はじめに

体をぶつけていないのに、紫色の斑点、紫斑(しはん)ができたら何だろう?と思いますよね。

血管性紫斑病 (アレルギー性紫斑病)は、小児が発症する血管病の中で最も頻発する病気です。

重症の場合は入院治療が必要です。基礎知識を知りましょう。

血管性紫斑病とはどんな病気?

皮膚の下の血管がもろくなって出血しやすくなる病気です。

皮膚の下で出血した場合、青紫に見えることから「紫斑病」と呼ばれています。

原因ははっきりとはわかっていませんが、細菌やウイルスなどがきっかけの血管障害といわれており、溶連菌などの感染症の後、1〜3週間後に発症することが多い病気です。

子どもが急におなかが痛くなって、足に紫斑がある場合はこの病気が疑われます。

血管性紫斑病の主な症状は?

・主に下半身から軽く盛り上がった紫斑(赤~赤紫の不規則な斑点)が現れる

・腹痛、関節、顔、手足など局所的にむくみが生じることもあります。

・関節の腫れ、痛みを伴う

・激しい腹痛や嘔吐

・血尿や血便が出る

など、軽度から重度まで様々です。

血管性紫斑病の治療法は?

◼︎軽症の場合

受診後、症状に応じ治療します。安静にして様子を見ていれば1か月程で快方に向かいます。

2~3か月で治ることがほとんどです。

◼︎重症の場合

入院治療が必要です。点滴や抗生物質で治療します。

症例の約半数に尿異常があり、腎炎の発症の可能性があります。

定期的な尿検査が必要です。

ホームケアは?

走ったりして足に重力がかかると、再び静脈圧が上がって紫斑を繰り返すことがあります。

ケガをしないように注意しましょう。

少し長くかかる場合には、気長に、自宅での療養はできるだけ安静にしましょう。

さいごに

血管性紫斑病は、数ヶ月間~数年間隔で再発する可能性がありますが、予後はほぼ良好です。

再発した際は、かかりつけの小児科の先生に相談しましょう。