かさぶたの原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年10月16日

かさぶたの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

かさぶたの原因

血管が切れて出血すると、血管が収縮して傷口を小さくします。その後血液中の血小板が傷口に集まり、血小板血栓を作って傷口をふさぎます。

細い血管では血小板血栓だけでも十分な止血効果がありますが、太い血管が損傷した場合や傷が大きい場合などは、血小板血栓だけでは血を止めるにはもろくて不安定な状態です。

血液中には、血小板の他にも血液を凝固する役割を持つフィブリンというたんぱく質があり、フィブリンが網目状の強い膜を作り血小板血栓を固めると、かさぶたが作られます。

怪我によるすり傷や切り傷

転んだり何かにぶつかったりする日常生活の怪我でできたすり傷や切り傷がかさぶたになることがよくあります。

湿疹などの皮膚炎や虫刺され

湿疹などの皮膚炎や虫刺されで皮膚をかきむしったところが傷となってかさぶたができることがあります。

かさぶたの対処法

かさぶたを無理にはがさない

完全に治っていない状態でかさぶたをはがしてしまうと、傷口が乾燥し再びかさぶたができて繰り返す可能性があり、治癒が遅くなります。

また、体はかさぶたを異物と認識し炎症を起こします。かさぶたを繰り返すと炎症が継続するため傷口が治った後も皮膚が硬くなって痕が残ってしまうことがあります。

かさぶたの予防法

かさぶたを作らずに傷を治す方法として、湿潤療法があります。体が本来持っている自然治癒力を最大限に生かす治療法です。

傷口を消毒しない

傷口の消毒は正常な細胞まで破壊してしまうため傷の治りを遅くし、傷を深くしてしまうこともあります。消毒はせずに水道水でよく洗えば十分です。

傷口を乾燥させない

生きている細胞は乾燥すると死んでしまうため、傷口を乾かさないようにします。

傷口から出てくる浸出液には細胞が生まれ変わるために必要な物質が大量に含まれており、浸出液が乾かないように傷口を潤った状態にしておくと活発な細胞分裂が行われ、傷の治りが早くなります。

ガーゼを使用しない

ガーゼを当てると、細胞の生まれ変わりに必要な浸出液を吸い取って傷口を乾燥させてしまいます。

また、ガーゼははがすときに再生し始めた新しい表皮細胞も一緒にはがしてしまい、傷の治癒を阻んでしまいます。

薬の使用

薬を使用してかさぶたの治りを早めることが可能です。L-システインは肌細胞の代謝を助けて治癒を早める効果があります。L-システインを配合した薬で体の内側から皮膚の代謝を促進することが、かさぶたの治りを早めます。

塗り薬では、ヘパリン類似物質が配合されたものがかさぶたの治癒に役立ちます。

ヘパリン類似物質は、ダメージを受けた角質層を修復したり、肌の奥まで深く浸透して血行を良くし健やかな肌を作る作用があります。

かさぶたに関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

かさぶたに使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。