使用となります。

リレンザを予防のために使うときは、大人も子どももリレンザ10mg(5mgブリスター2個分)を1日1回吸入し、これを10日間行います。

なお、リレンザ以外に慢性呼吸器疾患の治療用の吸入薬を使っている場合は、呼吸器疾患の吸入薬を先に使い、リレンザを後に使います。

リレンザの吸入方法について、詳しくは関連記事をごらんください。

リレンザを予防投与に使うための条件

リレンザは誰でも簡単に予防で処方してもらうことができるわけではありません。

リレンザを予防で使用することが認められるのは、原則としてインフルエンザ発症者と一緒に生活している方です。

さらに以下のような持病があり、インフルエンザ発症時の重症化などのリスクが高い方に処方されます。

◼︎慢性呼吸器疾患または慢性心疾患がある方
◼︎糖尿病などの代謝性疾患がある方
◼︎腎機能障害がある方
◼︎65歳以上の高齢者の方

受験生は予防投与でリレンザを使える?

リレンザの使用条件に合わない場合でも、状況によっては予防投与で処方されることもあります。

受験など重要な出来事を控えた方がインフルエンザ発症者と接触したときなど、予防が必要と考える際は医療機関に予防投与を相談しましょう。

すべての病院で予防投与の処方をしているわけではないので、事前に問い合わせすることをおすすめします。

リレンザ予防投与は保険が適用されない!

リレンザを予防目的で使用する場合は、保険が適用されないため、全額自費負担となります。

リレンザの価格は?

リレンザの薬価は、ブリスター1個152.9円です。

リレンザは10日間の予防に計20個のブリスターが必要となるので、薬の価格は3,058円となります。

なおリレンザは処方薬なので、薬価の他に病院での診察料や調剤料、薬学管理料が加算され、購入にあたっては合計で5000〜8000円程度の自費負担が見込まれます。

料金は病院によって異なるため、詳しい価格については受診予定の病院に問い合わせてください。

※薬価は2017年10月現在のものです。

おわりに

リレンザはインフルエンザの予防にも使用できますが、インフルエンザの予防の基本は予防接種です。リレンザの予防使用は予防接種に置き換わるものではないので、インフルエンザ流行のシーズンの前に予防接種を受けることをおすすめします。

人生に一度の大勝負がインフルエンザの流行シーズンと重なる受験生や、乳幼児や高齢者を持つ家族の方は「ここぞ!」というときに予防投与があることを知っておきましょう。

リレンザは処方薬のため医療機関を受診する必要があるので、まずはお近くの医療機関に相談しましょう。

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