あなたは普段、風邪でもないのに微熱ぎみになった経験はありませんか?
全身がだるくなり、生活に支障が出ることも。この何気なく出る微熱は、いったい何が原因なのでしょうか?

今回は、解熱剤を飲んでもなかなか下がらないという、この謎の発熱についてご紹介します。

 

ストレスで熱が出る!?心因性発熱とは

ストレスの強い環境に長くいると風邪やその他の病気などではないのにもかかわらず、37度以上の微熱が持続的に出ることがあります。

普段、人はストレスを受けると、体温が上がるようにつくられているのですが、何度も繰り返すと熱が下がらなくなることがあるのです。
全身のだるさが続き、生活に支障が出てしまうことも。

このようなストレスによる発熱のことを「心因性発熱(しんいんせいはつねつ)」といいます。放っておくと、頭痛やうつ症状が出てくることもあるといわれているので、注意が必要です。
 

心因性発熱の見分け方

心因性発熱は、主に仕事をする、人に会う、極度に緊張する、喧嘩をするなどの精神活動によるものや、長時間の労働や介護などのストレスがかかった状況が続くことによるものなどがあります。
解熱剤を飲んでも効かない、病院で診察を受けても特に異常が見つからない、熱がなかなか下がらないなどの状況の場合、心因性発熱が疑われます。

心因性発熱の体温の上がり方は2つのパターンがあります。

① 強いストレスによって急激に体温が上がってすぐに下がるパターンと、② 37度台の微熱が長く続くパターンです。
長く続くほうは、特に働き盛りの社会人に多く見られるといわれています。
ストレスかかると、人は自律神経の交感神経が活発になって、物事に対処しようとします。すると体温が自然と上がるのです。
 

解熱薬が効かないことも?!心因性発熱に気づいたらどうする?

心因性発熱の治療は、生活改善や薬物療法、リラクゼーショントレーニング、心理療法などで行われます。生活面、心理面での対策が主になることから、ぜひ日頃の自分の生活面での対策を行いましょう。

ストレス性とはいえ、熱が出ると、体に大きな負担がかかります。長期間に及べばなおさらです。

もし心因性発熱になってしまったら、やることの優先順位を決めて、やるべきことをやったら休む、こまめに体を横たえて休憩するなどして無理をしないようにしましょう。

また、この時期にやってはいけないのは、心身を鍛えること。

筋肉トレーニングや乾布摩擦などは控え、完全に治ってから行うようにしましょう。「自分は仕事をさぼっているのでは?」と罪悪感を感じる方は、特に注意が必要です。治療を優先させましょう。


(Image by PhotoAC)