白斑の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年08月20日

白斑の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

白斑の症状

白斑と肌の色が白く抜けてしまうことをさします。一定の範囲内で急速に色抜けが拡大したり、左右対称に現れたり、少しずつ全身に白斑が増えるなど、色抜けのパターンに違いはありますが、体のどこにでもできる症状です。

色が抜けた皮膚は、自然にもとの色に戻ることはほとんどありません。また、痛みやかゆみなどの自覚症状はありません。

多くの白斑は後天的なもので、子どもや30歳以下の若い人に比較的多くみられます。

先天的な白斑では生まれたときから皮膚や頭髪、目の虹彩の色が薄いといった症状があります。

老人性の白斑は高齢者によくみられる皮膚症状です。直径数mmほどの白い色抜けが腹部や背中、手足に現れ、加齢とともに増加していきます。

白斑の原因

白斑の原因はいまだはっきりと解明されていません。考えられる原因を紹介します。

自己免疫疾患

ウイルスや細菌などに対して防御する役割の免疫が、何らかの理由で自己の健康な細胞を攻撃してしまうものです。

白斑では、紫外線などから体を守るための色素細胞が攻撃を受け、数が減ったり正常に働かなくなるため色が抜けるといわれています。

自己免疫疾患の発症のきっかけは、けがや日焼けなど皮膚に何らかの刺激が加わることと考えられ、ストレスも白斑を拡大させる原因のひとつとされています。

加齢

色素細胞の減少と機能低下により老人性の白斑が起こるとされていますが、根本的な原因はわかっていません。細かな白斑が30代頃から現れ始め、加齢とともに増加していきます。

疾患による白斑

甲状腺疾患や膠原病、インシュリン依存性糖尿病、悪性貧血などの合併疾患として白斑が現れることがあります。

薬剤や化粧品の副作用

薬剤や化粧品の中にはメラニンの生成を抑える成分が含まれているものがあります。ところが人によって効果が強すぎたり、他の物質に変化するなどして、想定外の作用が起こる場合があります。その結果、肌に炎症が起きたり、皮膚の色が白く抜け過ぎるといった副作用が起こることがあります。

白斑の対処法

日焼けに注意する

日常生活では日焼けをし過ぎないよう注意してください。白斑部分では色素細胞が正常に働かず白いままなので、健康な皮膚部分が日焼けするとさらに目立ってしまいます。

病院を受診する

白斑は他の人にうつる病気ではありません。痛みもありませんが見た目が気になると悩んでいる方は一度皮膚科を受診しましょう。

治療の中心は、脱色部に色素を復活させる対症療法です。メラニン色素に紫外線の刺激を与える光線治療や、ステロイドやビタミンD含有の塗り薬などで治療します。

化粧を工夫する

見た目を改善するために、白斑の着色やメイクでカバーすることもあります。白斑専用の製品もあるので、皮膚科に相談してください。

薬を使用する

基本的には医師の処方が必要な処方薬を用います。

白斑を抑制・縮小させるために、ステロイド剤を塗ったり服用したりします。ステロイド剤には効き目の強弱があるので、塗り薬では顔には弱いもの、体には比較的強めのステロイドが使用されます。

メラニン細胞の攻撃・破壊を防ぐ目的で、タクロリムスを成分とする免疫抑制薬の軟膏を使用することもありますが、光線療法との併用はできないので注意が必要です。

光線治療と併用する塗り薬にはビタミンD3軟膏もあります。ビタミンD3は動物性食品や人間の皮膚に含まれているほか、日光に当たると体内でも合成される成分で、皮膚の細胞増殖を亢進させたり、皮膚の免疫細胞を正常化させる働きがあります。

最近では、より効果的な活性型ビタミンD3軟膏だけ単独で使用することもありますが、どちらも長期に渡って大量に使用すると過剰摂取となるため注意が必要です。

白斑の拡大予防としては、メラニン細胞を活性化させる目的で、血行促進作用のある塩化カルプロニウムを使用します。

白斑に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。