ヘパソフトプラスの特徴
ヘパソフトプラスは、保湿成分と2つのかゆみ止め成分を配合しているため、乾燥肌からくるかゆみをおさえながら、しっかりと肌の保湿ができる塗り薬です。
かきむしってしまった肌も修復しながら保湿します。
尿素・ステロイド成分は配合されていないため、肌への刺激も少なく、皮膚のバリア機能の低下により敏感になってしまった肌にも安心して使用できます。
ヘパソフトプラスの有効成分と働き
ヘパソフトプラスには、かゆみを止める成分2種類と、肌を保湿し傷ついた肌を修復する成分が2種類配合されています。それぞれの成分の働きは以下の通りです。
かゆみ止め成分の働き
ヘパソフトプラスに配合されているかゆみ止め成分は、「クロタミトン」と「ジフェンヒドラミン」の2種類です。
クロタミトンは、かゆみに関わる神経に作用することでかゆみを軽減させます。また、ジフェンヒドラミンはかゆみの原因物質となる「ヒスタミン」の働きをブロックすることでかゆみをおさえます。
乾燥肌修復成分の働き
乾燥肌修復成分としてヘパソフトプラスに配合されている成分は、「ヘパリン類似物質」と「パンテノール」の2種類です。
ヘパリン類似物質は、角質内の水分を増やすとともに、血行を促進して肌のバリア機能を修復します。また、パンテノールは、新陳代謝を促進することで傷ついた肌の修復を助けます。
ヘパソフトプラスの使い方と使用可能な部位
ヘパソフトプラスは、1日1〜数回かゆみを感じる部分や乾燥している部分に使用します。使用量に規定はなく、適量を肌になじませて使用してください。
ヘパソフトプラスを塗るタイミング
ヘパソフトプラスの保湿効果をしっかりと得るためには、お風呂上がりに塗布するのがおすすめです。
お風呂上がりは肌が柔らかくなっており、保湿成分が肌に浸透しやすくなっています。身体が温まり血流が良くなるとかゆみも起こりやすいので、かゆみを和らげかきむしりを防ぐためにもお風呂上がりに塗ることをおすすめします。
また、暖房を使用している際や就寝時も身体が温まりかゆみが起こりやすいので、ヘパソフトプラスを使用してかゆみをおさえましょう。
ヘパソフトプラスを使用できる部位
ヘパソフトプラスは、顔を含めた全身に使用することができます。
ただし、出血している部分ややけどの跡には使用できないため注意しましょう。
また、目の周りやまぶたに使用することもできますが、使用する時は目に入らないように注意してください。
使用上の注意と副作用
次の症状がある人は使用しないでください。
■出血性の血液疾患がある(血友病、血小板減少症、紫斑病など)
■わずかな出血でも重症になる人
■アトピー性皮膚炎の人
またヘパソフトプラスを使用する際に、以下の条件に当てはまる場合は、医師・薬剤師または登録販売者に相談してください。
■医師の治療を受けている
■薬でアレルギー症状を起こしたことがある
■患部がジュクジュクしている・ただれている
子供の使用について
ヘパソフトプラスは、1歳以上の子供に使用することができます。1歳以下の子供に使用したい場合はかかりつけの小児科などに相談しましょう。
妊娠中の使用について
ヘパソフトプラスは、妊娠中の保湿剤、かゆみ止めとしても使用できます。より安全に使うためには、事前にかかりつけの産婦人科医に相談することをおすすめします。
副作用について
ヘパソフトプラスでは、副作用として以下のような症状が現れるおそれがあります。
副作用の疑いがある症状が出た場合は、使用を中止して医師や薬剤師に相談しましょう。
・かゆみ
・はれ
・かぶれ
・発疹
・刺激感
・発赤(皮膚表面が赤くなる)
・紫斑(皮膚の深部が赤紫色っぽくなる)
アトピーには使用できる?
ヘパソフトプラスはアトピーに使用することはできません。
ヘパリン類似物質やジフェンヒドラミンが含まれる薬がアトピーに使用されることがありますが、あくまでも医師の処方によって使用されます。
アトピーは医師と経過を確認しながら治療する必要があるため、自己判断でアトピーにヘパソフトプラスを使用することは避けてください。
どうしてもヘパソフトプラスを使用したい場合は、担当の医師に相談してから使用しましょう。
おわりに
ヘパソフトプラスは、かゆみをおさえながら保湿も行うことができる優れた塗り薬です。
より効果を実感するためにも、正しい方法を理解して使用しましょう。