尿もれの原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年09月21日

尿もれの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

出産

膀胱・尿道、子宮、直腸などの臓器を下から支えているのが骨盤底です。出産時は胎児を通すことが優先され、骨盤臓器を支える仕組みが一部破壊されてしまいます。

その結果、骨盤底の支持力が衰えゆるむことで尿もれが起こりやすくなります。特にくしゃみや咳をする、重い荷物を抱えるなどのお腹に力の入る動きで腹圧性の尿もれが起こります。

お腹に力を入れる排尿方法

尿意を感じてからトイレへ行き、膀胱が収縮して尿道がゆるむという流れが正常な排尿方法です。

しかし、おなかに力を入れて腹筋で排尿する方法が習慣化していると、膀胱があまり収縮しないことで、膀胱と尿道の働きのバランスが崩れます。

そして排尿が終わっても更にいきんで尿が残っていないか確認するといった行動も尿もれを引き起こしやすく、更に悪化させる可能性もあります。

ストレスなどによる排尿コントロールの乱れ

排尿は脳のコントロールによって行われるため、脳血管障害などでコントロールがうまくいかなくなることがあります。

またストレスなど心因性の影響で膀胱が収縮してしまい、排尿コントールがうまくできず切迫性の尿もれが起こる場合があります。

尿もれの対処法

骨盤底筋トレーニング

骨盤底を強化するトレーニングをおこないます。主に肛門や膣を意識して閉めたり緩めたりを繰り返し、骨盤底を鍛えます。骨盤底を意識してコントロールすることで、尿もれの予防・改善が効果的に行えます。

膀胱トレーニング

切迫性の尿もれは、尿意を感じる前にトイレへ行く・不安で何回もトイレへ行くという習慣が原因となっていることがあります。このような習慣により膀胱が収縮してしまい、本来ためることが可能な尿量をためられなくなってしまうのです。

習慣を改善するためには、尿意を感じてからまずは5分トイレに行くのを我慢するといった膀胱トレーニングが有効です。慣れてくると徐々に時間を延ばせるようになり、膀胱も本来の大きさに回復します。

薬の使用

膀胱の過剰な働きを抑える抗コリン薬やβ3(ベータスリー)受容体作動薬が使用されます。

また尿もれの背景にある腎虚、水毒、水滞など体内の不調を改善することを目的に、八味地黄丸、牛車腎気丸、小建中湯などの漢方も使用されます。

市販薬を使用して数日から1週間程度経っても改善しない場合は病院を受診しましょう。

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