火傷(やけど)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年11月18日

火傷(やけど)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

火傷は熱や科学薬品、電気などによって皮膚の細胞が損傷した状態で、熱傷ともよばれます。火傷を負うと皮膚が赤くヒリヒリしますが、症状が重いと水ぶくれができたり、細菌に感染して患部が化膿することもあります。

熱いものに触れる

一般家庭で一番多いのが、熱湯や火炎などの熱いものに触れる温熱やけどです。

化学物質に触れる

酸やアルカリなどの薬品に触れると火傷が起こります。

電気に触れる

電流や雷に触れると火傷が起こります。

日焼けをする

日焼けも火傷の一種で放射線やけどに分類されます。日焼けにより全身が真っ赤になり、皮膚がヒリヒリするのは、熱湯を全身に浴びているのと同じ状態です。日焼けは日焼け止めや帽子、衣服などによって予防可能な火傷です。

低温のものに長時間触れる

40〜55度のそこまで高くない温度でも、長時間皮膚に接していると低温火傷になります。低温火傷はじわじわと皮膚の深い部分にまで熱が伝わるため、重症化する危険性があります。電気毛布やゆたんぽ、カイロなどは長時間皮膚に触れないように注意しましょう。

火傷の対処法

すぐに冷やす

火傷をした場合はとにかく早く患部を冷やすことが重要です。少しでも早く冷やすことによって、熱が皮膚組織に広がることを予防し、ダメージを少なくすることができます。

冷たい水で痛みがなくなるまで冷やし続けましょう。流水で冷やす場合は患部に直接当てず、必ず患部の周辺に当てるようにしてください。ある程度痛みが無くなったら水分を拭き取り、清潔なガーゼなどで患部を保護しましょう。

水ぶくれはつぶさない

火傷の症状が重いと水ぶくれができることがあります。水ぶくれの中の液体は滲出液という体液です。滲出液には皮膚を治癒する効果があるため、水ぶくれは何もせずそのままにしておくのが一番良い状態です。

万が一水ぶくれが破れてしまった場合は、患部を冷やしたあとに消毒せずにガーゼなどで覆って皮膚科を受診するようにしてください。傷口にお薬を塗るのはやめましょう。水ぶくれの下にある皮膚は細菌に感染しやすい状態になっています。むやみに何か塗ろうとすると、二次感染の危険性があるため、注意してください。

また水ぶくれができる程の火傷の場合、市販薬での治療は難しいと考えられています。水ぶくれができた時点で皮膚科を受診するようにしましょう。

薬の使用

火傷はその程度により1度から3度に分類されますが、患部が赤くヒリヒリする程度の1度熱傷であればセルフケアでの治療が可能です。以下の成分を含む薬を使用すると良いでしょう。

火傷には炎症を抑える酸化亜鉛や、殺菌作用で細菌感染を防ぐクロルヘキシジングルコン酸塩、ベンザルコニウム塩化物などの成分が有効です。また、局所麻酔剤のジブカイン塩酸塩が痛みやかゆみを抑えてくれます。

ベタメタゾン吉草酸エステルやデキサメタゾン酢酸エステルなどのステロイド剤も火傷に強い効果を発揮します。即効性を求める場合におすすめではありますが、皮膚の免疫力を低下させる力もあるため、副作用が出る可能性が高いです。用法用量をよく守り、長期の使用は避けてください。

火傷の跡には、皮膚の再生を促すアラントインや皮膚の血行を良くしてターンオーバーを活性化させるヘパリン類似物質が効果的といわれています。

市販薬を使用しても改善が見られない場合や症状がひどい場合には、皮膚科を受診しましょう。

火傷(やけど)に使われるお薬の総合情報

火傷(やけど)に関するお役立ち情報

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