抜け毛の毛根の形がそれぞれ異なるのはなぜでしょうか。丸いもの、細いもの、白いもの、膜が張っているものなど、抜け毛の毛根にはさまざまな形があります。

毛根の形はじつは抜け毛の原因を示しています。

抜け毛は加齢とともに自然と増えていくものですが、少しでも抜け毛を予防するためには原因を知っておくことがとても大切です。

この記事では、毛根の状態と抜け毛の原因を紹介していきます。

自然現象で起きる抜け毛とは?

髪の毛の寿命は、個人や男女差はあるものの、およそ3〜6年です。その間に髪の毛は、成長期・退行期・休止期のヘアサイクルを繰り返します。

休止期には、新たに成長を始めた髪が下から生えてくることで、古い毛がサイクル通りに抜け落ちます。自然なヘアサイクルでは1日に約50~100本ほどの髪の毛が自然に抜けていきますが、抜け毛には正常な抜け方をしているものばかりではありません。異常な抜け毛もあるのです。

異常な抜け毛

細い抜け毛、短い抜け毛、または毛根の状態によっては、髪の毛の正しいサイクルによる抜け毛ではない可能性があります。原因は、加齢や遺伝、栄養不足や水分不足、ホルモンバランスの乱れ、精神的ストレスなどが考えられます。

毛根からわかる抜け毛の原因

抜け毛の原因は、毛根の状態でおおよそわかります。抜け落ちた毛の毛根を見て、正常な抜け毛なのか、異常な抜け毛なのかを確認しましょう。

異常な抜け毛が増えていくと薄毛につながるので、自分の抜け毛の原因を知っておきましょう。

丸みを帯びた毛根

正常な抜け毛の毛根です。休止期に抜けた毛の毛根は、マッチ棒のようなふっくらとした球状をしています。毛根の色は白または透明です。

正しいヘアサイクルによる時期の抜け毛と考えられるので心配はありません。

細い毛根(毛根がない)・とがった毛根

細い毛根や毛根がないようにみえる、または毛根がとがっている場合は、栄養不足や精神的ストレス、内分泌異常や自己免疫疾患などが原因です。髪の毛をつくり出す毛母細胞の働きが悪くなり、毛根部分が頭皮に強く根を張れなかったために起こります。

毛の周期が短くなり成長途中で抜けている状態で、薄毛や円形脱毛症などにつながる恐れがあります。

黒ずんでいる毛根

毛根の黒ずみの原因は、栄養不足や血行不良、ストレスなどです。正常な状態で抜けた毛の毛根が白っぽいのに対し、成長の途中で抜けてしまった場合は毛根は黒ずんでいます。

正常な毛根は、黒い色素を髪の毛へ全て流し、役割を終えたために白っぽくなります。毛根が黒いということは、全ての色素が髪の毛に渡る前に抜けてしまったということです。

ストレスで血行不良の状態が続くと、薄毛につながる可能性があります。

しっぽ(ひげ)の付いている毛根

毛根の先に、しっぽのような角化していない根鞘(こんしょう)が付いている毛根を「粃糠(ひこう)性脱毛根」と呼びます。おもに頭皮の乾燥や栄養不足、血行不良、ホルモンバランスの崩れが考えられます。

髪のサイクルの休止期に移行する前に、毛が抜け落ちることが多く、「びまん性脱毛症」や「粃糠性脱毛症」に多いことが特徴です。

白い塊や膜が付いている毛根

皮脂の分泌が過剰であったり、炎症を起こしている可能性があります。またシャンプーが流し切れていない、頭皮に汚れが溜まっているなども原因として考えられます。放置すると脂漏性脱毛症につながる可能性があります。

頭皮を健やかに保つための正しい髪の洗い方を実践しましょう。

抜け毛や薄毛には市販薬の活用を

正常なものではない毛根の抜け毛は、いずれも髪の毛の生え変わりのサイクルから外れてしまっている抜け毛です。抜け毛の毛根をよく確認し、原因を探して生活習慣を見直してみましょう。

抜け毛や薄毛に効く市販薬の活用を有効です。自分の抜け毛の症状や部位にあった薬を選択しましょう。