湿疹(しっしん)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年10月17日

湿疹(しっしん)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

湿疹は外部からの刺激と体質などの内的な原因が互いに影響しあって起きます。

外部からの刺激

皮膚には外の刺激から体を守るバリア機能があります。バリア機能が低下したり、バリア機能を上回る刺激の強い物質に触れることや、アレルゲンによって免疫機能が過剰反応を起こすと湿疹の症状が現れます。

薬の副作用、化粧品や洗剤などの化学物質、ダニやホコリなどのハウスダストや花粉などのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)、細菌の感染などが原因になります。

体質などの内的原因

健康状態、皮脂分泌の異常やホルモンバランスの乱れ、皮脂が少なく皮膚が乾燥している状態、発汗状態、肌の性質、アレルギーの有無、アトピー素因を持っているかなど、個人の体質や状態によって湿疹が現れます。

また、ストレスによって肌のバリア機能が低下することも原因になります。

湿疹の対処法

原因を取り除く

外部からの刺激が関わっていると思われる場合は、原因になる物質を取り除きます。

化粧品や洗剤が原因の場合は、刺激の弱い商品に変えたりゴム手袋を使用して、化学物質が直接手に触れないようにします。敏感肌でゴムでも反応がある場合は、ゴム手袋の下に綿手袋を着用しましょう。

花粉やハウスダストなどのアレルゲンはこまめに掃除をすることで除去します。晴れた日は寝具を干して、干した後は寝具に掃除機をかけてダニの死骸を吸い取ることも大切です。空気清浄機も役立ちます。

薬の副作用と思われる場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

かかないようにする

かゆみは我慢することが難しく、無意識にかいてしまうことが多くあります。最初は軽いかゆみや炎症でも、かきむしると肌の表面を傷つけて肌のバリア機能も傷つき、炎症が進行して悪化してしまいます。症状が悪化すると更にかゆくなり、悪循環に陥ります。

冷やす

氷や保冷剤をタオルなどに包んで冷やすと、湿疹やかゆみも和らぎ効果的です。

生活の中でできる予防法

保湿する

皮膚が乾燥すると皮膚を守るバリア機能が低下し、トラブルが起きやすくなります。普段から保湿を心がけましょう。

清潔にする

汗をかいたらまめに拭き取ったり洗い流すなどして清潔に保ちましょう。肌を清潔に保つことは細菌などの感染からも守ります。

生活習慣を整える

かたよった食生活や、睡眠不足や不規則な生活は免疫力を低下させ、皮膚にも影響を及ぼします。お酒や香辛料などの刺激物はかゆみを増加させるため、控えめにしましょう。

皮膚は内臓の鏡とも言われており密接な関係があるため、生活習慣を整えて体の健康を意識することが湿疹ができにくい肌を作ることにも繋がります。

薬の使用

皮膚の炎症はかゆみをともなうことが多いですが、かゆくてかいてしまうと悪循環に陥るため、上手に薬を活用して炎症やかゆみをおさえることが大切です。

強い炎症があるときはステロイド薬(長期使用は注意が必要)、炎症が強くなければかゆみをやわらげる抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、クロタミトンなどのかゆみをおさえる成分が配合された薬を使用します。

必要に応じてプロペトなどの肌の保護の薬も同時に使用します。

細菌の感染による湿疹の場合は抗生物質や化膿止めが入った軟膏が使われます。

なお細菌が原因の場合は自己判断での薬の使用はせず、病院で医師の指示に従って治療しましょう。

市販薬を使用して数日から1週間程度経っても改善しないようなら、病院を受診しましょう。

湿疹(しっしん)に関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

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