インフルエンザの鼻水・鼻づまりの解消法を紹介!自宅でできる対処法8選

インフルエンザで起こる鼻水や鼻づまりの症状について薬剤師監修のもと解説します。なかなか治らない鼻づまりを解消する、自宅ですぐにできる対処法8選も掲載!

インフルエンザで鼻づまりが起こる?

インフルエンザの代表的な症状は、38.5℃以上の発熱、強い倦怠感、全身の筋肉痛や関節痛です。

その他にも、少し遅れて鼻水、鼻づまり、咳、喉の痛みなど風邪のような症状が起こる場合があります。鼻の内側の粘膜が炎症によって腫れたり、鼻水がたくさん出たりすることで、空気が通りにくくなると鼻づまりを起こします。

また、熱が下がってから鼻水や鼻づまりなどの症状が起きる場合もあります。

インフルエンザの症状について詳しくは関連記事をごらんください。

インフルエンザによる鼻水・鼻づまりの対処法8選

水分補給をする

水分はたくさんとることをお勧めします。水分を多めに摂取することで、つまりやすい鼻水や痰が出やすくなります。水分は乾燥から粘膜を守り、保護する作用も高めます。

また、インフルエンザのような高熱の場合、発汗するために脱水症状を起こしやすくなるので、こまめな水分補給は大切です。インフルエンザの症状によってつらく食欲がなくても、水分は多く摂取することを心がけてください。

部屋の加湿をする

部屋の空気が乾燥していると、鼻や喉を乾燥させて防御機能を低下し、鼻づまりや喉の痛みにつながります。また、インフルエンザウイルスは乾燥している場所を好むので、部屋の湿度は50~60%を保つことがウイルスには効果的です。

部屋を乾燥させないためには加湿器を活用するか、濡れタオルや洗濯物を干す、お風呂のフタを開けておく、やかんなどでお湯を沸かしてフタを開けておくことなどで、部屋の湿度を少し上げることができます。

加湿器を活用する際には、フィルターでバクテリアの繁殖を防ぐために定期的なフィルター洗浄を行いましょう。

インフルエンザ対策となる室内環境について詳しくは関連記事をごらんください。

鼻に蒸しタオルを当てる

鼻を温めることにより、鼻の粘膜の血行を緩和し鼻通りをよくして鼻づまりを解消することが期待できます。

蒸しタオルの作り方は、タオルを水で濡らして絞り、ラップで包み電子レンジで1分ほど温めてください。電子レンジのワット数の強さによっては、蒸しタオルが高熱になるのでやけどに注意しましょう。

頭を高くして寝る

寝るときは頭が普段より高くなるように枕を起き、喉にたれてくる痰や鼻水などが喉にからみにくくなるようにしましょう。また横向きに寝ることで、気管支の収縮を避けて鼻づまりによる呼吸の苦しさを改善する対策になります。

わきの下に圧力をかける

わきの下に圧力がかかると、交感神経が刺激されて優位になり、血管が収縮することで鼻の粘膜にある血管も収縮され、炎症が緩和されることがあります。

わきの下にペットボトルや硬いボール、道具がないときは自分のこぶしなどをはさんで圧力をかけてみましょう。鼻が詰まっている側と反対側のわきの下に圧力をかけることが重要になります。

鼻づまり解消のツボを押す

鼻づまり解消の作用が期待できるツボがあります。左右の小鼻のわきと、鼻の付け根のわきを上下にさすりましょう。つまむようにして揉むことも有効です。

鼻の通りがしだいに良くなってきて、鼻づまりの解消が期待できます。

食塩水で鼻うがいする

食塩を水に溶かした生理食塩水などによる鼻の洗浄(鼻うがい)が、鼻づまりの解消に有効的なこともあります。鼻うがいは鼻腔内のウイルスなどの排出を促し、鼻の粘膜の保護する作用が期待できます。

