浮腫(むくみ)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年12月15日

浮腫(むくみ)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

人間の体は心臓がポンプの役割となり、水分や栄養分が細胞に送られます。それと同時に細胞内で不要となった水分は静脈やリンパ菅に戻ってきて回収されます。

むくみは不要になった水分の回収が上手く行われず、体の中に余分な水分が溜まることによって起こります。

長時間同じ姿勢をとる

立ち仕事やデスクワークなどでずっと同じ姿勢をとっていると、体内の水分は下へ下へと下がっていき、ふくらはぎに水分が溜まっていきます。さらに同じ姿勢をとり続けることによって、筋肉の動きが少なくなります。

水分は筋肉の収縮作用によって回収されますが、筋肉の収縮が少なくなると足に溜まった水分が回収されず、むくみにつながります。慢性的な運動不足も筋力低下に繋がり、むくみやすい体質になってしまいます。

塩分の過剰摂取

人間は体内の塩分濃度を一定に保とうとする機能が備わっています。塩分を過剰に摂取すると、濃度を下げようと水分を欲するようになり、むくみにつながります。

アルコールの摂取

アルコールには利尿作用があり、大量に摂取すると必要以上に体内の水分が排出されて脱水症状に陥ります。脱水症状になると体は危険を察知して、水分を欲するようになります。この結果体内に余分な水分が溜まり、むくみにつながります。

冷え

体が冷えると血行が悪くなり、手足の末端部分まで血液が循環しなくなります。その結果水分の回収も滞り、むくみにつながります。冬だけでなく、夏場のエアコンも冷えの原因となるため注意しましょう。

女性特有のもの

女性は男性よりも筋力が弱い傾向にあるため、むくみやすくなります。また生理前になると黄体ホルモンの分泌量が増えますが、このホルモンには水分を溜め込む働きがあるため、むくみやすくなります。

むくみの対処法

運動をする

ウォーキングやストレッチで筋肉を動かすことによって血流が良くなり、むくみをある程度軽減させることが可能です。また、立ち仕事やデスクワークの場合は、こまめにかかとの上げ下げをしたり、足首を回して筋肉を動かすエクササイズをするようにしましょう。

マッサージをする

筋肉をなでるようにマッサージすることによって、余分にたまった水分を心臓に戻すようにしましょう。入浴時にシャワーの水流で筋肉を刺激するのも効果的です。顔のむくみは、冷水と温水を交互に使って顔を洗うことによって血行を良くすると良いでしょう。

カリウムやビタミンEを摂取する

塩分を排出する効果のあるカリウムや、血流を良くするビタミンEを積極的に摂取するようにしましょう。

カリウムが多く含まれる食品には、バナナ、アボカド、干し柿、りんご、キウイ、いよかん、もも、ほうれん草、ひじき、昆布、じゃがいも、納豆などがあります。

ビタミンEが多く含まれる食品は、アーモンド、落花生、アボカド、いわし、しそ、ごま、ほうれん草、かぼちゃ、抹茶、卵、たらこ、木綿豆腐などです。

また日頃から味の濃い食事をとっていると、塩分過多でむくみやすい体質になります。むくみが気になる方は塩分は控えてバランスの取れた食事をこころがけてください。

薬の使用

むくみの治療には血行やリンパの流を良くする働きのある漢方薬が効果的です。

むくみや関節痛に効果的な防已黄耆湯や、排尿量・排便量を増加させる防風通聖散がおすすめです。顔のむくみには血行を良くする効果のある桂枝茯苓丸や当帰芍薬散が適しています。また、アルコールを飲んだ翌日のむくみには五苓散が効果的です。生理前などのホルモンバランスによるむくみには、当帰芍薬散やチェストベリーがおすすめです。

漢方以外にも水分や塩分を尿として体外へ排出する効果のある、利尿薬が使用されることもあります。

市販薬を使用してもむくみが改善しないときは、甲状腺の異常なども考えられるため病院を受診しましょう。

浮腫(むくみ)に関する疑われる病気

  • 更年期
  • 主な症状

    いらいら / 動悸・息切れ / むくみ / めまい / 肩こり / 口の渇き / 頭痛 / 発汗 / 疲労感 / 頻尿 / 不眠 / 冷え症

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

浮腫(むくみ)に使われるお薬の総合情報

浮腫(むくみ)に関するお役立ち情報

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