男女年齢問わず、悩ましいニキビ問題。頬やおでこ、あごなどの目立つ場所だけではなく、こめかみもニキビができやすい箇所としてあげられます。

髪の毛で隠れていると気にならない場合もありますが、こめかみのニキビは大きくなったり、赤ニキビになりやすく、跡が残りやすい傾向にあるので注意が必要です。

この記事では、こめかみニキビの原因や治し方・予防法を紹介します。

こめかみニキビの原因

こめかみニキビが出来やすい原因は、おもに次の3つが考えられます。

髪の毛が触れている

髪の毛はどんなに洗髪をしても、汚れが付着しやすく油分を含んでいます。髪の毛が触れることで、肌を刺激したり雑菌が肌に繁殖するので、ニキビができてしまいます。おでこやフェイスラインにニキビができる人は、こめかみにもニキビができやすくなります。

洗顔料のすすぎ残しがある

顔の中心部と異なり、おでこや髪の生え際であるこめかみは、どうしても洗顔料のすすぎ残しが多くなります。洗顔料の成分や油分が毛穴に入り込むことで、ニキビができやすくなってしまいます。シャンプーやトリートメントのすすぎ残しや、整髪料が髪の毛に残っていても同様です。

枕カバーを取り替えていない

頬やフェイスライン、こめかみにニキビができる人は、枕カバーの汚れが原因である可能性があります。横向きに寝る人は、枕カバーが肌に接触します。枕カバーに汚れや皮脂が付着していると、ニキビの原因となってしまいます。

そのほかの原因

こめかみニキビだけではなく、ニキビ全般の原因として、過剰な皮脂の分泌とホルモンバランスの乱れが挙げられます。

オイリー肌の場合、間違ったスキンケアで皮脂が過剰に分泌されていることが多くあります。また、ストレスや睡眠不足などの生活習慣によって自律神経が乱れることも肌にとって悪影響を及ぼします。

こめかみニキビの治し方と予防法

洗顔方法を見直す

こめかみニキビはほかのニキビと同様に、肌を清潔に保つこと、刺激を与えないことが重要です。そこでニキビを治す正しい洗顔方法を覚えておきましょう。

洗顔は入浴時に行うようにし、シャンプーのあとに行ってください。洗顔後にシャンプーやトリートメントをすると、せっかく汚れを落とした肌に成分が付いてしまいます。

1)洗顔前に必ず石鹸で手を洗う

手が汚れているとせっかくの洗顔料が手を洗う石鹸の役目をしてしまい、うまく泡立ちません。

2)洗顔料はピンポン玉になるくらいまで泡立てる

手のひらをすぼめて洗顔料をとり、お湯を少しずつ加えて空気を含めるように泡立てていきましょう。泡立てが難しい場合は泡立てネットなどの使用がおすすめです。

3)力を入れずに泡を転がす

洗顔料が泡立ったら、優しく泡を転がすように洗顔をします。顔の皮膚は薄いため、肌への摩擦はニキビの原因・悪化を招くだけでなく、将来的にくすみ、シミ、しわまで招いてしまいます。

4)すすぎは必ずぬるま湯で

熱いお湯は肌に必要な水分や油分を流してしまいます。肌が乾燥しているとさらに皮脂を排出してしまうので、お湯の温度には気をつけてください。

5)タオルで絶対にこすらない

洗顔後にタオルでゴシゴシと顔を拭くような刺激は厳禁です。清潔なタオルを使い、そっと押し当てるようにして使ってください。

髪の毛がかからないようにする

治りを早めるには、ニキビを刺激しないことが大切です。

前髪やサイドの髪がこめかみニキビを刺激しないように、ピンやカチューシャなどでまとめましょう。

油分の多いファンデーションの使用はできるだけ避ける

ニキビに刺激は禁物で、ファンデーションを塗ることで肌に刺激を与えてしまうので、なるべく塗らないようにしましょう。また、ニキビの原因菌であるアクネ菌は、皮脂をエサに繁殖します。ファンデーションには油分が含まれているので、要注意です。

ニキビをどうしてもカバーしたい場合は、油分の少ないコンシーラーを選ぶようにします。それでも刺激となり、毛穴をふさいでしまうので、ニキビのあるときは極力控えてください。

寝具を清潔にする

枕カバーを毎日交換することが難しい場合、フェイスタオルを使用することをおすすめします。毎日かんたんにできるので、ニキビを治したい場合は習慣にしてみてください。

生活習慣を改善する

また、ストレスや偏った食生活、睡眠不足などの不規則な生活がホルモンバランスの乱れや代謝を滞らせている場合には、生活習慣を見直すことが大切です。

市販のニキビ治療薬の使用も効果的

ニキビができたときは悪化する前に市販薬で対処することが可能です。

市販薬にはさまざまな製品が販売されているため、自分の症状や年齢に適した薬を選択しましょう。

規則正しい生活に気を使っていてもニキビができやすい場合、体質の可能性もあります。体質改善のために、次のような漢方薬を取り入れてみるのも良いでしょう。

■清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
赤いニキビが目立つ人におすすめです。熱や炎症をおさえる作用があり、皮脂の分泌をおさえます。

■当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
ホルモンバランスの調整で過剰な皮脂の分泌をコントロールします。血液をサラサラにして血の巡りを良くする作用もあります。

■桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)
血流をよくして新陳代謝を活発にします。

■荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)
皮脂の分泌をおさえます。血流を改善して代謝を高めます。

漢方は体質によって、効く効かないという個人差が大きいことが難点です。そのため、初めて漢方を使用するときは、漢方薬局などの漢方専門医がいるところで相談することをおすすめします。自分の体質に合う漢方を見つけることができた場合、市販薬を検討することも可能です。

次の関連記事ではニキビに効果的な市販薬を紹介しています。

おわりに

こめかみニキビを治すためには、肌を清潔に保つこと、髪の毛や手で触れないようにすることが大切です。改善がみられない、繰り返しできてしまう場合は、市販薬や漢方薬を取り入れてみてください。もし痛みを感じたり、跡に残るようなひどい状態になった場合は、皮膚科医に相談するようにしましょう。