小児に代表的な夏かぜの一種で、発熱や口内炎などの水疱性の発疹が手足にできるのが特徴の「手足口病(てあしくちびょう)」が、早くも九州地方で流行の兆しを見せています。

九州では年明けからはやくも手足口病の報告数が増え始め、宮城県以外の九州6県ではいずれも流行警報基準値を超える地域がでてきています。

手足口病はこれから小児を中心に流行が加速しているのが特徴の病気なので、手洗いなど感染予防の徹底や、発症が疑われる時は流行防止の観点からも医療機関に早めにかかっていくことが大切です。
 

手足口病はウイルス性の流行疾患

手足口病の原因はコクサッキーウイルス、エンテロウイルスなどの感染性のウイルスが主な原因です。

これらのウイルスは、つばなどによる飛沫感染や、感染源に触れたり触れた手を口に入れることでの接触感染で流行していきます。

通常、感染すると3〜6日の潜伏機関を経て症状が発症します。
 

手足口病の症状の特徴は文字通り手足の発疹

手足口病が発症すると、急に38度台の発熱が起きたのち、手のひらや足のうら、口の中などに全体的に赤く中心が白い発疹ができ、痛みや食欲不振などの症状がでます。

◆ 手足口病の発疹(症状画像) ◆
(Photo by John C Bullas BSc MSc)

熱は2〜3日で下がり、発疹も3〜4日で徐々に水疱がなくなり飴色になり、その後はゆっくりと治っていきますが、10日間〜2週間程度はうつりやすい期間となるので、自分の再発と他人への感染に注意が必要です。
 

手足口病の治療と予防

ウイルスによる飛沫感染と接触感染を防ぐことが手足口病の予防方法となります。

つまり、基本は手足を清潔にすることです。幼稚園や学校などでの外出先で感染することも多い病気なので、帰宅時などは丁寧に手洗いをしっかりとしてあげましょう。

また、もし発症してしまった場合、手足口病のウイルスへの特効薬はないため症状に応じた対症療法がメインとなります。
症状が軽く済む場合がほとんどですが、まれに髄膜炎などの合併症がでることもあるため、経過観察はしっかりとして、発熱が2〜3日続いたり頭痛がひどくなったりした場合は医療期間に相談するようにしましょう。
 

おわりに

口の中の発疹はつぶれることで食欲がおちたりする原因となるので、手足口病になってしまったら刺激のすくない食事をとるようにしましょう。