虫さされの原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年09月24日

虫さされの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

虫が人間の皮膚を刺してかんだり血を吸うことで皮膚に痛み・かゆみ・赤み・腫れが生じることが虫さされです。

虫さされによって生じる皮膚炎は、虫の持っている毒成分や唾液成分に対するアレルギー反応と、刺されたときの物理的な刺激そのものによって生じる炎症があります。

野山などの自然があふれる場所に限らず、家や公園などどこにでもいて虫さされの原因としては身近な虫です。

メスだけが産卵のための栄養源として血を吸います。個人差がありますが、刺された直後から強いかゆみを感じます。

ブユ(ブヨ)

ハエに似た黒い虫で高原や山間部の渓流沿いにいて、朝夕に集団で襲うことが多くあります。

血を吸いますが、皮膚をかじって流れ出てきた血を吸うため、かゆみだけでなく痛みもともないます。個人差はありますが、数時間後に強いかゆみとともに赤みや腫れが現れます。

ダニやノミ

ダニはネズミに寄生するイエダニの被害が多く、主に夜間に血を吸います。布団に潜り込んでわき腹や下腹部、太ももなどから血を吸うことが多くあります。かゆみが強く、赤くてしこりのある発疹ができます。

野山ややぶの中にいるマダニにかまれる場合もあります。マダニは人に食いつくとなかなか離れない特徴があります。

ノミは猫に寄生するネコノミの被害が多く、メスオスどちらも血を吸います。刺されて1〜2日後に赤い発疹と強いかゆみが現れます。水ぶくれができることもあります。

毛虫

チャドクガなどのドクガ類の毛虫には、長さ0.1mmの細かい有毒の毛があり、触れると皮膚炎を起こします。幼虫である毛虫には全身に数十万〜数百万本の毒毛があり、成虫にもお尻の先に毒毛がついています。

毒毛が刺さると赤い発疹がたくさんでき、強いかゆみが生じます。かくと毒毛をすり込んで悪化させてしまう可能性があります。

ハチ

日常ではアシナガバチ、野山ではスズメバチなどの被害が多く、特に秋に被害が多くあります。ミツバチは一度刺すとミツバチ自体が死んでしまいますが、アシナガバチやスズメバチは何度も刺すことができるため注意が必要です。

刺されるとすぐに激しい痛みを感じ、数分で赤く腫れ始めます。

生活の中でできる予防法

露出を減らし虫よけスプレーを使用する

野山などでのレジャーや庭仕事をするときは、長袖のカーディガンなどをはおったり長ズボンを履いて肌の露出を控えましょう。露出する場合は虫よけスプレーをつけると良いでしょう。

布団を清潔にする

ダニは高温多湿な環境を好みます。特に布団に住み着くことが多いため、晴れた日には布団を干し、干した後は掃除機でダニの死骸を吸い取りましょう。空気清浄機を使うことも有効です。

ハチを避けるには薄い色の服を

ハチは夏から秋に活動が活発になります。ハチやハチの巣を見つけたら近くに寄らず刺激しないことが大切です。静かに離れましょう。

スズメバチやミツバチは黒いものに寄っていく習性があるので、野山に行くときは黒い服や濃い色の服装は避けましょう。また、ハチはにおいのするものを攻撃する特性もあるため、香水やにおいの強い化粧品・ヘアケア商品の使用も避けましょう。

虫さされの対処法

水で洗い流して冷やす

基本的に虫に刺されたときは、患部をこすらずに流水で洗い流し清潔にしましょう。洗った後に冷やすとかゆみをある程度抑えることができます。

かかない

かきむしることによって二次感染が起きたり、炎症が悪化することがあります。なるべくかかないようにして、上手に薬を使用しましょう。

毒毛を取り除く

毛虫に刺されて毒毛が皮膚に残っている場合は、かくことで毒毛を皮膚にすりこんで悪化させてしまうことになります。

まずはこすらずに流水で洗い流し、それでも毒気が残っているときはセロハンテープやガムテープでそっと取り除きましょう。

病院を受診する

ハチに初めて刺されたときは1日以内で回復することがありますが、2回目以降はアレルギー反応で強い腫れを生じたり、刺された直後にショック症状を起こすことがあります。刺されて気分が悪くなった場合はすぐに救急車を呼びましょう。

マダニ刺されたときは口器が皮膚に残ってしまうことがあり、病院で取り除いてもらう必要があります。

ほかにも気分が悪くなったり水ぶくれや腫れがひどいとき、痛みが強いときは病院を受診しましょう。

薬の使用

虫さされの対策では、かゆみをおさえる抗ヒスタミン剤や鎮痒剤、炎症をおさえる抗炎症剤や殺菌剤が配合された塗り薬や貼り薬があります。強い症状にはステロイド剤も使われます。

なお、ステロイドの薬を長期使用する場合は副作用などに注意が必要なため、数日で症状が改善しなければ医師に相談の上で継続の可否を決めましょう。

虫さされに使われるお薬の総合情報

虫さされに関するお役立ち情報

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