近年、紫外線の人体への悪影響が明らかになるなかで、紫外線の量は増加の一途で紫外線対策の重要度は増すばかりです。
紫外線対策として一番にあがるのは日焼け止めですが、目に入ってくる紫外線に対しては日焼け止めを塗れないため、帽子やサングラス・メガネで防御するしかありません。
日焼け止めのベタつきが苦手、肌が荒れてしまうので出来るだけ塗りたくない、万全の紫外線対策をしたい・・
そんな人のために、この記事では紫外線対策グッズである帽子やサングラス・メガネの選び方やおすすめを紹介します。
紫外線対策グッズ① 帽子の選び方
帽子は顔や首だけでなく、頭皮や髪に当たる紫外線も遮ってくれます。さらに、目に入ってくる紫外線は約20%カットすることができるといわれています。
紫外線カットに適した帽子を選ぶポイントをご紹介します!
紫外線対策にはつばの広いハットタイプの帽子を
紫外線対策をするならキャップやサンバイザーより、ハットタイプの帽子がおすすめです。
つばの幅も広い方が良く、7cmのつばがある帽子なら紫外線を60~70%カットします。さらに10cm以上のつばなら紫外線を90%もカットできるといわれています。
最も紫外線を通さない色は黒
紫外線の透過率は色によってかなりの違いがあり、濃い色ほど紫外線を通しにくいといわれています。白の紫外線透過率19.4%に比べると、黒の紫外線透過率は1.7%!
ただし、黒は最も熱を通しやすい色です。夏に黒い帽子をかぶっていると暑さを感じるのはそのためです。逆に白は紫外線を通しますが、熱は通しにくい色です。
紫外線と熱中症予防には、黒色で通気性の良い帽子がおすすめ。
UVカット素材の帽子がおすすめ
紫外線がカットできても黒は似合わないからイヤ・・という方は、素材に注目しましょう。UVカット素材の帽子であれば、好きな色を選ぶことができます。
UVカット素材の商品を選ぶときに1つの目安になるのがUPF(ウルトラバイオレットプロテクションファクター)です。
UPFは、衣類や帽子などの繊維製品に使われる紫外線カットの数値で、日焼け止めに使われるSPFやPAと同様に、紫外線カット効果を数値で表したものです。「50+~40」「35~25」「20~15」の3段階あり、UPF50+が最高値で、実に95%以上の紫外線をカットできます。
【おすすめのUVカット帽子】
アウトドアブランド「カリマー」の帽子です。UPF50+のUVプロテクション効果があり、通気性もバッチリで蒸れません。普段使いはもちろん、海に山にキャンプに夏フェスにと様々なシーンで使えます。
アウトドアブランド「カリマー」の帽子です。UPF50+のUVプロテクション効果があり、通気性もバッチリで蒸れません。普段使いはもちろん、海に山にキャンプに夏フェスにと様々なシーンで使えます。
裏地部分にCOOLMAX生地を使用しているので、夏でも涼しく快適です。UVカット率99%で、つばは約12㎝。コンパクトに折りたためて、持ち運びにも便利です。
顔だけでなく、首元まで肌をガードします。室内では、丸めてカバンの中に入れることができます。
紫外線対策グッズ② サングラス・メガネの選び方
近年、目に入った紫外線に脳が反応し、メラニン色素を作らせるホルモンが出て全身を黒くするという実験結果が発表されました。さらに目に入った紫外線は、目の疾患の原因となります。
肌だけではなく目にも紫外線対策は必須。サングラスやメガネで紫外線をしっかりカットしましょう。
UV400は紫外線を99%カット
サングラスやメガネにおいて、レンズの色と紫外線のカット率は関係ありません。サングラスやメガネを選ぶ時は、「紫外線透過率」または「紫外線カット率」の文字を参考にしましょう。
サングラスやメガネには、「UVケア」「UVカット」「UV400」の3種類があります。
【紫外線の種類】 ※nm=ナノメートル、紫外線の波長の長さを表わす。 |
「UVケア」や「UVカット」のサングラスやメガネは、315nm以下の紫外線しかカットできませんが、「UV400」の表示があるサングラスやメガネなら、400nm以下の紫外線をカットしてくれます。なお「UV400」は、紫外線を99%カットできるといわれています。
偏光レンズのサングラスがおすすめ
偏光レンズは、太陽の光などの自然光だけでなく、水面やガラスなどに反射した光線も遮ってくれます。下からの照り返しなどもカットしてくれるので、スポーツの時や車を運転する時にも便利です。
紫外線対策サングラス・メガネのおすすめ
アウトドアブランド「コールマン」の女性用サングラスです。「UV400」で偏光タイプです。
ここ数年のサングラスのトレンドであるウェリントンタイプです。男女共にお使いいただけます。
こちらはグラスに色が入っておらず、サングラスに抵抗感がある人にも使いやすいメガネです。スッピン隠しにもおすすめです。
おわりに
帽子やサングラスなど、紫外線を物理的にシャットアウトするグッズは、紫外線対策に有効です。お気に入りのグッズを見つけて、皮膚や目を紫外線から守りましょう。