受験生のインフルエンザ対策!予防接種・予防薬・体調管理のポイントは?

受験生が気をつけるべきインフルエンザ対策のまとめ。予防接種の最適な時期、インフルエンザの予防薬、当日に体調が悪い時の対処法までわかりやすく解説します。インフルエンザや風邪を予防するポイントも掲載!

正月が過ぎると受験シーズンもいよいよ本番。そんなときに毎年猛威を振るうのがインフルエンザです。

受験生のみなさんだけでなく、サポートする家族のみなさんも頭を悩ませる時期ではないでしょうか。

この記事では、万全の体調で受験シーズンを迎えるための対策や、受験直前でもできるインフルエンザ・ノロウイルス・風邪などの感染症予防法を紹介します。

受験生がインフルエンザ予防接種を受ける最適な時期は?

インフルエンザ予防接種はウイルスの感染を防ぐことが主目的ではないので、100%感染を予防するというわけではありません。

インフルエンザウイルスを殺して毒性をなくした「不活化ワクチン」を注射することで、インフルエンザウイルスに対する免疫を体につける仕組みです。

これにより予防接種を受けていると、ウイルスに感染しても症状がでなかったり、症状が出ても軽く回復を早める効果があります。

ベストな接種時期は11月

インフルエンザの予防接種は、免疫力がつくまでに約2〜4週間かかるとされています。インフルエンザは毎年12月から3月ごろまで流行し、1月~2月に流行のピークを迎えるため、受験直前に予防接種を打っても間に合いません。

年明けから本格化する受験シーズンから逆算して、11月中に受けておくことがベストといえます。

なお、個人差はありますが、ワクチンは約5か月程度効果が持続します。

受験生は予防接種を2回受けるのがオススメ!

インフルエンザの予防接種は2回受けることが可能です。予防接種を2回受けることで、一度体内で作られた免疫が再度ウイルスなどの抗原に接触することで、より免疫機能が高くなるのです。

1回目と2回目の接種の間には2〜4週間の期間を空ける必要があるため、11月上旬〜中旬に1回目の予防接種をし、12月上旬には2回目の接種を終わらせることがベストです。

なお、生後6ヶ月から13歳未満の子供の場合は、大人よりもウイルスに触れる機会が少なく免疫力が弱いため、インフルエンザの予防接種回数は2回が推奨されています。

抗インフルエンザ薬でインフルエンザを予防!

抗インフルエンザ薬のタミフル・イナビル・リレンザをあらかじめ服用することで、体内にウイルスが侵入した時にウイルスの増殖をおさえる作用が働き、症状が現れることを防ぐことができます。

「インフルエンザ感染者と接触しインフルエンザに感染する可能性が高い状況」「インフルエンザに感染したらどうしても困る状況」など、いざというときに、インフルエンザの予防目的で抗インフルエンザ薬の使用が可能です。

抗インフルエンザ薬の予防投与の条件

抗インフルエンザ薬を予防目的で購入するためには、家族に感染者がいる・基礎疾患があり免疫力が低い、など一定の条件があります。

しかし、家族などに感染者がいなく条件に合わ無い場合でも、どうしても予防目的で薬を使用したい時はまずは医師に相談しましょう。

医師に事情を相談することで処方箋をもらえるケースがあります。予防目的での処方が可能かどうか事前に病院側に確認することをお勧めします。

予防効果は10日間程度

予防投与による効果は、薬の種類に関わらず薬を使用している間の10日程度です。服用開始から10日以降のインフルエンザ感染に対する予防効果は確認されていません。

予防目的は全額自己負担

予防目的で抗インフルエンザ薬を購入する場合は、家族にインフルエンザ患者がいたとしても保険適用外になります。

薬の値段だけでなく、病院の診察料や調剤技術料、薬学管理料などが全額自己負担になります。

総額で5000〜8000円程度の自費負担が見込まれます。詳しくは各病院に問い合わせてください。

抗インフルエンザ薬の予防投与については関連記事をごらんください。

受験当日にインフルエンザになったときはどうする?

受験の前日や当日にインフルエンザになってしまった場合は、まずは受験する学校の入試窓口に問い合わせましょう。

別室受験や別の日程での追試など、インフルエンザのときの特別対応をしている場合があります。

受験当日に発熱が起こり、インフルエンザの確定診断を受けていない場合も、受験する学校に問い合わせて対応を確認してください。

インフルエンザのときに使える市販薬

インフルエンザを疑う症状があり具合が悪い場合は、あらかじめ連絡してから医療機関を受診してください。

すぐに病院に行けないときなどのつらい症状には市販薬を活用することもひとつの手です。

インフルエンザのときには使用してはいけない薬の成分があるため、薬を購入する前に薬剤師や登録販売者に相談することが望ましいです。

インフルエンザによる痛みや発熱がある時には、アセトアミノフェン成分の薬を使用しましょう。

アセトアミノフェンは、中枢神経に作用して効果を発揮していると考えられている解熱・鎮痛成分です。発熱や関節の痛みはもちろん頭痛や喉の痛みにも使用できます。アセトアミノフェンは、副作用が少ないことから大人はもちろん子どもにも使用できます。

