肌の赤みの原因

肌荒れで肌が赤くなる原因はさまざま考えられます。肌に赤みが出る症状を紹介します。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

脂漏性皮膚炎はニキビと間違えやすい肌の病気です。

肌のターンオーバーが早まり、ポロポロと皮膚がむけやすくなることが特徴です。顔だけでなく、耳のうしろやワキの下、太もものつけ根などの汗や摩擦の多いところに湿疹が現れるようになります。

酒さ(しゅさ)

酒さは、頬のあたりにびまん性紅斑という皮膚に発赤ができる病気です。日光に長く当たることや、精神的なストレスによって起こります。

腫れや毛細血管の拡張をともない、赤みに触れると熱さを感じます。ニキビのようなぶつぶつが多数できることもあり、湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビを併発していることも多く、判別がつきにくいので注意が必要です。

乾燥

乾燥肌の人や乾燥しやすい季節になると、肌の水分量が減少し、肌につっぱりやかさつきを感じたり、皮が粉をふいたような状態になります。

肌のバリア機能が壊れ、さらに乾燥が進むと、肌の薄い人は赤みが目立つようになります。真冬の寒い時期は室内外の急激な温度変化によって、毛細血管が拡張し赤みとして見えることもあります。

ニキビ跡

ニキビが初期の段階で治らず、悪化したことが原因でニキビ跡として残ります。ニキビ跡の炎症を起こした皮膚を修復しようと毛細血管に血液が集まり赤くなります。

赤みの状態は、程度の軽いものから色素沈着したものまでさまざまあります。赤みのあるニキビ跡が悪化すると、色素沈着してしまったり、クレーターのような跡になってしまいます。

自宅で治す!肌の赤みの改善方法

肌の赤みを治すために、肌のターンオーバーを正常に戻すことを意識しましょう。

肌は約1か月で生まれ変わり、この周期をターンオーバーと呼びます。年齢を重ねたり、肌荒れを起こすとターンオーバーが長くなり、肌の生まれ変わりが遅くなります。ターンオーバーを正常に戻すためにはストレスを溜めない健康的な生活を送ることが大前提になります。

生活習慣の改善以外で、日常でできる改善方法を紹介します。

正しい洗顔を行う

肌荒れを起こしているときの洗顔はとくに大切です。洗顔方法は赤みだけではなく肌荒れに共通した対策なので、正しい手順を覚えましょう。

1)洗顔前に必ず石鹸で手を洗うこと

洗顔前には手を綺麗に洗ってください。手が汚れているとせっかくの洗顔料が手を洗う石鹸の役目をしてしまい、うまく泡立ちません。

2)洗顔料はピンポン玉になるくらいまで泡立てる

手のひらをすぼめて洗顔料をとり、お湯を少しずつ加えて空気を含めるように泡立てていきましょう。泡立てが難しい場合は泡立てネットなどの使用がおすすめです。

3)力を入れずに泡を転がす

洗顔料が泡立ったら、優しく泡を転がすように洗顔をします。顔の皮膚は薄いため、肌への摩擦は赤みを悪化させるだけでなく、将来的にくすみ、シミ、しわまで招いてしまいます。

4)すすぎは必ずぬるま湯で

熱いお湯は肌に必要な水分や油分を流してしまいます。肌が乾燥しているとさらに皮脂を排出してしまうので、お湯の温度に気を配りましょう。

5)タオルで絶対にこすらない

洗顔後にタオルでゴシゴシと顔を拭くような刺激は、赤み肌には厳禁です。清潔なタオルを使い、そっと押し当てるようにして使ってください。

■朝はぬるま湯で洗顔しよう

夜の洗顔は洗顔料を使用しても、朝はぬるま湯のみで洗顔を行ってください。市販の洗顔料は汚れ落としの成分が強いため、1日に何度も洗うと皮脂を取りすぎてしまいます。夜寝ている間に排出された皮脂は、洗顔料を使わずぬるま湯で優しく流すだけで十分に落とすことができます。

症状に合わせれ化粧水を選ぶ

脂漏性皮膚炎や酒さの場合、刺激の少ない化粧水を選びます。乾燥の赤みの場合は、しっかりと保湿をしてください。ニキビ跡の場合は、ビタミンC誘導体が含まれている化粧水がおすすめです。

いずれの赤みの場合も、角質を取るピーリング行為を過剰に行い肌に刺激を与えすぎないことを意識します。拭き取るタイプの化粧水は週に1度程度にとどめましょう。

肌を冷やすのは熱感があるときのみ

肌の赤みには冷やすと良いと思われがちですが、赤みの種類によっては逆効果となる可能性もあります。

脂漏性皮膚炎や日焼け後の炎症、かゆみなど、赤みに熱を持っている場合は応急処置として冷やすと症状が治まります。乾燥している場合の赤みには、化粧水やクリームなどを手のひらでよく温めてから使ってください。

市販薬を使う

肌の赤みなどの肌トラブルには市販の薬の使用も効果的です。肌の赤みなどに効く薬については、関連記事をごらんください。

肌の赤みを皮膚科で治す

軽度の赤みは自宅でも対処できますが、湿疹や炎症を起こしている場合には、皮膚科を受診して適切な薬を処方してもらいましょう。処方薬と合わせて正しいスキンケアを行うことで肌の赤みを改善します。

色素沈着を起こし赤みが数年続いて跡になってしまっている場合には、美容皮膚科での施術が必要です。

皮膚科で外用薬を処方してもらう

脂漏性皮膚炎や湿疹で皮膚科を受診すると、赤みやかゆみなどの炎症が強い場合、抗炎症作用のあるステロイド外用剤が処方されます。乾燥がひどい場合にはワセリンなどの保湿剤やクリーム、ローションなどが処方されます。

美容皮膚科で治療をする

ニキビ跡や色素沈着を起こしている場合には、皮膚科ではなく美容皮膚科を受診します。ニキビ自体は皮膚科での治療対象ですが、ニキビ跡の場合は診療外であるためです。

美容皮膚科では、フォト(光)治療やケミカルピーリングなど、個人の状態によって治療方法が異なるので、詳しくは受診時に相談しましょう。

おわりに

赤みのある肌荒れは、肌のターンオーバーを整えることで改善につながっていきます。毎日の正しい洗顔とスキンケアを行いましょう。改善されない場合には皮膚科を受診して適切な治療をうけることをおすすめします。