肌のお手入れはしていても、唇までケアできていますか?
唇は外的な刺激によってとても影響を受けやすいデリケートな部位です。

なぜ唇が乾燥し荒れるのか、原因を知って適切なケア方法を習慣にしましょう。

唇は乾燥しやすくデリケートな部位

唇は皮膚が薄く、脂を分泌する皮脂腺や汗腺がほとんどありません。

通常、手足や顔などの皮膚は、皮膚を構成している層の外側に分泌している皮脂によって、水分の蒸発が防がれています。

 

皮脂腺が少ないことから、他の部位と比べても、唇は乾燥に対してとても敏感でデリケートといえます。 

また、唇は他の部位よりも、肌の生まれ変わりをうながすターンオーバーが早いという特徴があります。皮膚の層の中でも「角質層」が少ないためターンオーバーも早く、3〜5日ですべての細胞が入れかわっています。

ターンオーバーが早いということは、唇を傷つけても治りは早いということになりますが、ケア方法を間違えていると、唇の細胞がもろい状態のままで、かえって荒れやすくなってしまいます。

唇が乾燥する生活習慣

紫外線を浴びる

強い日差しなどで紫外線を浴びることで、他の皮膚と同じように唇もダメージを受けます。

唇は紫外線をブロックする役割をもつメラニンの量が少ないので、ダメージを蓄積しやすい特徴があります。

唇をなめる癖

唇をなめることで唇の皮脂が減り、乾燥が進むこともあります。

唇が乾燥して無意識に唇をなめるていると、結果的に乾燥を引き起こします。唇の乾燥は進行すると亀裂が入る原因になり、痛みをともなうので注意が必要です。

栄養不足

食生活の偏りは唇が荒れる原因のひとつになります。特に、ビタミンB2やビタミンB6は皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあり、不足するとさまざまな皮膚のトラブルがおこるおそれがあります。

血行不良

血液の循環が悪いと、水分や栄養素がうまく唇の皮膚に行き渡らず、乾燥や炎症の原因になります。冬場など気温が低い場合は特に起こりやすくなります。

口紅やリップクリームなどの外的刺激

女性が使うメイク用具やリップクリームは、唇の荒れを引き起こす原因になる可能性があります。

アレルギーの直接的原因にならなくても、体に合わず唇が炎症を起こすことにもつながります。唇が乾燥したり荒れていたり、なんらかの症状がある場合や症状が悪化している場合、化粧品を使い続けるのはやめましょう。

簡単にできる普段のリップケアは?

紫外線対策をする

肌には日焼け止めを塗りますが、唇を紫外線から守るには、UVカット成分が含まれているリップクリームを使いましょう。

夏場の日差しが強いときは、日焼け止めと一緒に持ち歩くと安心です。

リップクリームで保湿する

保湿成分のあるリップクリームはとても身近な乾燥対策になります。

また、唇は乾燥が原因で荒れたり、痛みを発症することがあります。冬場は特に湿度が低く、乾燥しやすいため、室内を加湿するなどの配慮があると好ましいです。

 

なお、乾燥したらリップクリームを塗り直すということは大切ですが、塗る回数が多すぎるのもよくありません。唇は摩擦によって荒れやすくなるため、1日に何度もリップクリームを塗ってしまうと唇を必要以上に摩擦してしまい、かえって荒れやすくなります。
「メイクの前」「食事の後」「お風呂上がり」など、あらかじめ塗るタイミングを決めておくとよいでしょう。

唇をなめない・さわらない

唇をなめることで皮脂膜が減ってしまい、乾燥の原因になります。

また、荒れた唇をさわることで敏感になっている皮膚に刺激を与えることになり、症状が悪化する場合もあります。
炎症をおこしている部分などは、できるだけなめたりさわったりしないように意識しましょう。

ビタミンを摂取する

ビタミンB2やビタミンB6は皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあり、不足するとさまざまな皮膚のトラブルがおこるおそれがあります。

皮膚を健康な状態にするため、食生活を見直しましょう。皮膚の粘膜を修復する働きのあるビタミン群が含まれるものを意識的に食事に取り入れることで、肌の免疫力を維持します。

 

<皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミン群が含まれる食材>

ビタミンB2:魚や卵、乳製品

ビタミンB6:赤身の魚や、ヒレ肉やささみなどの脂が少ない肉類

休息をとる

しっかり体を休ませることも大切です。

夜更かしをすると本来夜間にでる成長ホルモンがうまく分泌されず、健康な細胞をつくりだすことができなくなってしまいます。十分な睡眠時間を確保しましょう。

薬剤師おすすめ!唇の乾燥に使う市販薬

ワセリン

ワセリンは皮膚の保護剤です。角質層まで浸透することはなく、肌表面に膜をつくりさまざまな刺激から唇を守ります。

また、保湿効果もありますが、水分を与えるというわけではなく、あくまで表面の水分を閉じ込めるだけです。そのため、お風呂上がりなど水分が蒸発してしまった肌には化粧水で水分を補給し、その上からワセリンを塗りましょう。

 

【保湿クリーム】ベビーワセリンリップ 10g(携帯用 乾燥肌 パラベンフリー)

クチピアLip

医薬品のリップクリームには乾燥して荒れた唇の皮膚を修復する成分や炎症を鎮める成分が含まれているものがあります。乾燥がすすみ繰り返す唇の荒れに悩んでいる方は試してみるといいでしょう。

「クチピア」はワセリンを基剤として使用しており、修復成分であるアラントインや抗炎症成分のグリチルレチン酸、皮膚・粘膜の健康を維持するビタミン成分が配合されています。

乾燥や炎症を繰り返しており、保護以外にも効果を得たい方は、必要な成分がひとつにまとまったクチピアをおすすめします。