まだまだ寒いこの季節。
お正月にはこたつに入りながらゆっくりして、テレビを見ながらミカンを食べる。日本人にはよくある光景ですね。

しかし、そのミカンを取る手がついつい止まらなくなって、一日にいくつも食べてしまった経験はありませんか?
人によっては1日に5個も6個も、さらに気づいたときには10数個も食べていたなんて人も少なくありません。

そんなとき、「あれ?手が黄色くなってる?」と感じたことはありませんか?
昔から「ミカンを食べ過ぎると手が黄色くなる」って言いますよね。
果たしてそれは本当なのでしょうか。。。?

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手が黄色くなるのは本当です!その理由は・・・

結論から言いますと、手が黄色くなるのは本当です。
厳密に言えば、手だけではなく体の皮膚に黄色くなる症状が現れています。

しかし個人差もありますので、一日に何個以上食べたら黄色くなるとははっきりいえませんが、毎日何十個も摂取し続けている人は体の皮膚が黄色くなっているのは確かでしょう。

それではなぜ黄色くなるのか、気になるその理由は、ミカンに含まれているβ(ベータ)カロテンにあります。
ミカンの黄色い色素は、なんとなくビタミンCが黄色と関係しているのかと思われがちですが、ビタミンCは無色透明なので、黄色い色素の正体はβカロテンにあるのです。

βカロテンを過剰に摂取すると、血液中のβカロテン濃度が高くなって、色素が皮膚に沈着し黄色くなります。
カロテンは脂溶性なので、脂肪に蓄えられて、脂質の多い角質の厚い部分に沈着しやすいため、手のひらや足の裏が特に目立つのです。

この症状のことを「柑皮症(かんぴしょう)」といいます。

最初にミカンの皮をたくさんむいていると指先が黄色くなるのは、βカロテンが指先につくからです。

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βカロテンを多く含んでいる食べ物

βカロテンは、緑黄色野菜や果物類に多く含まれているので、ミカン以外でもβカロテンを過剰摂取すれば柑皮症を引き起こします。

βカロテンを多く含んでいる食べ物は、柑橘系の果物の他に、ニンジン、カボチャ、トマト、ブロッコリー、ホウレンソウ、トウモロコシ、焼きのり、などをたくさん食べても皮膚が黄色くなります。

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黄色くなったら戻るの?

皮膚が黄色くなるのは、過剰摂取による症状なので病気ではありません。
みかんやβカロテンを取る量を減らせば、少しずつ皮膚の色は戻っていきます。

カロチンは脂溶性のため、高脂血症の人や脂質異常症の人は血中のβカロテン濃度が高くなりやすいので柑皮症になりやすいそうです。

ちなみに、肝臓機能の障がいによって起こる「黄疸(おうだん)」という皮膚が黄色くなる病気の症状がありますが、それとこれとは全く違うものです。

 

さいごに~ミカンは栄養価が高いけど食べすぎには注意~

ミカンは栄養価が高く、健康にもよいとされ美容効果もあり手軽に食べられる食べ物です。

ビタミンCやクエン酸が豊富で、疲労回復、便秘解消、お肌のハリ、ガン予防、免疫力を上げる効果もあります。
ミカン2個で大人1日分のビタミンCの量を満たしてくれます。また、ミカンの果実よりも白いスジや袋に栄養が詰まっているので一緒に食べてみるとよいでしょう。

しかし、肌が黄色くなってくるほど食べるのは食べ過ぎだと思われるので注意しましょう。
ビタミンCは、一定量以上取りすぎても余分な量は尿として排出されてしまいます。

一日に2個~3個を目安にしておくのが良いと思われます。

いくら栄養のあるものでも食べ過ぎや偏食はよくないのです。
お休みが続くと生活を崩しがちになりますが、栄養バランスの良い食生活を送れるようにしましょうね。