虫刺され・乾燥肌でできるかきむしり跡|治せる市販薬はある?

虫刺されや乾燥肌などで皮膚をかきむしって残ってしまったかきむしり跡ができる原因やメカニズムを解説。また、かきむしりあとを改善する市販薬を紹介します。かきむしり跡に使う市販薬の使い方もあわせて紹介します。

かきむしり跡が残る原因は?

かきむしり跡はかゆい場所を何度もかきむしったり、かゆいのを我慢して対処をしないことによって無意識に引っ掻いてしまうことにより生じます。

かきむしり跡は、一度できると治るまでに時間がかかります。

かゆみの症状を放置するとかきむしってしまう原因になるので、虫刺されのときは虫刺されの薬、乾燥肌には保湿剤といった、適切な薬を早めに使用することが大切です。

しかし、どうしてもかゆみが我慢できず、寝ているうちなどに思わずかきむしってしまうこともあります。

かきむしり跡ができるメカニズム

かきむしりやケガで傷跡ができるのは、傷の近くにある修復細胞がコラーゲンをつくって傷を修復しようとするためです。

皮膚が傷付くと、傷口の周囲に血液中の成分(フィブリン)がたまって皮膚がくっつき始めるとともに、コラーゲンが増殖して傷を修復しようとします。

傷を修復する過程でコラーゲンが異常につくられると、傷口に赤みや盛り上がりが残ります。この状態が傷跡です。

できてしまったかきむしり跡はどうしたら治る?

傷跡を残さないようにするためには、皮膚の新陳代謝を高めることで徐々に目立たなくしていく方法が有効です。

そのため、新陳代謝をよくする塗り薬の使用や、規則正しい生活を心がけることも大切です。

また、かきむしり跡ができている皮膚は非常に薄くなっていて、紫外線の影響を受けやすいため、紫外線が当たらないようすることも心がけましょう。

どんな場合に市販薬が使える?

かきむしり跡が軽度の場合は市販薬で改善できることが多いです。

しかし、皮膚が赤く盛り上がっている状態の場合、ケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)といった重症の皮膚疾患であるおそれがあります。

いずれもかゆみ・うずく痛み・発赤(皮膚が赤くなる)といった症状が現れますが、ケロイドの方が症状がより強いのが特徴です。

ケロイドや肥厚性瘢痕の疑いがある場合、市販薬では治療することができないので、皮膚科を受診してください。

かきむしり跡に有効な市販薬

かきむしり跡に有効な成分はヘパリン類似物質なので、市販薬ではヘパリン類似物質が配合された塗り薬を使用します。

ヘパリン類似物質は、血流を改善して皮膚の新陳代謝を高めたり、保湿効果、皮膚の炎症を鎮める働きがあり、かきむしり跡を徐々に目立たなくしてくれます。

かきむしり跡以外に、傷跡、やけど痕(あと)、ひじやひざなどの角化症も改善してくれます。

メンソレータムアトキュア

お薬を選んでいる理由

ヘパリン類似物質と角化した肌の新陳代謝を高めるビタミンAが配合されています。なじみやすい乳状ローションタイプです。

高山 友克高山 友克薬剤師

アットノンEX

お薬を選んでいる理由

肌に優しいので子供にも使いやすいクリームタイプの医薬品です。
従来のアットノンからパワーアップしたもので、ヘパリン類似物質に加えてグリチルリチン酸二カリウム、アラントインが配合されています。
このほかさらっとした使い心地のジェルタイプもあります。

高山 友克高山 友克薬剤師

かきむしり跡の市販薬の使い方について

使用上の注意点

目や目の周囲、粘膜(口内・鼻腔・膣など)には使用しないでください。

また、5〜6日間使用しても症状が改善しない場合は、使用を中止して医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

使用するタイミングは?

ヘパリン類似物質は血液を固まりにくくする働きがあります。そのため、かきむしり跡が出血している場合は、治りきってから使用しましょう。

ヘパリン類似物質が配合された薬を使っているうちに出血した場合は、薬の使用を中止してください。

使用する期間は?

年齢による差や個人差がありますが、肌のターンオーバー(新陳代謝)には、おおむね28日から50日程度の時間が必要と考えられています。

薬をかきむしった跡の改善に使用する場合は、28日以上継続して使用すると効果が実感できます。

子供に使用していいの?

ここで紹介したヘパリン類似物質を配合した市販薬の「メンソレータムアトキュア」「アットノンEX」に年齢の使用制限はありません。

目安として生後6か月くらいから使用できますが、1歳未満の子供に使用する場合は、医師や薬剤師に相談しながら使いましょう。

また、赤ちゃんや子供の肌は敏感なので、クリームタイプを選ぶようしましょう。

妊娠・授乳中に使用していいの? 

メンソレータムアトキュア」「アットノンEX」は、妊娠中や授乳中の方への使用制限はありません。

しかし、妊娠中・授乳中は肌が敏感な時期なので、事前に担当の医師に相談しましょう。

おわりに

虫刺されや乾燥によるかきむしり跡は消えるまでに時間がかかります。まずは、虫刺されの薬を使用したり、乾燥肌には保湿をするなどかゆみが起こらないような対応をすることが大切です。

それでもかきむしってしまって跡が残った場合は、新陳代謝をうながすヘパリン類似物質配合の薬を使用しましょう。

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