かき氷も注意!アイスクリーム頭痛って?

かき氷やアイスクリームをはじめとした、冷たい食べ物が原因で起こった頭痛を「アイスクリーム頭痛」といいます。アイスクリーム頭痛・・可愛らしい名前ですが、医学の世界でも使われている正式名称です。こめかみや後頭部が特に痛むのが特徴で、原因はふたつあると考えられています。

アイスクリーム頭痛の原因


アイスクリーム頭痛の原因ひとつ目は、「血管の拡張」です。かき氷など冷たい食べ物によって喉が急激に冷えると、体は体温を維持しようと血流量を増やします。その際の血管の拡張が、アイスクリーム頭痛を招くとされています。

もうひとつの原因は「神経の伝達ミス」です。かき氷やアイスクリームが喉を冷やすと三叉神経(さんさしんけい)が刺激されます。この刺激が強すぎると、三叉神経は冷たさと痛みを混同してしまい、脳に「痛み」として伝達してしまうのです。

夏場には行列ができるほど人気の天然氷のかき氷では、こうした頭痛が起こりにくいとされています。その理由は、一般的なかき氷に使用される氷の温度が−7℃以下であるのに対し、天然氷は−1~2℃ほどなので冷たい刺激が強すぎないためです。

かき氷やアイスクリームで頭痛が起こさないためには?


アイスクリーム頭痛を起こさないためには、原因となる「喉への冷たすぎる刺激」を避けなければなりません。例えば一気に食べずにゆっくり食べたり、温かいお茶を飲みながら食べるといった対処法が有効とされています。

アイスクリーム頭痛になってしまった場合は、額やこめかみを冷やしたり、口の中を温めることで症状の改善が期待できます。

偏頭痛持ちがアイスクリーム頭痛になる確率は倍以上!?

偏頭痛持ちの人は、アイスクリーム頭痛にかかりやすいとされています。偏頭痛を持たない人がアイスクリーム頭痛を起こす確率が3割程度なのに対し、偏頭痛持ちの人が起こす確率は約7割です。

倍以上の確率でかかりやすいので、偏頭痛持ちの人は、かき氷やアイスクリームを食べるときは充分に注意してください。

偏頭痛持ちにはどんな特徴がある?


慢性的に起こる頭痛には、偏頭痛のほか緊張型頭痛や群発頭痛があります。中には自分がどのタイプか分からない人もいるのではないでしょうか?ここでは、偏頭痛持ちに多くみられる特徴をピックアップします。

緊張性頭痛や群発頭痛について知りたい!という人は、下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:緊張型頭痛の原因と症状とは?
関連記事:群発頭痛の症状と原因とは?

頭痛が来る前兆・予兆がある

偏頭痛持ちの中には、痛みが来る前兆があるタイプの人がいます。偏頭痛の前兆には、視野の中にチカチカした光が見えるといったものがあります。前兆がない場合でも、むくみや食欲増大、眠気、倦怠感といった予兆を感じる人もいます。

女性(主に30~40代)である

偏頭痛は、特に女性に多いとされています。原因は女性ホルモンの一種・エストロゲンです。生理周期に合わせて分泌量が変化するエストロゲンは、生理前に大きく減少する傾向があります。そのため生理数日前~生理後にかけて偏頭痛を起こす女性が多いです。年代では30~40代が多いとされています。

脈打つような痛みが頭の片側に起こる

症状に注目した場合、偏頭痛の特徴は脈打つような痛みです。その多くは頭の片側に起こりますが、ときには両側に起こります。このほか吐き気や嘔吐を伴ったり、いつもなら気にならない音や臭いに敏感になる傾向があります。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まると三叉神経が過敏になります。三叉神経が受けた刺激によって「痛み」という情報が拡散されると炎症が起こり、偏頭痛になります。

タバコを吸う

タバコによる血管を収縮させる作用と、そこからの反動で血管が拡張する作用によって偏頭痛が起こりやすいとされています。

アルコールやチョコレートが好き

アルコールは種類を問わず、血管拡張作用があるとされています。そのため偏頭痛を引き起こしやすいです。同じ理由でポリフェノールやヒスタミン、チラミンが含まれる食べ物の過剰摂取も注意が必要です。

チラミンとポリフェノールが含まれる赤ワインやチョコレートの食べ過ぎには気を付けましょう。

さいごに

アイスクリーム頭痛も偏頭痛も、基本的には一時的なものです。アイスクリーム頭痛の多くは数時間でおさまり、偏頭痛も3時間~72時間ほどでおさまるとされています。また、偏頭痛が起こる頻度は多くて週に1~2回程度です。

もしも頭痛が長期化したり、あまりに頻繁に起こる場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。