たかがニキビ、されどニキビ・・・。思春期の多感な中高校生には、ニキビはとても大きな問題です。

ぽつっとできてしまったニキビから、顔中にひろがるニキビまで程度には個人差がありますが、ニキビが原因で精神的なストレスを抱える若者は少なくありません。

思春期の始まりや終わりは個人差が大きくありますが、早い場合では男子は9歳程度、女子は8歳程度から始まり、18歳前後まで続く場合もあります。

この記事では、思春期ニキビの治し方と予防法を解説します。ニキビをきれいに治して楽しい学校生活を送りましょう!

思春期ニキビの原因

年齢に関係なく大人にもできるニキビは、肌の乾燥、ストレス、不規則な生活によるホルモンバランスの乱れなどが主な原因です。

思春期は体が大きく成長しホルモンバランスが変化する期間で、ニキビの原因にも思春期ならではの原因があります。

皮脂の過剰な分泌

成長過程で男女問わず男性ホルモンの分泌が増えると、皮脂の分泌が多くなります。皮脂は本来、皮膚を保湿する大切な役割があります。しかし、過剰な皮脂は毛穴に汚れをつまらせ、ニキビの原因となります。

おでこから鼻周りにかけてのTゾーンと頬は皮脂が分泌されやすく汚れがたまりやすいため、とくにニキビができやすい箇所です。

アクネ菌

ニキビを引き起こす原因にアクネ菌があります。アクネ菌は顔にいる常在菌で、全ての人の肌に存在する菌です。アクネ菌は皮脂をエサとし増殖していき、ニキビをつくる性質があります。

常在菌であるアクネ菌を完全に殺菌することはできないため、ニキビのできにくい環境をつくることが大切です。

思春期ニキビの症状

ニキビは段階を経て悪化していきます。

毛穴に皮脂がつまり白く膨らんだ状態が「白ニキビ」です。白ニキビに溜まっている皮脂が酸化すると「黒ニキビ」になります。

アクネ菌はたまった皮脂に反応して増殖するため、白ニキビや黒ニキビを悪化させ、赤みや痛みがでる「赤ニキビ」へと進行させていきます。赤ニキビが悪化して膿がでてくる状態が「黄ニキビ」です。

思春期ニキビの治し方

肌は28日周期で、ターンオーバーと呼ばれる生まれ変わりを繰り返しています。毛穴がつまっていると古い角質が肌の表面に残り、肌がうまく再生できません。

ニキビを早く治すためには、過剰な皮脂分泌を抑えながら健康な肌をつくる必要があります。

市販薬を活用する

ニキビができたときは悪化させる前に市販薬で対処することが可能です。

市販薬にはさまざまな製品が販売されているため、自分の症状や年齢に適した薬を選択しましょう。

肌に良い洗顔方法を行う

1)洗顔前に必ず石鹸で手を洗うこと

手が汚れているとせっかくの洗顔料が手を洗う石鹸の役目をしてしまい、うまく泡立ちません。

2)洗顔料はピンポン玉になるくらいまで泡立てる

手のひらをすぼめて洗顔料をとり、お湯を少しずつ加えて空気を含めるように泡立てていきましょう。泡立てが難しい場合は泡立てネットなどの使用がおすすめです。

3)力を入れずに泡を転がす

洗顔料が泡立ったら、優しく泡を転がすように洗顔をします。顔の皮膚は薄いため、肌への摩擦はニキビの原因・悪化を招くだけでなく、将来的にくすみ、シミ、しわまで招いてしまいます。

4)すすぎは必ずぬるま湯で

熱いお湯は肌に必要な水分や油分を流してしまいます。肌が乾燥しているとさらに皮脂を排出してしまうので、お湯の温度には気をつけてください。

5)タオルで絶対にこすらない

洗顔後にタオルでゴシゴシと顔を拭くような刺激は厳禁です。清潔なタオルを使い、そっと押し当てるようにして使ってください。

■朝はぬるま湯で洗顔しよう

夜の洗顔は洗顔料を使用しても、朝はぬるま湯のみで洗顔を行ってください。市販の洗顔料は汚れ落としの成分が強いため、1日に何度も洗うと皮脂を取りすぎてしまいます。夜寝ている間に排出された皮脂は、洗顔料を使わずぬるま湯で優しく流すだけで十分に落とすことができます。

洗顔後の保湿を行う

肌を整えるために、洗顔後の化粧水や乳液などのケアを行いましょう。化粧水にはさっぱり、しっとりタイプ、拭き取るタイプなどさまざまな商品があります。

自分の肌のタイプに合った商品を選びましょう。

■肌がベタつく場合:化粧水と乳液はさっぱりタイプ

化粧水はたっぷりと使い、手のひらで浸透させます。コットンを使用する場合は、絶対にこすらないようにしてください。

乳液は化粧水をなじませてから3分程度たってから使用します。乳液を使いすぎるとベタついてニキビの悪化につながるので気をつけましょう。

また、肌がベタつくオイリー肌の人は、乳液を使うと余計にベタつきニキビができやすくなることもあります。化粧水をしっとりタイプに変え、乳液は使用しないなど、自分の肌に合った保湿方法を見つけていきましょう。

■肌が乾燥しやすい場合:化粧水はしっとり+乳液はさっぱりタイプ

乾燥肌の人は化粧水と乳液の両方をしっとりタイプにすると、一時的に肌が飽和状態となり、乾燥が進んでしまう原因となります。

化粧水か乳液のどちらかをさっぱりタイプにすることで、適度な皮脂分泌を促し肌のターンオーバーが整っていきます。

寝具やタオル類は毎日変える

まくらカバーと布団カバー、顔を拭くタオルなど、肌に触れるものは常に清潔な状態にしておきます。洗顔と保湿でニキビのできにくい肌の土台をつくっても、顔に触れるものが汚れていたり酸化していたら意味がありません。

枕カバーには顔に塗った乳液などがついていることも多く、毎日同じものを使用するのはニキビの原因となります。枕カバーをこまめに取り替えるか、代わりにタオルを敷くなど清潔な状態を保ちましょう。

思春期ニキビの予防法

毎日の洗顔や保湿でニキビを治し、健やかな肌を手に入れるためには、内側からのニキビケアも大切です。毎日の生活の中でかんたんにできるニキビ予防を実践していきましょう。

質の高い睡眠をとる

体の成長を促すホルモンが最も分泌されるのは22時〜深夜2時です。

成長ホルモンは新陳代謝を活発にし、肌の細胞の回復や成長も促してくれるため、22時から深夜2時の間にしっかり睡眠をとることでニキビ予防につながります。

腸内環境を整える

便秘や乱れた食生活は腸内環境を悪化させます。腸内環境が悪化すると、ニキビや肌荒れとなど目に見えてわかりやすい症状として現れます。

腸内環境を整える乳酸菌が含まれているのはヨーグルトです。他にも、納豆やキムチなども乳酸菌が多く含まれています。毎日の食事に取り入れてみましょう。

■ヨーグルトを食べるポイント

・すぐにニキビが改善するものではないので、約1か月間は継続する
・1日100g程度を目安にする
・はちみつなどのオリゴ糖と一緒にとる

おわりに

ニキビ対策に大切なのは清潔で健やかな肌をつくることです。

ニキビができるとついつい触ってしまいがちですが、手は雑菌だらけであることを忘れずに。正しい洗顔と保湿を毎日の習慣とし、まずは1か月取り組んでみてください。