魚の目ができる原因

魚の目は、長時間圧迫され続けた部分を保護するために、角質が皮膚の内側に向けて硬く厚くなることで起こります。

魚の目には皮膚の表面から画鋲のように刺さったような「芯」があり、この芯が真皮を刺激して痛みを感じます。また、魚の眼球に似ていることから魚の目と呼ばれています。

サイズの合わない靴を履き続けたり、姿勢が悪く片側に重心を置いて立つ癖が原因で起こるとされています。

また、血行不良から新陳代謝が悪くなり、古い角質が溜まりやすくなっていることも原因になります。

魚の目ができやすい条件には以下のようなものがあります。

◼︎ヒールやパンプスなど、足に負担がかかる靴をよく履く
◼︎靴の先が狭く、足の指が圧迫される靴をよく履く
◼︎姿勢が悪く、歩き方に癖がある
◼︎ケガなどをかばいながら、かたよった重心のまま歩く
◼︎職業やスポーツなどで、手や指の同じ部分にいつも力が入る
◼︎角質がうまく代謝されない
◼︎魚の目の芯が取りきれていない

子供に魚の目ができる原因は?

子供の足にできる魚の目のような症状は、ウイルスが原因のイボである確率が非常に高いと考えられます。

スポーツなどによって魚の目ができることはありますが、体重が軽く足に負担のかかりにくい子供には、基本的には魚の目ができることがありません。

見た目だけで魚の目と判断して市販薬などで治療すると皮膚を痛めてしまうおそれがあるため、子供に魚の目のような症状がみられた場合はなるべく早く皮膚科を受診しましょう。

子供の魚の目について詳しくは関連記事をごらんください。

魚の目のイボ・たこの違い

魚の目・イボ・たこの3つは、関連付けて考えられることが多い症状ですが、それぞれの症状が起こるまでのメカニズムや特徴に違いがあります。

魚の目

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魚の目は、圧迫により芯の先が神経に触れると多くの場合に痛みを感じますが、痛くない場合もあります。

小さいものや芯が浅いものは市販薬で治療が可能ですが、芯が深くまで到達すると、皮膚科でレーザーなどを使用した治療が必要になることもあります。

たこ

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たこは、魚の目と同様に摩擦や圧迫によって起こります。

魚の目との違いは、皮膚の外側に向かって角質が厚くなっており、芯がないという所です。神経に角質が当たることがないので、圧迫による痛みなどもほとんどないといえます。

また、皮膚が角質で覆われているため、削っても出血がありません。

イボ

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ウイルス性のイボは、魚の目・たことは全く違い、ヒトパピローマウイルスというウイルスが原因で発症します。また、かゆみを感じる場合があります。

魚の目は圧迫や摩擦によってできるため、周囲に移ることはありません。しかし、イボの場合はウイルスの感染が周囲にも広がり、イボの範囲が広くなることがあります。

表面がでこぼこしていたり、カリフラワー状になっている場合はイボのおそれがあるため注意しましょう。

見分けがつかない場合は皮膚科に相談することをおすすめします。市販薬での治療を希望する場合は、薬剤師や登録販売者に相談しながら薬を選びましょう。

魚の目とイボの違いについて詳しくは関連記事をごらんください。

魚の目ができやすい場所

魚の目は、皮膚がこすれたり圧迫されやすい場所によくみられます。足の裏では以下のような場所にできやすいため、日頃から重点的にケアしておくと良いでしょう。

手や指にできる場合もある

足にできるイメージが強い魚の目ですが、手や指にできるケースも少なくありません。スポーツをしている人や現場仕事で手に力を入れることが多い人などは、手に魚の目ができやすいといえます。

指の間や指先に魚の目のようなものが現れたら、サポーターをつけるなどして悪化を防いだり、治療をしたり早めに対処をしましょう。

また、心当たりがないにも関わらず手の角質が分厚くなってきた場合は、ウイルス性のイボなど他の病気のおそれがあります。独断での治療はやめ、医療機関を受診することをおすすめします。

魚の目の治療法

市販薬で治療する

魚の目が小さい場合や魚の目の芯が浅い場合は、市販薬を使用して自宅で治療することができます。

自宅で治療をする場合は、角質を柔らかくする効果のある「サリチル酸」が配合されている市販薬を使用する必要があります。サリチル酸配合の市販薬は、ほとんどが1,000円以内で購入できます。

市販薬には液体タイプと絆創膏タイプがあり、自身の好みや日常生活での使いやすさによって使い分けることができます。

魚の目におすすめの市販薬については関連記事をごらんください。

病院で治療する

魚の目が大きい場合や魚の目の芯が深くまで到達してしまっている場合は、皮膚科を受診して治療します。

魚の目・たこ・イボのどの症状かを視診(目視で診断すること)によって判断し、その後治療法を決めていきます。

病院での治療法にはさまざまな種類がありますが、主な治療法はレーザーによる治療です。その他には、削り・液体窒素・電気メスなどによる治療があります。

病院での治療や費用などについて詳しくは関連記事をごらんください。

放置せずに早めの治療を

魚の目は、放置すると日々刺激され続けることによってさらに悪化します。

放置した魚の目の痛みが激しくなると、その部分をかばうようにして歩くことで姿勢が悪くなったり足腰に痛みを感じたりと、二次的な障害をまねく原因にもなります。

放置しても自然に治ることはないので、早めに治療を行いましょう。詳しくは関連記事をごらんください。

魚の目を予防するには?

足の摩擦や圧迫を減らす

靴によって足が摩擦・圧迫される人や歩き方に癖がある人は、保護パッドなどで足を保護すると良いでしょう。

ドクターショール 底まめ たこ 透明ジェルクッション

足の人差し指にひっかけて、足の裏と靴の間にはさむことで衝撃を吸収し足への負担を軽減します。

足にしっかりと固定され、ずれにくいため安心です。また、洗濯が可能なので清潔に繰り返し使用できます。

Dr.Kong 足裏保護パッド(2個入り)

柔らかく伸縮性に優れたジェルが足の裏の負担をやわらげ、痛みを軽減します。中指にひっかけることで固定され、上から靴下やストッキングを履くことができます。

汚れたら水洗いが可能で、繰り返し使用することができます。 

足に合った靴を選ぶ

足の形に合わない靴は、魚の目の原因となります。正しい靴の選び方は次の通りです。

◼︎つま先に1〜1.5cmほどの隙間がある
◼︎足の左右・足の甲が圧迫されすぎていない
◼︎中敷が土踏まずにフィットしている
◼︎靴がかかとのカーブに沿っている

また、女性のヒールやパンプスなども魚の目ができやすくなる原因となるため注意が必要です。

角質をこまめにケアする

足や手の角質が硬いと感じ始めたら、魚の目ができてしまう前に角質のケアを行いましょう。保湿クリームなどを使用するのも効果的です。

P. Shine ビューティーフット レギュラー 120/220 角質除去 フット用品

プロのフットケアサロンでも実際に使用されている角質ケア用品です。

使用する前にお湯に足をつけるなどして角質を柔らかくしておくことがポイントです。使用後は足用の保湿クリームなどでケアしてください。 

おわりに

魚の目は悪化すると強い痛みを引き起こします。痛みをかばって歩くことによる二次障害を防ぐためにも、なるべく早く治療を行うことをおすすめします。