かゆみが起こる原因は?

かゆみが起こる原因はさまざまあり、湿疹や虫さされ、じんましん、アトピー性皮膚炎などの皮膚の炎症から、季節が変わるタイミングや寝不足も要因になります。

また、ストレスなどの精神的なものやアレルギー、内臓の病気、まれに使用している薬の副作用などにより引き起こされることがあります。

かゆみを感じるメカニズム

かゆみは、何らかの原因により皮膚からかゆみを引き起こす起痒物質が放出されることで発症します。

かゆみを引き起こす起痒物質は、神経に作用してかゆみを誘発します。

かゆみを引き起こす起痒物質には、肥満細胞由来の「ヒスタミン」や「セロトニン」などがあります。

かゆみをおさえるには、かゆみを引き起こす原因の炎症や生活習慣、使用中の薬などを改善する必要があります。また、かゆみを引き起こす原因によっては、市販薬を使用することもできます。

抗ヒスタミン成分はかゆみに有効

かゆみをおさえるためには、かゆみの原因物質であるヒスタミンの働きをおさえる「抗ヒスタミン成分」が有効とされています。

抗ヒスタミン成分は、じんましん・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎・皮膚掻痒症などの皮膚の疾患や、アレルギー性鼻炎・花粉症などにも即効性を発揮します。

抗ヒスタミン成分の副作用

抗ヒスタミン成分には、かゆみの原因物質であるヒスタミンの働きをおさえる役割のほかに、中枢神経の抑制や抗コリン作用があります。

中枢神経の抑制や抗コリン作用により、次のような副作用が生じる場合があります。

抗ヒスタミン薬の作用 副作用
中核神経抑制作用 ・眠気
・認知能力の低下
抗コリン作用 ・口の渇き
・便秘

かゆみ止めの飲み薬のおすすめ

ミナカラ薬剤師がおすすめするかゆみ止めの飲み薬には、次のようなものがあります。

抗ヒスタミン薬は開発された時期により第一世代と第二世代に分かれており、第二世代の抗ヒスタミン薬は眠気や口の渇き、便秘などの副作用が出にくいとされています。

ただし運転などの機械の操作をする際は、第一世代・第二世代ともに抗ヒスタミンの飲み薬は使用することはできません。

おすすめの市販薬 抗ヒスタミン薬の世代 抗ヒスタミンの成分
レスタミンUコーワ錠 第一世代 ジフェンヒドラミン塩酸塩
レスタミンコーワ糖衣錠 第一世代 ジフェンヒドラミン塩酸塩
アレルギール錠 第一世代 クロルフェニラミンマレイン酸塩
ムヒAZ錠 第二世代 アゼラスチン塩酸塩

 

【第2類医薬品】レスタミンUコーワ錠 120錠

湿疹やじんましん・かぶれなどのアレルギー性疾患のかゆみを、体の中から改善する飲み薬です。

非ステロイド性抗炎症成分配合で、アレルギーによる炎症をおさえます。

また、ビタミンB2、B6成分、グリチルリチン酸二カリウムが配合され、皮膚の回復を助けます。

ジフェンヒドラミン塩酸塩は特に眠気が出やすいため、車の運転や機械類の運転操作をしないでください。

食前・食後に関わらず、いつでも使用できるのが特徴です。※使用間隔は4時間以上あけることをおすすめします。

レスタミンコーワ糖衣錠

湿疹や蕁麻疹などのアレルギー性疾患を体の中から改善する飲み薬です。

糖衣錠と呼ばれる砂糖をコーティングした錠剤で、子どもも苦味を感じにくく飲みやすくなっています。

有効成分はジフェンヒドラミン塩酸塩のみなので、ビタミン剤やサプリメントを飲まれている方には成分が重複することがありません。

ジフェンヒドラミン塩酸塩は特に眠気が出やすいため、車の運転や機械類の運転操作をしないでください。

アレルギール錠 55錠 飲むかゆみ止め (第2類医薬品)

皮膚のかゆみをおさえたい人におすすめの、かゆみ止めの飲み薬です。

皮膚や粘膜の健康に保つビタミンB6成分や、甘草成分(グリチルリチン酸カリウム)で炎症をおさえます。

ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗コリン作用があるため、緑内障や前立腺肥大など尿路障害のある方は飲めません。

【第2類医薬品】ムヒAZ錠 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

じんましん、湿疹、かぶれによるかゆみに効く飲み薬です。便利な個包装です。

第二世代とよばれる抗ヒスタミン薬で、抗アレルギーや抗炎症成分を併せ持つ「アゼラスチン塩酸塩」を配合しています。

上記の市販薬に比べると、最も眠気が少ない成分です。

1回1錠で12時間長く効く効果があります。朝食後か就寝前に使用してください。

子どもが使用できるかゆみ止めの飲み薬

子どもが使用できるかゆみ止めの飲み薬は、次のようなものがあります。

子どもに使用する場合は、保護者監修のもと用法用量を守って正しく使用してください。

おすすめの市販薬 対象年齢
レスタミンコーワ糖衣錠 5歳以上
レスタミンUコーワ錠 5歳以上
アレルギール錠 4歳以上

病気が疑われる場合は病院へ

子どもがかかる病気の中には、かゆみをともなう手足口病や水疱瘡などあります。

手足口病や水疱瘡はウイルス感染によって発症し水疱ができる病気であり、かゆみを感じ掻きむしってしまうおそれもあります。

病気の疑いがある場合は、市販薬の使用は避け病院を受診するようにしましょう。

妊婦はかゆみ止めの飲み薬を使用できる?

妊娠中は、市販の抗ヒスタミンの飲み薬は慎重に使用しなくてはいけません。

かゆみを感じる場合は、自己判断で市販薬を使用せずに病院を受診しましょう。

市販薬はあくまで病院に行くまでの応急処置として、薬剤師に相談の上で塗り薬を使用してください。

かゆみ止めの飲み薬を使用するときの注意点

飲み薬の使用により副作用や事故が起こるのを防ぐため、次のような注意が必要です。

・他のアレルギー用薬や抗ヒスタミンが含まれている薬の使用はしないでください
・眠気が現れることがあるため使用後、乗り物や機械などの運転操作をしないでください
・長期連用はしないでください

上記の注意点の他にも、市販薬によって注意が必要なものがあります。

市販薬を使用する前には、必ず添付文書を確認しましょう。

また、かゆみには精神的なストレスや内臓の病気などが関わっていることもあります。

慢性的なかゆみがでている場合は、病院を受診することをおすすめします。

おわりに

かゆみを飲み薬でおさえたいときは、抗ヒスタミン薬が効果的です。

しかし、抗ヒスタミン薬は眠気などの副作用がでやすく、運転などに支障をきたすおそれがあります。

市販薬を選ぶときには、薬剤師または登録販売者に相談の上、使用しましょう。

ミナカラには薬剤師に無料で相談できるサービスがあります。ぜひご利用ください。

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