副鼻腔炎による頭痛の原因・症状・治療について解説

副鼻腔炎による頭痛の原因・症状・治療について解説します

副鼻腔(ふくびくう)とは?

「副鼻腔」とは鼻の周りにある大小合計8個の空洞です。

・前頭洞(ぜんとうどう)=額の左右
・蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)=両目に間の鼻の奥
・篩骨洞(しこつどう)=目の間
・上顎洞(じょうがくどう)=ほおの左右


このような空洞が左右にそれぞれ4個ずつあり、「副鼻腔炎」は、本来空洞の部分に細菌が入って炎症を起こす病気です。

副鼻腔炎は慢性化に注意

副鼻腔炎は「急性」のうちに治さないと膿(うみ)がたまってしまう「慢性副鼻腔炎(蓄膿症:ちくのうしょう)」になり、治りにくく治療期間が長引きます。

副鼻腔炎の症状は?

▶鼻水、鼻づまり
▶鼻水は黄色か緑色になり粘り気が増す
▶顔面痛(頬や目の下など)
▶耳の閉塞感
▶味覚や臭覚が無い
▶歯痛
▶頭痛

症状は軽度から重度までありますが、膿(うみ)の溜まった場所で異なります。

副鼻腔炎(蓄膿症)による頭痛の原因と特徴

副鼻腔炎頭痛の原因

両目の間の鼻の奥ある蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)に膿が溜まると、頭が重くなったり頭痛が起こります。
また目の間の篩骨洞(しこつどう)に膿が溜まると、目の奥に痛みが出たり重く感じます。

副鼻腔炎頭痛の特徴

▶頭痛が始まった時期に鼻水、鼻づまりがある
▶常に頭が重く痛い
▶下を向くと痛みが悪化する
▶特に前頭部、眉間、こめかみを軽く叩くと痛い
▶目の奥、頬、顔面の痛みを伴うことも多い
▶後頭部まで広範囲に痛みを感じることもある
▶頭痛が長く続く

など、頭痛はひどいのに、鼻水や鼻づまりなどの症状は軽いケースがあり、なかなか気が付かないことがあります。

副鼻腔炎は合併症が危険

頭痛の原因が副鼻腔炎だと気づかない場合、炎症を放置していると前頭洞(額の左右)から脳にまで炎症が広がる場合があります。

副鼻腔は目や脳が近くにあるため、まれに髄膜炎や視神経炎など、脳や目などに合併症を引き起こす危険性があります。

もし慢性的な頭痛を感じたら、なるべく早めに病院へ行きましょう。急性副鼻腔炎はMRIなどで容易に診断できます。

頭痛症状を訴える患者さんには、副鼻腔炎が頭痛の原因という認識は低く、驚くケースが多く見られるようです。頭痛も原因によって治療法が異なり、特に副鼻腔炎による頭痛は痛み止めなどをいくら飲んでも、根本的な解決にはならないでしょう。

副鼻腔炎自体も慢性化させないようにし、合併症を起こさないためにも早期の治療がとても大切です。

頭痛の治療は副鼻腔炎の膿を出すこと

副鼻腔炎による頭痛を治すには、まず副鼻腔の炎症を取って膿(うみ)を出し切らなければ治りません。

頭痛は様々な原因で起こりますが、今回の症状を参考に、頭痛の原因の一つに副鼻腔炎があることをぜひ覚えておきましょう。

頭痛のお役立ち情報

頭痛に関連するQA

dメニュー