インフルエンザと汗の関係

汗を出せば治るというわけではない

インフルエンザウイルスが汗により体外へ排出されるということはありません。そのためインフルエンザを治すために、無理やり汗を出しても意味はありません。

汗が出なくてもインフルエンザウイルスが体内からなくなればインフルエンザは治ります。

汗は熱が下がるときに出る

インフルエンザの症状のひとつに38℃以上の高熱があります。発熱は体の防御本能のひとつであり、体温を上げることでインフルエンザウイルスの増殖をおさえる働きをしています。

熱はピークまで上がりきると下がりはじめますが、汗をかくのは熱が下がりはじめたときです。汗が蒸発するときに体から熱が奪われるため、人間は汗をかくことで体温を下げようとします。

インフルエンザは汗で感染しない

インフルエンザウイルスは血液・体液・分泌物・排泄物からは感染しますが、汗からは感染しません。

インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。特にインフルエンザウイルスに感染した人の咳やくしゃみ、つばなどと一緒に放出されたウイルスをのどや鼻から吸い込むことによって感染することが多くなっています。

インフルエンザの感染経路については関連記事をごらんください。

インフルエンザで大量に汗をかいたときの対処法

着替えをこまめに

汗をかいたときはタオルなどで汗を拭き取って、こまめに下着・服・寝間着を着替えましょう。汗で体が濡れたり濡れた衣類を身につけていると、体を冷やしてしまいます。

十分な水分補給

汗をかくと脱水状態を引き起こしやすいため、意識的に水分補給も行ってください。汗により水分だけでなく塩分も失われるため、ナトリウムやカリウムなどの電解質を含んだ経口補水液やスポーツドリンクがおすすめです。

ただし、子どもにスポーツドリンクを飲ませる際は薄めて飲ませるか、子ども専用のものを飲ませましょう。

大塚製薬工場 経口補水液 オーエスワン 500mL丸PETx24本(ケース)

オーエスワンは、脱水状態のときに水分や電解質を素早く補給できる経口補水液です。

経口補水液は一般的なスポーツドリンクよりも電解質の濃度が高く、糖分の濃度が低くなっています。通常の水分・電解質補給であればスポーツドリンクでも十分ですが、下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗などの症状がある場合には経口補水液がおすすめです。

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赤ちゃんの体液と同じ浸透圧のため、子どもの体に負担を掛けずに水分を吸収することのできるイオン飲料です。生後3か月頃から使用できます。

おわりに

汗とインフルエンザには直接的な関係はありません。汗をかくことでインフルエンザが治るというわけではなく、汗が出なくてもインフルエンザは治ることはあります。

汗をかいたあとは、体を冷やさないように着替えをしたり、脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給を心がけましょう。