鼻うがいのやり方は、片方の鼻腔を指で押さえ、もう片方の鼻腔に食塩水をスポイトで少しずつすすった後、吸い込んだ食塩水を鼻から出しましょう。両方の鼻に2〜3回程度繰り返してください。

食塩水や洗浄液はドラッグストアなどでも販売されており、自分で作ることもできますが、食塩水の濃度、鼻うがいの方法などを間違えると鼻の粘膜や耳を痛めるおそれがあります。耳鼻科医などの医師の指導にしたがって行うことを推奨します。

エッセンシャルオイルの使用

ペパーミントやティーツリー・ユーカリなど、メントール系のエッセンシャルオイルなどを使うことで、鼻づまりによる呼吸などを楽にする働きがあるとされています。

オイルを1~2滴落とし垂らしたマスクやハンカチを持ち歩いたり、枕元に落とすことで、気分の解消にもつながり呼吸を助けてくれる作用が期待できます。

インフルエンザの鼻水・鼻づまりの薬

インフルエンザの治療には、通常タミフル、リレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザウイルス薬を48時間以内に使います。細菌やウイルスによる二次感染などを防ぐために、抗生物質が処方されることもあります。

病院では抗インフルエンザ薬のほかに、鼻水がひどい場合には抗ヒスタミン薬のポララミン、アレグラなどが処方されることもあります。

しかし、第1世代の抗ヒスタミン薬であるポララミンは薬の成分が脳内へ移行しやすく、特に子供は熱性けいれんが誘発されやすくなります。生後4週間までの新生児への使用はできないこととなっているので注意してください。

ひどい鼻づまりには血管収縮剤などの点鼻薬が使用されることもありますが、血管収縮剤が入っている点鼻薬は使いすぎると鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりを悪化させてしまう場合があります。使い過ぎには注意が必要です。

また、市販薬にも鼻づまりを解消する薬はありますが、インフルエンザの際に自己判断で薬を使用することはお勧めできないので、医師の診断のもとに、処方薬を使用することを推奨します。

インフルエンザに使う薬について詳しくは関連記事をごらんください。

鼻水・鼻づまりが治らないときの影響は?

鼻づまりを放置しておくと口呼吸になりがちです。口呼吸は喉を乾燥させたり、睡眠不足の原因になることもあります。

鼻水が多量に出ているときに横になると、鼻水が喉の奥に流れる後鼻漏(こうびろう)という症状を起こします。

喉に流れる量が多くなったり、喉に粘り気のある痰がへばりつくことで喉や気管を刺激し、咳の原因になることもあります。就寝時には、咳が出てなかなか寝付けなくなってしまう場合もあります。

また、鼻水を強くすするなどの行為を繰り返していると、中耳炎の症状を起こすおそれもあります。

鼻水の色が黄色や緑色になっていたり、粘り気のある膿性の鼻水が出ている場合は、急性副鼻腔炎を起こしていることが考えられます。悪化すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を起こすおそれもあるので、気になる場合は医師に相談しましょう。

鼻水にも感染力がある?

インフルエンザ感染者の鼻水はウイルスの感染力があります。インフルエンザウイルスは、発症(発熱)した前日から発症後の3~7日間、解熱後も鼻や喉からウイルスを排出します。

鼻水は細菌やウイルスなどを洗い流すために出るものなので、鼻にティッシュなどを詰めて無理に止めるべきではありません。鼻水を含んだティッシュなどは、周囲への感染を避けるためにもゴミ袋に密封したり、フタ付きのゴミ箱などへ捨てましょう。

鼻水や咳、くしゃみなどが続いているときは、できる限り人混みを避け、外出するときは不織布マスクを着用するなどして、周囲への配慮を行いましょう。

インフルエンザの鼻水について詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

インフルエンザがきっかけで鼻づまりの症状が起こるだけではなく、二次感染などによって鼻の調子が悪くなることもあります。

鼻づまりの症状が実践できる対処法でもなかなか解消させない場合は、悪化するおそれもあるので早めに医療機関を受診しましょう。

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