アセトアミノフェン単一の成分を使用している市販薬では、タイレノールA、ラックル、小児用バファリンチュアブルなどがあります。

インフルエンザのときに使える市販薬については関連記事をごらんください。

インフルエンザや風邪を予防する5つのポイント

日頃の生活習慣が悪いと、免疫力が落ちて予防接種を受けてもインフルエンザに感染する危険性がでてきてしまいます。

追い込み時期に毎日徹夜で勉強して体調を崩すことは本末転倒なので、予防接種を受けたからといって安心はせず、規則正しい生活を心がけてください。

インフルエンザに加え、受験生の脅威になるノロウイルス・風邪などの予防対策を紹介します。

室内の温度22℃湿度50%以上

風邪の原因となるウイルスやインフルエンザウイルスは湿度が苦手です。湿度が50%以上になるとウイルスの活動が落ちることが明らかにされています。

加湿器などを利用して部屋の湿度を管理しましょう。

また、受験でホテルなどに宿泊する場合、部屋の湿度が下がって乾燥していることが多くあります。加湿器をレンタルするなど対処しましょう。加湿器がない場合は、濡れたタオルを部屋の中に干すなどすることも有効です。

インフルエンザ対策に最適な室内環境については関連記事をごらんください。

マスクを着用する

マスクは風邪やインフルエンザウイルスやノロウイルスの予防に一定の効果が認められています。

マスクをすることでウイルスが体内に侵入することをある程度抑えられます。さらに、口と鼻の周りの湿度を高めることにもつながります。日々の外出時にはマスクの着用を習慣にしましょう。

マスクによるインフルエンザ対策については関連記事をごらんください。

手洗いとアルコール消毒をこまめに

風邪のウイルスやインフルエンザウイルスは、水分やアルコールに弱い性質があります。

手指のアルコール消毒はウイルス対策に有効です。トイレのあと、食事の前など、こまめにアルコール消毒をしましょう。

アルコール消毒について詳しくは関連記事をごらんください。

十分な睡眠時間の確保

海外の大学が行った研究では、睡眠時間が5時間未満の人は、睡眠時間が6~7時間の人と比べて約2倍も風邪にかかりやすいという研究データがあります。

最低でも6~7時間程度は睡眠を取り、体力を回復させましょう。

緊張して眠れない方は、部屋の明かりを暗めにして横になるだけでも、体も脳もある程度休ませることができます。

受験直前の食事に注意

冬に流行する感染性胃腸炎の代表格ノロウイルスは、カキやアサリといった二枚貝を中心に潜んでいることが多いです。

ノロウイルスはある程度の高温にも耐えられるため、しっかりと沸騰したお湯で芯まで調理する必要があります。

受験直前はなるべく生物や魚介類は避けて、食中毒予防にしっかりと芯まで調理された新鮮なものを食べるように意識しましょう。

また、縁起がいいとされているカツ丼などの高脂肪食は、消化時間が長く胃に負担がかかるうえ、すい臓に血液がいくことで脳の活動を一時的に悪くするおそれがあるので避けましょう。

受験前日・当日は通常の食事をとることで、身体をいつも通りのコンディションに持っていきましょう。

受験生が風邪の引きはじめにやっておきたいこと

水分をしっかりととる

風邪の症状をはじめ、発熱があるときは体はたくさんの汗をかこうとするため水分が体外に出ていってしまいます。

また、下痢などがあるときも水分が体外に出てしまい、脱水症状におちいる危険性があります。

脱水症状や体力が奪われないように水分をこまめにとりましょう。

栄養バランスのとれた食事をとる

体力や免疫力が落ちているおそれがあるため、しっかりと栄養をとって体力と免疫力を取り戻すことが早期回復への近道になります。

以下の成分を食事に積極的にとりいれるよう意識してください。

【たんぱく質】

基礎体力をつけて抵抗力を高めてくれます。卵・肉・大豆・乳製品などをしっかりととりましょう。

【ビタミンA】

のどや鼻の粘膜の保護や回復につながります。ほうれん草、パプリカなどの緑黄色野菜やチーズをとりましょう。

【ビタミンC】

免疫力の回復につながります。みかん、いちご、キウイなどの果実の他、ブロッコリー、ほうれんそうなどの野菜をとりましょう。ビタミンCは水に流れてしまったり熱で壊れる傾向があるので、必要に応じてサプリメントなどで一時的に補充をしても良いでしょう。

【亜鉛】

疲労回復や新陳代謝の活性化や免疫力の回復につながります。肉・レバー・豆・ナッツなどをとりましょう。

おわりに

万全に対策をしていても、残念ながらインフルエンザにかかってしまうことも無いとはいいきれません。事前にしっかり予防法と対処法を確認しておくことで、インフルエンザシーズンも安心して勉強に集中できますね。

受験生のみなさんの頑張りが桜咲くことを応援しています!

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