魚の目は放置しても自然治癒しない

魚の目は、放置しているだけでは治ることはありません。

魚の目は、長期間の摩擦や圧迫によって発症します。刺激された皮膚を守るために硬く厚くなった角質が、皮膚の内側まで侵食し、くさび型の芯になります。歩いたり体重がかかることによって芯が血管や神経を刺激し、痛みを感じるようになります。

魚の目を自然治癒させるには、最低限魚の目がある部分を刺激しないでおくことが絶対条件です。

しかし、歩行や作業などの日常的に避けることができない刺激によって魚の目ができてしまうため、結果的に自然治癒は難しいといえるのです。

魚の目を放置したらどうなる?

魚の目を放置すると、症状が悪化してしまいます。悪化すると、痛みで歩くことが困難になったり、手に魚の目ができた場合はものが持てなくなるほど痛みを感じることがあります。

また、今は痛くない魚の目でも刺激を受け続けることによって芯が血管や神経を圧迫するようになり、いずれは痛みを感じるようになるので注意が必要です。

魚の目は角質が硬く厚くなる病気なので合併症や重症化の心配はないものの、日常生活に支障をきたすレベルの痛みになるおそれがあります。

痛みを感じるようになると、今度は魚の目をかばうようにして歩くため、姿勢が悪くなったり足腰に痛みを感じるようになります。

このように、魚の目を放置することは魚の目が悪化するだけではなく、体にさまざまな支障をきたすことにつながるのです。

範囲が広がるのはイボのおそれも

摩擦や圧迫がない場所にも魚の目のようなものができた場合は、ウイルス性のイボのおそれがあります。

イボと魚の目は非常に似ており、目視だけでの判断は皮膚科医でも難しいとされています。

幹部を触った手指にうつったり、周囲に症状が広がっている場合はなるべく早く皮膚科を受診してください。

魚の目とウイルス性のイボについては関連記事をごらんください。

魚の目はどうやって治療する?

魚の目が悪化するのを防ぐには、皮膚科で治療してもらうか、初期の場合は保護パッドや市販薬を使用するのが良いでしょう。

市販薬で治療する

確実に魚の目といえるものであれば、市販薬を使用して治療しても問題ありません。

角質軟化作用のある、「サリチル酸」を配合した魚の目治療薬がおすすめです。また、足裏の保護パッドや日頃からの角質除去も効果的です。

市販薬のおすすめについては、関連記事をごらんください。ミナカラの現役薬剤師が、魚の目に効果のある市販薬を厳選しています。

皮膚科で治療する

魚の目が大きい場合や魚の目の芯が深くまで到達してしまっている場合は、皮膚科を受診して治療します。

魚の目・たこ・イボのどの症状かを視診(目視で診断すること)によって判断し、その後治療法を決めていきます。

病院での治療法にはさまざまな種類がありますが、主な治療法はレーザーによる治療です。その他には、削り・液体窒素・電気メスなどによる治療があります。

病院での治療や費用などについて詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

魚の目を悪化させないためには、普段履いている靴を変えてみるのもひとつの方法です。足に負担をかけないように日頃から気にかけてみましょう。