痔には、いぼ痔、切れ痔、痔ろうの3種類があり、軽度のいぼ痔・切れ痔であれば市販薬で治療できます。

しかし家庭の常備薬として知られているオロナインは、痔に効くのでしょうか?

この記事では、オロナインは痔に効果があるのか解説します。

痔の症状・原因・治し方について、詳しくは関連記事をごらんください。

オロナインは痔に使えるが治療効果はない

オロナインは痔に対する効能・効果はなく、使用することで傷口を消毒することはできますが、痔を治す効果はありません。

オロナインは正式にはオロナインH軟膏といい、軟膏タイプの市販薬です。

オロナインの有効成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩液です。クロルヘキシジングルコン酸塩液には、傷口を消毒して化膿を防ぐ働きがあります。

オロナインの効能・効果は、手指・皮膚の消毒、手術部位の皮膚の消毒、皮膚の創傷部位の消毒、医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒です。

痔の症状に対して消毒目的での使用は可能ですが、痔の症状である腫れ・痛み・かゆみ・出血などの症状をおさえる効果はオロナインにはありません。

いぼ痔にはオロナインを使用できない

肛門の内側にいぼ痔ができた場合には、オロナインを塗ることはできません。

軽度のいぼ痔であれば専用の市販の座薬や注入軟膏の方が適しています。重度の場合は病院で切除手術を行う必要があるため、なるべく早く治療を行いましょう。

痔の薬を使用するのが効果的

痔の症状には、消毒の効果しかないオロナインよりも、痔に特化した市販薬を使用することをおすすめします。

痔の市販薬には、腫れなどをおさえる抗炎症成分、痛みを鎮める局所麻酔成分、出血を止める血管収縮成分、かゆみをおさえる抗ヒスタミン成分などが配合されています。

オロナインにも、収れん・止血・防腐の働きのあるミョウバンの一種である硫酸アルミニウムカリウムが配合されていますが、含有量の記載がないため有効成分としては認められず、添加物として防腐剤の働きをしています。

痔の出血には、テトラヒドロゾリン、メチルエフェドリン、フェニレフリンといった血管収縮成分が配合された薬を使用する方が効果的です。

痔の市販薬は軽度のいぼ痔、切れ痔に使用することができます。

痔の市販薬には、座薬、軟膏、注入軟膏、飲み薬などの種類があります。座薬や注入軟膏を使用すれば、肛門の内側のいぼ痔に薬の成分を届かせることができます。

ただし、痔ろうは市販薬では治すことは出来ず、手術が必要となります。排便時に激しい痛みをともない排便が困難、膿が出て発熱もともなう、などの症状がある場合は早めに病院を受診してください。

痔の市販薬について、詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

オロナインには消毒効果がありますが、腫れ・痛み・かゆみ・出血などの痔の症状をおさえることはできません。痔の市販薬はドラッグストアやインターネットなどで手軽に購入することができるため、オロナインよりも痔の薬を使用することをおすすめします。