蚊取り線香といえば、昔ながらの渦巻きタイプのものを連想する人が多いのではないでしょうか。
しかし、今ではさまざまな商品が開発され、リキッドを取り替えて使う電気蚊取りや、持ち運びに便利なスプレータイプも人気があります。
これからの季節に備えて蚊取り線香の購入を考えてはいるものの、それぞれの違いや特徴を押さえておきましょう。また、蚊取り線香などに含まれる殺虫成分は身体や蚊以外の生き物に影響するかくわしく解説!

蚊取り線香を取り扱う企業のなかでも人気を誇る大日本除虫菊株式会社。馴染みのない名前かもしれませんが、これはKINCHOの正式名称なんです。
今回は、殺虫剤のメーカーとして不動の人気を誇るKINCHOの蚊取り線香の効果や特徴をタイプごとに比較し、蚊取り線香の殺虫成分について解説します!

蚊取り線香にはどんな形状があるの?効果や特徴を比較!

主に人気のあるKINCHOの蚊取り線香のタイプとしては、渦巻き香、電気蚊取り、スプレータイプが挙げられます。
それぞれ効果や使い方などが異なるので各形状の特徴を押さえましょう。

金鳥の渦巻 大型 30巻 (缶) (防除用医薬部外品)

【特徴】
・火を使う
・蚊取り線香の香りが広がる
・天然原料で作られている
・しめ切った部屋で長時間使用すると、目・鼻・喉などに刺激を感じる可能性がある

【効果】
効き目の範囲…約6畳
効果の持続時間…約7時間

【使用するときに注意すること】
・換気の良い場所で使用すること
・燃えやすいもののそばで使用しないこと

メジャーな蚊取り線香といえばこの渦巻き香。発売されてから1世紀以上が経ちますが、変わらず人気の商品となっています。
しかし、火を使用することや、灰が出てしまうことなど、少し手間がかかることもあります。
現在は効果が長続きするタイプのものや、色々な香りのタイプのものが発売されており、バリエーションが豊富な蚊取り線香です。

水性キンチョウリキッド コード式 蚊取り器 60日 セット 無香料  (器具1コ 60日液1本)

【特徴】
・電子タイプで、コンセントに繋いで使用する
・リキッドの取り替えボトルを交換して使う
・7〜8年器具を使用すると、経年劣化が起こる可能性がある
・水性処方で、優れた殺虫効果と火気に対する安全性がある
・匂いがほとんどない

【効果】
効き目の範囲…1個で4.5畳から12畳
効果の持続時間…1日12時間使用でボトル1本あたり約60日間

【使用するときに注意すること】
・直射日光を避けて、小児の手の届かないところに置く
・ボトルをセットしているときは必ず正立させる
・薬剤が皮膚についたときは、石けんと水でよく洗う

火の代わりに電気を使い、一度本体を買ってしまえばリキッドを交換すればかなり長い期間使える、便利な電気蚊取り器です。
コンセントにつながなけらばならないということがネックですが、コードレスの商品も発売されています。
香りがついたものも発売され、こちらもバリエーションが豊富になっています。

蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 24時間持続 255日分 無香料 (防除用医薬部外品)

【特徴】
・持ち運びができる
・薬剤を壁や天井にすばやく付着させることができる
・電気、火を使わない
・匂いがほとんどない

【効果】
効き目の範囲…4.5〜8畳にワンプッシュ
効果の持続時間…ワンプッシュで24時間効果が続く

【使用するときに注意すること】
・人には絶対にかけないようにする
・噴射された気体を直接吸入しないようにする
・ワンプッシュで十分な量が出るので、何度もプッシュしない
・薬剤が皮膚についたときは、石けんと水でよく洗う

ワンプッシュするだけで24時間効果が持続されるという、3種類のなかで最も効果の持続時間が長いスプレータイプの蚊取りです。
電気や火を使わず、持ち運びもできる便利な蚊取りですが、スプレーされた薬剤を一度に大量に吸い込んでしまうことなどに気をつけて使用しなければなりません。

蚊取り線香の成分は安全?蚊以外にも効果を発揮する!

蚊取り線香の殺虫作用は、身体に影響を及ぼすのか不安に思ったことはないでしょうか?
渦巻き香、電気蚊取り、スプレータイプの蚊取り線香には、殺虫成分としてピレスロイドが使われています。
シロバナムシヨケギクという花に含まれる天然殺虫成分をピレトリンと呼ぶため、ピレトリンに似た化合物という意味で、ピレスロイドと呼ばれています。
ピレスロイドの特徴や、注意しなければならないことについて知っておきましょう。

ピレスロイドの特徴

①速効性がある
ピレスロイドは、微量であっても害虫によく効き、速い効力を示します。

②虫が嫌がる効果がある
蚊取り線香を使用したときに、薬剤の濃度が薄い場所でも、蚊が嫌がって近づいてこないという効果があります。

③安全性が高い
ピレスロイドには、害虫の皮膚や口からはいり、神経に作用することで虫が麻痺するという効果があります。ヒトや猫、犬などの動物の体に入っても、ピレスロイドはすぐに分解されて短時間で体外へ排出されるので、身体への害はほとんどないのです。

ピレスロイドは、私たち人間には効果を発揮しませんが、カブトムシやスズムシなどの昆虫には殺虫効果を発揮してしまいます。
また、熱帯魚や金魚などの魚類にも毒となってしまうので、ピレスロイドを含んだ殺虫剤や蚊取り線香を使用する場合は、水槽にカバーをするなどして他の生き物へ効果が発生しないようにしましょう。

おわりに

蚊取り線香にもさまざまなタイプのものがあります。生活の環境や使用目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
安全なものでも、使用方法や注意事項を守らなければ、事故につながる可能性があります。特に、小さな子どもやアレルギー体質の人などには、成分や使用方法に十分に気をつけるようにしましょう。