肌の乾燥・かさつきの原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年12月15日

肌の乾燥・かさつきの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

洗顔・入浴

毎日行う洗顔やクレンジングは、必要な皮脂まで洗い流してしまっている可能性があります。42度以上の熱い湯船につかったり、ゴシゴシと力を入れて体を洗ったりするなど、肌へ負担のかかる入浴は肌のかさつきにつながります。

また、洗浄力の強い洗顔フォームやボディウォッシュの使用は、肌の油分を過剰に取り除いてしまいます。

空気の乾燥

湿度が下がる冬はとくに肌が乾燥する傾向にあります。肌の水分と油分の両方が奪われ、ひどい乾燥状態に陥ってしまいます。また、寒さによって汗、皮脂の分泌が減ることも原因となります。

冬だけでなく夏場のエアコンによっても肌は乾燥します。また、春にかけて花粉などでの異物で敏感になっている肌は、外部からの刺激に弱く乾燥しやすくなります。

紫外線

紫外線は皮膚に大きなダメージを与え、乾燥肌の原因となります。強い紫外線を浴びると、肌の生まれ変わる周期であるターンオーバーを早めてしまい、水分・皮脂の少ない肌が生まれる悪循環に陥ります。

睡眠不足や質の悪い睡眠

睡眠不足や熟睡ができていない質の悪い睡眠は、肌の代謝を低下させ、肌の生まれ変わりのリズムであるターンオーバーを不規則にしてしまいます。

ターンオーバーの周期が延びてしまうと、長期間にわたって古い皮膚が肌に残り、新しい細胞に入れ替わるタイミングが遅れてしまいます。そのため、角質層のバリア機能が低下し、肌が乾燥しやすくなるのです。

肌のかさつき・乾燥の対処法

保湿する

皮膚のうるおいは、低分子のアミノ酸などの天然保湿因子、セラミドなどの角質細胞間脂質、皮脂膜を形成する皮脂によって保たれています。

刺激の強い洗顔料を使うことなどでセラミドやアミノ酸が失われ、角層の水分が保持できず、肌のかさつきや乾燥につながります。外気温や湿度に負けない肌をつくるためには、スキンケアを自分に合ったものにすることが大切です。

入浴後は皮膚が柔らかく、保湿剤の吸収がよいのでなるべく早く保湿します。手で化粧水を肌になじませ温め、しっかりと浸透させます。コットンは摩擦を起こしやすいので使用は控えましょう。皮膚が薄い部位や皮膚が擦れやすい部位はとくに念入りに保湿剤を塗ります。

バランスのよい食事をとる

皮膚や粘膜の健康を維持するためのビタミンB2やB6、皮膚や肝臓の代謝を促しビタミンの働きを助けるナイアシン、ビタミンAやC、Eなどバランスよく摂取しましょう。

ビタミンを摂取する目安は、1日緑黄色野菜100g、淡色野菜100gです。また、タンパク質が不足すると肌細胞が栄養不足になり、肌荒れなど乾燥を起こしやすくなるので、意識的に摂取してください。肉・魚・大豆製品は、1日各60gを目安とします。

質の良い睡眠をとる

健やかな肌を作るためには、約28日周期で生まれ変わりを繰り返す肌のターンオーバーを正常にする必要があり、睡眠時に活性化する成長ホルモンが鍵となります。

成長ホルモンは、入眠から3〜4時間、かつ22時〜3時に脳下垂体から分泌されます。

薬の使用

乾燥肌の最も基本的な対策はワセリンによる保護です。乾燥により傷んだ皮膚を保護し、かつ水分の蒸散を防ぎます。

また、乾燥がひどく肌が硬化している場合には尿素が有効です。ただし尿素は皮膚に傷がある場合には使用できません。特にかゆみによる掻き傷にはご注意ください。

他にも、ヘパリン類似物質などを含んだクリームやローションなどが用いられます。ヘパリン類似物質には、保湿・血行促進・抗炎症作用の働きがあります。肌の内側から肌代謝を促してくれるため、くりかえしやすい乾燥肌に優れた効果があります。

肌の乾燥・かさつきに関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

肌の乾燥・かさつきに使われるお薬の総合情報

肌の乾燥・かさつきに関するお役立ち情報

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肌の乾燥・かさつきの症状に関するみんなの疑問