アトピー性皮膚炎の毎日のスキンケア!成分からみる市販薬の選び方

アトピー性皮膚炎のスキンケアについて解説。アトピーの治療の基本、市販の保湿剤や保湿ケア商品の選び方を成分などからわかりやすく紹介します。ミナカラ薬局がピックアップした商品も掲載。

アトピーは市販の薬で治せる?

アトピーの治療を最初に始める場合は、必ず皮膚科を受診しましょう。

アトピーは発症のメカニズムや原因が明確になっていない部分もあるため、医師の診断を受けずに自己判断で家に残っている処方薬や市販薬を使用することはおすすめできません。

また、ただの乾燥肌だと思っていたのに、なかなか治らずに実はアトピーだった、というケースもあります。

アトピーの疑いがある方はまずは皮膚科を受診して、医師の診断を受けてください。

アトピーは薬で治す

アトピー治療の基本は、ステロイド外用薬を始めとする薬物療法になります。

アトピーの薬の種類は複数あり、症状に合わせて医師の診断のもと薬が処方されます。処方された薬を一定期間使用して経過を見ながら、薬の量や種類を変更して症状を安定させます。

使用する薬について詳しくは以下に記事をごらんください。

日常的なスキンケアに市販の保湿剤を活用!

アトピーの治療の一つに、日常的なスキンケアがあります。スキンケアでは、皮膚の保湿や乾燥を防ぐことを目的にし、保湿剤を使用します。

受診時に病院で保湿剤を処方されることもありますが、症状の程度によっては市販の保湿剤を医師から紹介されることもあります。

市販の保湿剤を使用する場合

処方薬・市販薬に限らず、保湿剤の種類は数多くあります。薬が合う合わないには個人差があるため、自分に合った薬を見つけましょう。

病院での治療に加えて、スキンケア目的で市販の保湿剤を使用する場合は、事前にかかりつけの皮膚科の医師に相談してください。

アトピーの重症度によっては、市販の保湿剤ではなく処方薬での治療が必要な場合があります。

市販の保湿剤・保湿ケア製品を選ぶポイント

医師と相談の上で市販の保湿剤を選択するときは、以下のポイントを意識しましょう。

成分に注意

市販の保湿剤としては、ヘパリン類似物質があります。

アトピーの症状が悪化する要因のひとつに「乾燥」があげられます。乾燥を防ぎ保湿を行う成分はさまざまありますが、市販の保湿剤の成分では「ヘパリン類似物質」が医療機関でも処方されるもののひとつです。

処方薬では「ヒルドイドソフト軟膏」などと有効成分が同じですが、市販の製品は使い心地などにまた違いがあります。

市販の製品を使用したいという方は担当の医師に相談してみましょう。

なお、保湿ケアなどの化粧品はそれぞれ含まれている成分が異なり、一概にどの成分が良いとはいえません。

低刺激の製品を選ぶ

保湿剤だけではなく化粧品などの保湿ケア商品を選ぶときも、アルコールフリー・無着色・無香料などの低刺激のものを選びましょう。

どの商品が自分の肌に合うかは人それぞれ異なります。可能であれば、購入前にパッチテストを行うことが望ましいです。

なお、使用後に炎症などの異常が現れた場合は、使用を中止してかかりつけの皮膚科の医師に相談してください。

保湿剤・保湿ケア化粧品どちらでもOK

保湿を目的とした市販の商品には、医薬品に分類される「保湿剤」だけではなく、化粧品に分類される「保湿ケア商品」もあります。

医薬品と化粧品はさまざまな違いがありますが、大きくは含まれている成分が異なります。必ずしも医薬品のほうがアトピーのスキンケアには良いと言い切れるわけではないので、自分の肌に合った商品を選ぶことが重要です。

