冬は忘年会や新年会など、飲み会の多いシーズンのため、暴飲暴食になりがちです。

また、冬の寒さで血流も滞っていまいます。

暴飲暴食や体の冷えは、痔を悪化させる原因になることをご存知でしょうか。

今回はこの時期につらい「痔」の対策と予防についてまとめました。

あなたの痔はどのタイプ?痔の種類は3種類

痔は肛門や肛門周辺の血行障害でおこる疾患の総称です。痔は主に、次の3種類です。

・痔核(いぼ痔)…直腸や肛門周辺でクッションの役割をしている静脈の集合体が膨れ上がってしこりになったもの。

・裂肛(切れ痔)…肛門の出口付近が切れた状態。

・痔ろう(あな痔)…肛門のくぼみに細菌が感染して膿ができた状態。

冬に痔が悪化しやすい原因とは?

冬は体の冷えで血行が悪くなりがち。血行が悪くなると栄養がちゃんと肛門まで行き届きません。お尻が冷えると肛門周辺の細い血管がうっ血して症状が悪化しやすくなります。

特に座りっぱなしの人は要注意です。

それに忘年会や飲み会など外食が多いと濃い味つけのものやアルコール、香辛料の効いたものを食べる機会が増えますね。

偏った食生活は下痢や便秘の原因になり痔を悪化させます。

また、冬の寒さで免疫力も低下しがち。

冬は痔が悪化する原因が多いのです。

痔を悪化させないための7つのポイント

痔は生活習慣の改善でなりにくい体質を作ることができます。

痔を悪化させないための7つのポイントを紹介します。

1.体をあたためる

下半身の血行を良くするために、腹巻を巻いたりズボンの下にも1枚履きましょう。

お風呂はシャワーだけではなく、湯船に浸かるようにしましょう。
 

2.座りっぱなしに注意する

デスクワークの人は1時間に1回は立ち上がるように習慣づけましょう。軽いストレッチを入れてみるのもいいでしょう。

トイレの際も肛門を冷やさないよう、長居しすぎないようにしましょう。

排便後は、ウォシュレットや濡らしたペーパーでやさしく拭き取り患部を清潔に保ちましょう。

 

3.水分をよく摂る

便秘にならないようにするには水分補給が基本です。冷たいものよりあたたかいもの。コーヒー紅茶より白湯がオススメです。

冬は乾燥しがちなので水分を意識的に摂るように心がけましょう。

4.アルコールを飲み過ぎないようにする

アルコールは動脈の血流を促しますが、静脈の血流を滞らせます。

そのため、アルコールは肛門に充血や炎症を起こしやすくなります。

また、下痢も引き起こす原因になるため、過剰摂取は避けましょう。

5.塩分や香辛料の摂り過ぎに注意する

塩分や香辛料は、肛門の粘膜を刺激して炎症を悪化させます。

塩分の摂りすぎは、高血圧や冷えを引き起こし、水分の過剰摂取の原因にもなります。

香辛料は便に残りやすいため、過剰に摂取すると排便時の痛みが増す原因になります。

塩分や香辛料の摂取は、適量を心がけるようにしましょう。

6.しっかり栄養を摂って免疫力を上げる

免疫力が落ちていると、肛門の粘膜が弱くなり炎症を起こしやすくなったり、細菌感染を招いたりします。

痔の原因となる便秘や下痢を避けるためにも、栄養のバランスの取れた食生活を心がけましょう。

7.十分な休養をとる

精神的なストレスは自律神経の不調を招き、免疫力を低下させます。免疫力の低下は細菌に対する抵抗力を弱めるため、下痢や便秘の原因となります。

十分な休養をとり、ストレスから自分の身を守りましょう。

おわりに

痔は症状が軽いうちは生活習慣の改善で悪化を防ぐことができますが、それでも痛みがひどい時は無理をしないで肛門科を受診して下さい。