床を掃除したとき、シーツを変えたとき、そして入浴したとき・・

思わぬ抜け毛を発見して驚いたことはありませんか?

抜け毛は髪の自然なサイクルなので、過度に心配する必要はありません。しかし、男女とも年齢を重ねると弾力のあった頭皮も固くなり、毛根も弱くなって髪が抜けやすくなります。

抜け毛を予防するにはシャンプーに気をつかいたいもの。どんなに高価なシャンプーを使っても、使い方を誤り、正しく洗えていなければシャンプーの洗浄効果は半減し、さらなる抜け毛へとつながります。

この記事では、抜け毛予防に重要な、正しいシャンプーの使い方と髪の洗い方を紹介します。

抜け毛や薄毛が気になる方におすすめの市販薬は関連記事をごらんください。

シャンプーの方法が抜け毛予防に関わるのはなぜ?

抜け毛の原因は、男性ホルモン・女性ホルモンの分泌の関係、ストレス、栄養バランス、喫煙などさまざまな要因があげられます。

頭皮の環境の悪化も大きな要因のひとつ。頭皮のべたつきやかゆみ、乾燥のしすぎは、土台である地肌と毛根に影響を与えてしまいます。

頭皮の環境に大きな影響を与えるのがシャンプーの方法です。頭皮を清潔に保つために行うシャンプーですが、正しい方法で行わないと、余計な皮脂が取りきれなかったり、逆に油分を奪いすぎて過度の乾燥を招く恐れもあります。髪が抜けにくい健康な頭皮を保つためには、自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを選択すること、シャンプーを正しく行うことを意識する必要があります。

正しいシャンプーの方法

正しいシャンプーの方法、髪の洗い方を確認しましょう。一連の流れを習慣として身につけてしまえば難しいことは何もありません。

1.入浴前にブラッシングをする

入浴前に、頭皮の汚れを浮かすためにブラッシングをします。

頭皮をマッサージする要領で刺激しながらブラッシングすると、血流がよくなり抜け毛防止にも繋がります。女性や髪の長い男性の場合は、毛先の絡まりや髪についたゴミやほこりを取る意味もあります。

2.湯船に浸かる

シャンプーをする前に湯船に浸かりましょう。シャワーの場合は、顔や体を洗ったあとなど少し時間をおきます。

体を温め湯気にあたることで、頭皮が柔らかくなり、詰まっている毛根の汚れが落ちやすくなります。

3.予洗いを行う

予洗いとはシャンプーの前に、ぬるま湯で髪と頭皮をすすぐことです。髪をさっと湿らす程度ではなく、しっかりとお湯で洗ましょう。

お湯で予洗いをすることで、髪の汚れの大部分は落ちます。シャンプーの使いすぎは皮脂を過剰に取り除いてしまうため、使用量を抑えるためにも予洗いを行いましょう。

【お湯の温度は38度程度のぬるま湯】

予洗いも実際のシャンプーもぬるま湯が最適です。熱い温度の方が地肌がすっきりすると感じる方もいるかもしれませんが、地肌に刺激を与え皮脂を過剰に取りすぎてしまい、べたつきや乾燥が進みます。加えて髪にもダメージを与えてしまいます。

反対にお湯がぬる過ぎると皮脂が落ちにくくなります。

4.シャンプーをよく泡立てる

製品に記載されている分量のシャンプーを手の平にとります。シャンプーをのせた手をすぼめるようにし、少しずつお湯を加え泡立てます。

注意したいのが、頭皮に直接泡立てる前のシャンプーをつけないこと。とくに市販のシャンプーは、洗剤と同じ汚れ落としの成分の「界面活性剤」が含まれています。地肌に刺激を与えず、皮脂を過剰に取りすぎないためにも、しっかりと泡立ててから使用してください。十分に泡立てることでシャンプーの使用量も抑えることができます。

なお、手は事前に綺麗に洗っておいてください。手の汚れが残っているとシャンプーが手の汚れに反応してしまうので、うまく泡立ちません。

5.泡立てたシャンプーを髪になじませる

よく泡立てたシャンプーを、髪・地肌に行き渡るようになじませて洗います。洗うときは決して爪を立てないでください。指の腹を使い、マッサージするようにして洗います。頭皮ブラシを使用する場合は、力を入れすぎないように気をつけてください。

理想的な地肌は、指の腹で揉んだときに柔らかく動きます。

髪を洗う時間は1分前後が目安です。シャンプーの洗浄力の強さにもよりますが、何分も洗い続けたり、泡を流さないまま放置したりすることは頭皮にダメージを与えてしまうので注意しましょう。

6.すすぎは洗うときの倍の時間をかける

シャンプーが残らないようにしっかりすすぐことも、正しい髪の洗い方の大切な工程です。

地肌の近くからシャワーヘッドをあて、すすぎ残しがないように注意します。洗うときの倍の時間を目安にシャンプーを流してください。

シャンプー後のリンス・トリートメントは頭皮にはつけず、髪全体になじませます。リンスは髪に膜を作る、トリートメントは髪の内部に浸透させる役割をもつため、地肌につけてしまうと毛根をふさいてしまう恐れがあるので注意しましょう。

リンス・トリートメントもすすぎ残しがないようにしっかりすすぎます。

正しい髪の乾かし方

正しく髪を洗った後は、髪をしっかりと乾かすことも大切です。

自然乾燥では乾ききらずに汗や汚れ、菌を発生させてしまいます。また、髪が濡れているとキューティクルが開いた状態のままなので傷がつきやすくなります。

髪と頭皮のダメージを防ぐためにも、ドライヤーを使用して正しく髪を乾かしましょう。

1.タオルドライをする

髪をドライヤーで乾かす前に、しっかりと水分をタオルに吸収させます。

タオルドライのポイントは、髪に優しくタオルをあてて水分を吸収することです。ゴシゴシと髪とタオルをこすり合わせてしまうと、摩擦で地肌や髪を傷つけてしまうので注意しましょう。

洗い流さないトリートメントや地肌マッサージ用のオイルをつける場合は、タオルドライのあとがよいでしょう。

2.地肌→髪の中心→毛先の順で髪を乾かす

ドライヤーは温風に設定し、少し頭から離して使用します。

髪が長い人は髪を持ち上げるようにして、地肌に温風をあてます。ドライヤーを持った手と別の手で軽くマッサージをしながら乾かすと、抜け毛予防効果が高まります。

地肌が乾いてきたら、ドライヤーは頭から離した状態のまま、髪の中心を乾かします。温風を髪に近づけすぎないように注意してください。

最後に毛先を乾かしますが、毛先は乾きやすいのでドライヤーを冷風に切り替えます。毛先が乾いてきたら、髪全体に冷風をあててください。温風のあとに冷風を使うことで、頭皮も髪のキューティクルも引き締まります。

地肌と髪を傷めず早く乾かす裏ワザ

タオルドライをしたあと、新しいタオルで頭全体を覆い、タオルの上からドライヤーをあてます。たったこれだけで、髪を乾かす時間が3分の2から半分に短縮!

髪を早く乾かしたい場合や、ドライヤーの熱によるダメージが心配な方はお試しください。

おわりに

抜け毛予防の最も身近な方法は、髪の洗い方を見直すことです。

面倒に思えるシャンプーの手順も、習慣化するとかんたんに思えるようになっていきます。今夜からぜひ実践してみてはいかがでしょうか。