はじめに

目立つうえに、話すときや食事をするときにも気になってしまい、不快な「口周りのニキビ」。


治っても同じような場所に繰り返しできることも多く、嫌になってしまいますよね。

ニキビは、皮脂が毛穴に詰まることが原因で起こります。皮脂分泌量が多いTゾーンなどにできやすいのは分かるけれど、乾燥することも多い口周りになぜ?と不思議に思っている人もいるのではないでしょうか?

実は「口周りのニキビ」には、その場所にニキビができてしまう特有の原因があるのです。

 

口周りにニキビができてしまう3つの原因

①胃の不調

「肌は内臓を映す鏡」という言葉を聞いたことはありませんか?この言葉通りに、内臓の不調は肌トラブルとして現れます。
特に、消化器官の入り口である「口」周辺の肌には、「胃」の不調が大きく影響すると言われています。

胃を不調にしてしまう要因としては、

・暴飲暴食(食べ過ぎ・飲み過ぎ)
 による胃の働かせすぎや、
・睡眠不足
 による胃の休息不足などが挙げられます。
 

②ビタミン不足

消化器官の入り口である「口」。ファストフードの食事などが続き、野菜不足になってしまったとき、口内炎ができてしまった…という経験はありませんか?
口内炎とは、口の中の粘膜に起こる炎症のこと。粘膜を守る働きを持つビタミン、特にビタミンB2が不足すると、口内炎が起きやすくなります。

そして、口の中の粘膜のすぐそばである口周りの肌も、ビタミン不足の影響を受けやすくなっています。口内炎と口周りのニキビは、同時にできることがとても多いのです。

また、ついつい甘いものを食べ過ぎてしまう…という人も要注意。身体は糖質を分解するとき、大量のビタミンを消費します。
糖質を摂れば摂るほど、それを分解するために多くのビタミンが必要になり、結果、粘膜や肌を守るビタミンが不足してしまうのです。

体内でビタミンが不足してしまう要因としては、

・栄養バランスの偏った食事
・間食で甘いものを食べ過ぎてしまう
 などが挙げられます。
 

③乾燥

乾燥しやすい口周り。「ニキビの原因になる皮脂は少ないはずなのになぜ?」という疑問にお答えします。

ニキビの原因は「皮脂が毛穴に詰まること」。皮脂の分泌過剰はニキビの大敵ですが、それと同じくらい、乾燥によって皮膚が硬くなることもよくないのです。皮膚が硬くなると角質が厚くなり、皮脂の量が多くなくても、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。

口周りが乾燥してしまう原因としては

・洗顔のし過ぎ
・スキンケア(保湿)不足
・マスクによる摩擦の影響

 などが挙げられます。

 

男性と女性とで、口周りニキビができる原因が違う?

口周りニキビにおいては、男性と女性それぞれに、見逃せない大きな原因があります。

男性特有の理由:雑なヒゲ剃り

男性ならば、誰もがヒゲを剃ります。その際、シェービングクリームをつけていなかったり、洗顔料の泡で剃ってしまったり、という雑なヒゲ剃りをしていませんか?

乱暴にヒゲを剃ることで口周辺の細胞が傷つくと、そこから細菌が入り込み、炎症が起きやすくなります。
それが、口周りのニキビへと発展してしまうのです。たとえ血は出ていなくても、刃を当てられた肌の細胞は細かく傷ついています。
 

女性特有の理由:ファンデーションの厚塗り・メイク落としが不十分

ファンデーションの厚塗りにより毛穴を塞いでしまうことも、毛穴で細菌が繁殖してしまう原因になり、ニキビを引き起こします。

また、口周りはTゾーンとは違い、ついついメイク落としがおろそかになりがちな部位。落としきれなかったメイクはやはり毛穴に溜まり、雑菌の繁殖の原因となります。

 

口周りニキビをキレイに治すためには…

食生活の改善

ビタミンを豊富に含む野菜中心に、バランスよく食べよう
自律神経を整え、皮脂の分泌量を調整してくれるビタミンB2は豆腐や豆乳などの大豆食品に、たんぱく質の代謝を促してくれるビタミンB6はバナナや、赤身の肉などに豊富に含まれています。

また、できてしまったニキビの「修復」にはビタミンCが欠かせません。パセリやブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜や、レモンやいちごといった果物を積極的に食べるようにしましょう。



 食べ過ぎ厳禁。腹八分目を意識して
毎食、満腹になるまでに食べることは、胃にとっては実はかなりの負担。胃を酷使し過ぎて疲れさせないために、食事は腹八分目を心がけましょう。

また、アルコールの飲み過ぎも食べ過ぎと同じように胃を疲れさせます。特にニキビができているときは、飲酒はほどほどに。

 甘いものを食べ過ぎないように
もしあなたが野菜が苦手で、「野菜中心の食事は難しい…」という場合も、甘いものを控えるだけでビタミン不足になってしまうリスクはかなり減るはずです。今まで、糖質の分解に回っていたビタミンが、粘膜や肌にも行き渡るようになるのですから。

けれど、我慢のし過ぎは逆効果。精神的ストレスは、逆に新たなニキビの原因になってしまいます。3日に1度、おやつを果物に置き換えるなど、楽しみながら糖質の摂取量を減らしていきましょう。
 

洗顔・スキンケアの改善

 洗顔は泡で優しく。すすぎ残しのないように
洗顔はきめ細かく泡を立て、決してこすらずに優しく洗いましょう。そして、すすぎは特に念入りに。口周りの乾燥に悩んでいるという方は、洗顔料を使っての洗顔は1日1回にし、朝にはぬるま湯のみでの洗顔をおすすめします。

→ 女性のメイク落としは…
Tゾーンや小鼻周りだけでなく、口周りのメイクもしっかり落としましょう。その際、やはりすすぎは念入りに。ニキビをファンデーションで隠したくなる気持ちは分かりますが、毛穴の詰まりを招くファンデーションの厚塗りは避けた方が賢明です。

 洗顔後の保湿はしっかり
洗顔後には、化粧水や乳液でしっかり保湿を行いましょう。ベタつきはニキビのもとになると考え、洗顔後のスキンケアを化粧水のみで終わらせてしまう人がいますが、乾燥しやすい口周りにこれは厳禁。しっかりと乳液で蓋をし、乾燥を防ぎましょう。

→ 男性のヒゲ剃り後には…
ヒゲ剃りには必ず専用のシェービングクリームを使うとともに、ヒゲ剃り後のスキンケア(保湿)もお忘れなく。ヒゲ剃り後の肌の細胞は細かく傷ついていますので、低刺激の肌に優しいものがいいでしょう。

 

生活習慣の改善

 十分な睡眠時間を確保する
睡眠不足は胃の不調を招くだけでなく、皮脂の過剰分泌の原因にもなるホルモンバランスの乱れを引き起こします。
理想の睡眠時間は7時間程度。それが難しいという場合も、夜更かしの習慣を改善するように心がけてみましょう。

 

おわりに

口周りのニキビをキレイに治す鍵を握っているのは、「ビタミン」と「保湿」、それに加えて普段の生活習慣です。
身体の内側と外側、両方から根本の原因をケアすれば、同じ場所にニキビが繰り返しできることもなくなるはず。

ニキビのないキレイな口元で、思いっきり笑い、毎日を楽しみましょう!

(image by PhotoAC)
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