かぶれの原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年06月22日

かぶれの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

かぶれは接触性皮膚炎と呼ばれ、外部からのなんらかの刺激により、皮膚に炎症が起こり、赤み・腫れ・かゆみなどをともないます。刺激から皮膚が体を守ろうとする防御反応で、炎症によって生じたヒスタミンなどの化学物質が知覚神経を刺激してかゆみが起こり、毛細血管に作用することで赤みが起きます。

原因となる物質はさまざまで、日常にあるたくさんの物が原因になりえます。

化粧品や洗剤などの化学物質

刺激が強く体に合わない化粧品や洗剤を使用することでかぶれる可能性があります。酸やアルカリなどの化学物質が含まれている洗剤やヘアワックス、化粧品に含まれるタール色素・香料・防腐剤・油剤などがかぶれの原因になることがあります。

植物や虫

毒性の強い毛虫や昆虫の毒、刺激の強い植物に触れることでかぶれることがあります。チャドクガの幼虫やブユなどがかぶれを起こす代表的な虫です。また、うるしやサクラソウなど特定の植物に対するアレルギーで発症することもあります。

金属類や衣服

金属によるアレルギー反応もかぶれの原因になります。ニッケル・コバルト・クロムが使われているネックレスやピアスなどにかぶれることがあります。また、汗をかくと汗で金属が溶けてイオン化し肌に浸透しやすくなるため、金属によるかぶれが起きやすくなります。服の素材や、すすぎ残した洗剤の付着によってもかぶれることがあります。

おむつかぶれは尿や便が細菌に分解されてできるアンモニアが刺激となり起きます。

花粉やハウスダスト

ダニやホコリなどのハウスダストや花粉などのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)に免疫が過剰に反応してかぶれることがあります。

日光

紫外線を浴びて皮膚が炎症を起こしてかぶれることがあります。日焼けとは異なり、普段は赤くならない量の紫外線でかぶれることが特徴です。

乾燥や寒暖差

乾燥や寒暖差によってもかぶれる場合があります。乾燥すると皮膚のバリア機能が低下してかぶれやすくなります。

かぶれの対処法

原因を取り除く

原因となる虫や植物に触れてしまったときは、すぐに石鹸で丁寧に洗いましょう。毒毛が残っている場合はセロハンテープやガムテープなどでそっと取り除きます。

化粧品や洗剤でかぶれてしまったときは、刺激の少ない商品に変えましょう。衣類も化学繊維ではない綿や麻の素材の物に変えるとかぶれがおさまる可能性があります。金属類はアレルギー反応の出ない素材を選び、汗をたくさんかくときは着用を避けましょう。

紫外線は一年中降り注いでいます。日差しが強くないと感じる場合でも日焼け止めをつけたり、日傘を活用しましょう。

花粉やハウスダストなどのアレルゲンはこまめに掃除をすることで除去します。晴れた日は寝具を干して、干した後は寝具に掃除機をかけてダニの死骸を吸い取ることも大切です。空気清浄機も役立ちます。

かかないようにする

かゆみは我慢することが難しく、無意識にかいてしまうことが多くあります。最初は軽いかゆみや炎症でも、かきむしると肌の表面を傷つけて肌のバリア機能も傷つき、炎症が進行して悪化してしまいます。症状が悪化すると更にかゆくなり、悪循環に陥ります。

生活の中でできる予防法

原因物質に触れないようにする

かぶれを起こした経験のある物や刺激の強い物に触れないようにしましょう。

洗剤が直接手に触れないようにゴム手袋を着用すると良いでしょう。敏感肌でゴムでも反応がある場合は、ゴム手袋の下に綿手袋を着用しましょう。

植物や虫の多いところに出かけるときは、長袖を着るなど肌の露出を控えて防虫スプレーを使用することをおすすめします。

紫外線やハウスダストなどが原因の場合は対処法と同じく、紫外線対策やこまめな掃除で予防しましょう。

保湿する

皮膚が乾燥すると皮膚を守るバリア機能が低下し、トラブルが起きやすくなります。普段から保湿を心がけましょう。

生活習慣を整える

かたよった食生活や、睡眠不足や不規則な生活は免疫力を低下させ、皮膚にも影響を及ぼします。お酒や香辛料などの刺激物はかゆみを増加させるため、控えめにしましょう。

皮膚は内臓の鏡とも言われており密接な関係があるため、生活習慣を整えて体の健康を意識することがかぶれにくい肌を作ることにも繋がります。

薬の使用

かぶれなどの皮膚の炎症はかゆみをともないますが、かゆくてかいてしまうと悪循環に陥るため、上手に薬を活用して炎症やかゆみをおさえることが大切です。

強い炎症があるときはステロイド薬(長期使用は注意が必要)、炎症が強くなければかゆみをやわらげる抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、クロタミトンなどのかゆみをおさえる成分が配合された薬を使用します。

必要に応じてプロペトなどの肌の保護の薬も同時に使用します。

市販薬を使用して数日から1週間程度経っても改善しない場合は、病院を受診しましょう。

かぶれに関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

かぶれに使われるお薬の総合情報

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