【薬剤師監修】その人ごとにおすすめ痔の薬を徹底解説!症状別や妊婦・子どもでも使える薬の選び方は?

男女問わず多くの人を悩ませる痔。妊娠中の方や子どもにとっても珍しい病気ではありません。症状や状態に合わせたぴったりの痔の薬の選び方を解説します。

痔は市販薬で治せるの?

痔は、実は男女ともにとても身近な病気です。

痔にはいぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔瘻(じろう)に大きく分けられますが、その多くの割合を占めるいぼ痔、切れ痔は市販の薬で治療することも可能です。患部の場所や症状に合った薬を選択することが重要なので、自分に合った薬を見つけてください。

痔の症状で薬を選ぶ

痔の代表的な症状として、痛み、かゆみ、出血があげられます。

そもそも痔の薬には痛みを抑えるための局所麻酔成分や、出血を抑える血管収縮成分を多めに配合されているものが多くなっていますが、抗炎症成分を含むものや清涼感のあるものがあるなどの違いもあります。

痔ができている場所で薬を選ぶ

痔の薬は主に以下の5タイプの剤形で販売されています。

■軟膏
■注入軟膏
■座薬(坐剤)
■飲み薬(内服薬)
■スプレータイプ

症状や、症状の出ている場所によって使い分けることが必要となります。

痔ができる場所は、主に肛門の内側か外側かに分けられます。
それぞれ、外側にできた場合は軟膏剤、内側にできた場合は坐剤あるいは注入軟膏というように使い分けましょう。

妊娠中の方や子どもの場合は使用可能なものを選ぶ

男女かかわらず多くの方を悩ませる痔ですが、座ることの多い妊娠中の方や、水分が不足しがちな産後の方は特に痔になりやすいとされています。
また、大人の病気のイメージが強いですが、小さいお子さんが痔になってしまうこともあります。

妊娠中に薬を使用するのは抵抗があるものですが、しっかりと選択すれば問題もなく薬を使用することができます。

痛みが強い痔におすすめの薬

痔の薬の多くに配合されているものですが、痔の痛みがひどい場合には以下の成分を含む薬を選びましょう。

■アミノ安息香酸エチル
■ジブカイン
■リドカイン

以上は局所麻酔成分と呼ばれるものです。

どの痔の薬にも痛みを抑える成分は配合されているのですが、強い痔の痛みは主に炎症によって引き起こされます。
その炎症を抑える効果を持つステロイド成分が配合されている薬がおすすめと言えるでしょう。
ただ、ステロイド成分は長期の連用には不向きであることにご注意ください。

ボラギノールA坐剤

ボラギノールAシリーズには、患部の感覚を一時的に麻痺させ、痛みやかゆみをおさえる効果(局所麻酔成分)を持つリドカイン加え、炎症を抑える作用を示すステロイド成分であるプレドニゾロン酢酸エステルが配合されています。 ボラギノールA坐剤は体温ですぐ溶ける基剤で作られていて、スムーズな排便を期待できるでしょう。 肛門の内側の痔に使用しましょう。

ボラギノールA注入軟膏

ボラギノールAシリーズの注入軟膏タイプです。 局所麻酔成分に加え、ステロイド成分が多めに配合されています。 注入軟膏タイプなので患部も薬剤も触れずに注入が可能。先端が丸くなっていて肛門を傷つけにくいという特徴もあります。 肛門の内側、外側どちらの痔にも使用することができます。

痔のかゆみにおすすめの薬

痔のかゆみを抑えるには抗ヒスタミン成分が配合されているものがおすすめです。

■ジフェンヒドラミン
■クロルフェニラミン

以上の成分は抗ヒスタミン成分と呼ばれるもので、かゆみを抑える作用を示します。
他にもメントール配合のものは清涼感がかゆみの緩和につながるでしょう。

プリザクールジェル

プリザクールジェルはべたつきにくい水性のジェルタイプの痔の薬です。 抗ヒスタミン成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩を配合しているのに加え、メントール配合でヒンヤリとクールな使用感が特徴的です。 ステロイドを配合していないため、特に痔が慢性化してしまっている方やがんこで長引く痔におすすめです。

