とびひで保育園に登園できるのはいつから?ほかの子にうつる?

最初はただのあせもだと思っていたのに、とびひへと悪化してしまうケースが多くあります。ここでは、とびひで何日保育園を休ませなければならないか、働くお母さんたちの心配を解消します。

子どものとびひは悪化すると、発疹や水疱(すいほう)が出て強いかゆみや痛みを伴い、かさぶたになると見た目にも痛々しく、見ている家族もつらいですよね。そして保育園に子どもを預けている場合、働くお母さんたちを悩ませてしまいます。

子どもがとびひにかかった場合、いつから保育園に登園できるのでしょうか。この記事では、とびひかかった場合の保育園登園や、とびひが他の子どもにうつる可能性について解説します。

とびひがうつる可能性

とびひは正式名を伝染性膿痂疹(でんせいせいのうかしん)といい、虫刺されやあせもなどを掻きこわしてできてしまった傷に、菌が入り込んで感染して起こる病気です。

とびひの症状

とびひは、皮膚に強いかゆみのある水疱ができ、掻くことで水疱が破れ、どんどん菌が広がっていきます。原因となる菌は、黄色ブドウ球菌がもっとも多く、鼻の穴などにたくさんいて、皮膚に傷ができている場合、菌のついた手で触ってしまうと感染、発症します。

膿を持った小さな水疱がたくさんでき、潰れてただれ、傷がじゅくじゅくすることがとびひの特徴です。このじゅくじゅくした汁に菌がいるので、掻いているうちに身体の他の部分を触ると、あっという間に全身に広がっていきます。

とびひはうつる!

とびひは接触感染でうつり、感染力が強く、本人の身体だけでなく兄弟や周りの友だちにも感染していきます。

本来、黄色ブドウ球菌は健康な皮膚にくっついても何の症状も起こしません。しかしながら、乳幼児は抵抗力が未熟であるため、感染しやすいのです。そしてアトピー性皮膚炎の子や、もともと皮膚のバリア機能が弱い子、あせもなどの皮膚疾患が出て掻きこわして傷となっている子、擦り傷を作っている子などは要注意です。

とびひにかかったら保育園の登園はいつから?

とびひは、学校保健安全法で「学校感染症、第三種(その他の感染症)」として扱われます。

強い症状が落ち着いてからがベスト

とびひはほかの園児にうつす可能性がありますが、基本的には医師の診察、治療後に、患部をガーゼや包帯できちんと覆って露出していなければ、登園の許可を得られます。

しかし症状が全身に広がっていたり、何より子どもが痛みやかゆみを訴えている場合は保育園を休ませましょう。症状の程度によりますが、掻かずに正しく薬を使用していれば、数日から1週間で強い症状は治まります。

日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会、日本小児感染症学会が、出席停止期間に関する統一見解を発表しています。ご確認ください。

*伝染性膿痂疹(とびひ)に関する統一見解:

水ぶくれや糜爛(びらん)からの浸出液を触ったり、引っ掻いたりすると、中の細菌で次々にうつります。特に鼻の入り口には原因の細菌が沢山いるので鼻をいじらないようにしましょう。
 病変が広範囲の場合や全身症状のある場合は学校を休んでの治療を必要とすることがありますが、病変部を外用処置して、きちんと覆ってあれば、学校を休む必要はありません。

保育園に連絡、相談を忘れずに

お母さんが仕事を何日も休めない場合、できるだけ早く保育園に登園させたいですよね。とびひの症状が落ち着いていれば、登園前に保育園に連絡して状況を説明しましょう。

とびひをうつさないように配慮していれば、保育園を休ませなくても良いのですが、やはりうつる病気であることには違いないので、保育園側や周囲のお母さんたちの理解を得られないといけません。

また保育園によっては、「治癒証明を持ってきてください」と言われたり、「発疹のある間は預かれません」と言われるケースもあります。対応はさまざまなので、保育園には相談すると良いでしょう。

おわりに

とびひで、保育園を休ませなければならないという決まりはありません。しかし、とびひはうつる病気です。周囲の子どもへうつさないよう必ず配慮し、しっかりと薬を使って、症状が落ち着いたら登園させるようにしましょう。

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