乾燥肌の原因は?

肌が乾燥している状態は、肌の表面を覆っている脂質や水分が減少している状態です。脂質は本来、肌の中の水分が蒸発しないためのフタの役割を担っているため、脂質が減少することで肌から水分が蒸発し乾燥が広がる悪循環が起こってしまいます。

肌の水分が減少すると、肌を刺激から守るバリア機能が低下し、少しの刺激でもかゆみを感じる敏感な肌になります。肌のバリア機能が低下すると、かゆみだけではなくさまざまな肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。

自宅でできる乾燥肌対策

生活習慣を見直すことでも乾燥肌のかゆみを軽減させることができます。

紫外線はできるだけ避ける

紫外線は肌のシミや日焼けなど、さまざまな肌トラブルをもたらすことで知られています。そして、その影響を大きく受けるのは、皮膚の一番外側にある角質です。紫外線を浴びることで、皮膚がダメージを受けバリア機能が低下することがあります。

しっかり保湿をする

肌を乾燥させないよう肌の水分を補うケアを行いましょう。また、エアコンに長時間あたっていると肌が乾燥しやすくなります。加湿器を併用するなど、肌が乾燥しない環境作りも心がけてください。

お風呂のお湯は40度前後に・肌は洗いすぎない

42度以上の高温のお湯は、肌から必要以上の脂質を奪うことになり乾燥肌の原因となります。さらに、タオルで強くゴシゴシと洗うことによって、さらに脂質は落ちていき肌のバリア層がなくなってしまいます。

お風呂の温度は40度くらいに設定します。身体を洗うときは優しく撫でるようにし、ナイロンタオルによる洗いすぎはやめましょう。また、お風呂から上がった後も、バスタオルで肌をゴシゴシを拭くのはやめ、やさしく水気を拭き取ってください。

入浴後は乾燥しやすくなっているため、保湿も忘れずに行いましょう。

バランスの良い食事をとる

乾燥肌は身体の内側からもケアをすることが可能です。そのためにはバランスの良い食事をとることが大切です。たとえば肉、魚、大豆製品などのたんぱく質は肌細胞を生成する大切な栄養素です。また免疫力を高めるビタミンC、新陳代謝を促進するビタミンAやビタミンE、皮膚や粘膜を保護するビタミンB2やB6などのビタミン類も肌と密接な関係があります。

衣服は自然素材のものを

衣服の素材が肌の刺激となり、かゆみにつながる場合があります。

刺激となる素材には個人差がありますが、ウールや化学繊維などのチクチクした素材は肌に刺激を与えやすくなっています。刺激の強い素材の衣類を着る場合は、その下に刺激の少ない衣類を着るようにしましょう。

綿100パーセントやシルク素材の衣類は、肌に刺激を与えず乾燥肌の方にもおすすめです。また、サイズの合わない下着や衣類を着ると、締め付けが肌にとって刺激となりかゆみが発生しやすいので注意しましょう。

乾燥肌には市販薬も活用

乾燥肌には生活習慣の改善による対策だけでなく、市販薬による対処も可能です。乾燥やかゆみをともなう乾燥におすすめの成分には以下のようなものがあります。

・尿素
・ヘパリン類似物質
・抗ヒスタミン成分
・局所麻酔成分

乾燥やかゆみをともなう乾燥には、皮膚の水分を補う成分や、かゆみをおさえる成分の入った薬がおすすめです。

おわりに

乾燥肌は外からのスキンケアと内側からの生活習慣で改善することが可能です。ただし改善する期間には個人差があり、セルフケアをしたら翌日にかゆみが無くなった、というわけでもありません。かゆみがある場合はかきむしる前に、市販薬も活用して悪循環を防ぎましょう。