プリザエース軟膏

プリザエース軟膏にも、抗ヒスタミンであるクロルフェニラミンマレイン酸塩とメントールが配合されています。スーッとした使用感がかゆみを沈めてくれるでしょう。 また、プリザエース軟膏にはステロイド成分が多めに配合されていますので、強い効き目にも期待できます。 つらい痛みや急な出血の痔におすすめです。

痔の出血を抑えるのにおすすめの薬

痔の出血を抑えたい方は以下の成分の含まれる薬を選びましょう。

■テトラヒドロゾリン
■メチルエフェドリン
■フェニレフリン

これらは血管収縮成分と呼ばれるもので、毛細血管を収縮し、出血をとめ、はれを抑える作用を示します。

また、患部に直接作用する軟膏タイプのものが良いでしょう。

新エフレチンK軟膏

新エフレチンK軟膏には毛細血管を収縮し、出血をとめ、はれを抑える効果を示すメチルエフェドリンが主要成分として満量配合されています。その他にもステロイド成分も配合されており、消炎、止血、鎮痛作用を重点的に製剤化した軟膏となっています。外側の痔にはおすすめです。

プリザエース注入軟膏T

プリザエース注入軟膏Tは血管収縮成分であるテトラヒドロゾリンを配合しています。注入軟膏タイプなので、肛門の内側、外側のどちらにも使用できるのに加え、出血がおこりやすい切れ痔にも対応しています。

妊娠中の方におすすめの痔の薬は?

妊娠中に薬を使用するのは抵抗があるものですが、しっかりと選択すれば問題もなく薬を使用することができます。

ただ、妊娠中は抗炎症成分であるステロイドや使用量の調節が困難な坐剤はおすすめできません。

添付文書で妊婦の使用に注意喚起がなされていないものや、使用が簡単な飲み薬タイプがおすすめです。

内服ボラギノールEP

痔の薬には珍しい飲み薬タイプです。
患部に直接作用するタイプの痔の薬とは異なり、主に生薬成分を配合した薬となっています。
患部に塗るなどの作業は必要なく、外でも使用しやすいのは魅力的ですね。

ボラギノールM軟膏

ボラギノールM軟膏はステロイドを配合しておらず、添付文書でも妊婦への注意の記載はありません。
比較的白い軟膏のため着衣への色移りの心配も少なく、刺激感を感じる成分も入っていないシンプルな痔の薬です。

授乳中の方におすすめの痔の薬は?

授乳中の薬の使用は、成分の母乳への移行の有無でその可否が判断されます。
抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミンは母乳中への移行の恐れがあるため、これが含まれた薬を使用することは避けましょう。

ステロイド成分についても心配される方が多いですが、塗り薬のステロイド成分はほとんど母乳への移行はないとされています。

ボラギノールA注入軟膏

ボラギノールAシリーズは多くのドラッグストアで販売されているために購入しやすい薬です。
ステロイドを配合しているために痛み・出血・はれなどに優れた効果が期待できます。
注入軟膏タイプは内外の痔に使用することができます。

ボラギノールM軟膏

ボラギノールMシリーズはステロイドを配合していません。
塗り薬のステロイド成分はほとんど母乳への移行はないとされていますが、それでも子どもへの影響が心配な方におすすめです。

ボラギノールMシリーズは軟膏タイプと坐剤タイプが販売されていますので、内側の痔には坐剤、外側の痔には軟膏と使い分けてください。

子どもでも使える痔の薬は?

多くの痔の薬は15歳未満の使用は許可されていませんが、中には保護者の監督のもとならば使用可能なものも販売されています。
薬剤師や登録販売者に相談しながらお子さんの症状にあった薬を選択しましょう。

間宮アロエ軟膏a

間宮アロエ軟膏は名前の通りアロエを成分とした軟膏剤となっております。痔だけではなく、しもやけやあかぎれ、やけどなどにも効果があるので、お子さんがいらっしゃる場合は持っておくと良いかもしれません。

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