一般に、医薬品に分類されるものや白色ワセリン系(プロペト・サンホワイトなど)の軟膏は、保湿力が非常に優れています。

そのほか保湿ケア商品の化粧水やクリームにも、低刺激でなおかつ使い心地の良いものがあるため、医師に相談するのも良いでしょう。

乾燥を防ぐヘパリン類似物質配合の市販薬

ヘパリン類似物質は、病院で処方される保湿剤にも含まれている成分です。

特に水分保持能に優れ、軽度の乾燥肌であれば単独の使用でも効果があります。また、刺激性が低いため、刺激に敏感なアトピー性皮膚炎の方でも使用しやすいのが特徴です。

ただし、ヘパリン類似物質が配合された薬には、処方薬のヒルドイドソフト軟膏などがあるため、まずは担当の医師に相談してみるのも良いでしょう。

ヘパリン類似物質配合の市販薬について疑問などがある場合は、ミナカラ薬局の薬剤師に相談できる「薬剤師オンライン医療相談」をこ利用ください。

ヘパリン類似物質配合の市販薬一覧

<ヘパリン類似物質配合の市販薬の一覧はこちら>

ヘパリン類似物質が含まれている市販薬は数多くありますが、ヘパリン類似物質のみが配合されている単一成分の保湿剤を選びましょう。

また、単一成分のものでもメーカー側からアトピー性皮膚炎には使用しないように注意が出されているものもあります。

使用する前に外箱や説明書をよく確認するようにしましょう。

ミナカラ薬局のピックアップ

HPクリーム

ヘパリン類似物質の市販薬の中でも、HPシリーズは、医薬品メーカーの大手・グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社が作っているヘパリン類似物質の保湿剤です。HPシリーズについて、メーカーサイトの「HPクリーム特設ページ」にわかりやすい説明が記載されています。

ヘパリン類似物質のみの単一成分の薬です。処方薬のヒルドイドソフト軟膏と比較して、さらっとなじみやすい使い心地が特徴です。

ヒフメイド油性クリーム

ヘパリン類似物質単一成分の商品です。市販薬のヘパリン類似物質の薬の中では、唯一の「W/O型(油の中に水の粒が混ざっているタイプ)」のクリームであり、処方薬のヒルドイドソフト軟膏に使い心地が最も近いことが大きな特徴です。

一時的な保湿ではなく、長時間潤いを保ちながら水をはじいて肌を保護します。また、素肌を内部構造から整えて、肌本来の姿へ導きます。

保湿ケア商品の選び方の注意

保湿ケアの商品は、できるだけ刺激の少ないものを選びましょう。

皮膚科の医師がおすすめの保湿ケア商品を紹介してくれた場合は、まずはその保湿ケア商品から試してみましょう。

ミナカラでは特に刺激が少なく、医師からも紹介されることがある保湿ケア商品をピックアップします。

医師に使用して良いか相談する際の参考にしてください。

ミナカラ薬局のピックアップ

d プログラム モイストケア ローション W (薬用化粧水) 125mL 【医薬部外品】

毎日の顔の保湿ケアに使用できる化粧水・乳液・クリームです。

dプログラムのモイストケアシリーズは、アルコール無添加・無香料・パラベン(防腐剤)無添加・アレルギーテスト済みの化粧用品です。

アトピー性皮ふ炎の経験がある(アトピー素因肌)方におすすめと、メーカーがうたっている点は他の製品にはない特徴です。

敏感肌の方の協力を得てパッチテストを行っている点も、信頼性の高いポイントです。

化粧水のモイストケアローションW、乳液のモイストケアエマルジョンRを基礎として使い、さらに乾燥が気になる方は、化粧水の上にクリームを使用します。

販売元の資生堂は、肌に合わない化粧品や成分をパッチテストで調べられる皮膚科を紹介しているので、肌に合うか心配な方はパッチテストを利用しましょう。

資生堂による皮膚パッチテストを実施できる皮膚科医院の紹介ページ

キュレル 化粧水 III (とてもしっとり) 150ml

デリケートな肌にも使えるクリームで、顔・体の全身に使えます。潤い成分のユーカリエキスが、角層の深部まで浸透し肌を潤し、外部刺激から肌を守る働きを助けます。

全身に塗り広げてから、ひじ・ひざ・ひざ下・かかとなど、乾燥しがちな部位はさらに重ね塗りをすることがおすすめです。

アレルギーテスト済み・弱酸性で赤ちゃんも使えるなど、弱い肌の方に向いた製品です。

医師からもアトピーの方に紹介されることもある保湿ケア商品ですが、使用する際はかかりつけの医師に相談しましょう。

サンホワイトP-1[化粧油] 50g 2本パック

保湿作用のある白色ワセリンの市販薬の中では、特に成分が高品質で純度が高く、なめらかで刺激が少なく、水分を逃がさない・保護する力が非常に強いことが特徴です。

使い心地がベタつくため、体全体に使うのには向いていませんが、まぶたや唇・指先などにピンポイントで少量から使うのがおすすめの使い方です。

特に乾燥がひどい目元や唇などピンポイントのケアに最適です。

おわりに

アトピーの改善に大切なことは、皮膚科を受診して薬と生活面からの治療を正しく続けることです。

生活面では保湿が大変重要になってきます。

アトピーの方には保湿剤や保湿ケア商品が肌に合わず、何度も試行錯誤を繰り返す方もいますが、低刺激の保湿ケア商品を皮膚科の医師と相談しながら自分にあったものを見つけましょう。

購入はこちらから

紹介されたお薬/アイテム

HPクリーム

ヒフメイド油性クリーム

d プログラム モイストケア ロー...

キュレル 化粧水 III (とても...

サンホワイトP-1[化粧油] 50...

皮膚に関するお役立ち情報

皮膚に関連するQA