大量の汗をかき、頭皮のベタつきやかゆみ、ニオイが気になる夏。一年を通して最も頭皮の環境が悪くなるのは夏です。性別年齢にかかわらず、子供でさえも夏は抜け毛が多くなります。

季節によって多少の変動はあるものの、髪の毛は1日におよそ50〜100本が自然のサイクルで抜けていきます。

まとめてゴッソリ抜けてしまうような場合は脱毛症などを疑う必要がありますが、夏の抜け毛でも1日100本程度であれば正常な範囲とされます。

しかし、夏はさまざまな原因から抜け毛が多くなる季節に間違いはありません。夏の抜け毛の原因を把握して、正しい抜け毛予防の対策をとりましょう。

夏に抜け毛が増える原因は?

夏の抜け毛の原因は、外部からの刺激による頭皮環境の悪化です。また、内部の自律神経の乱れによるストレスも大きく影響しています。

紫外線と日差し

5月から急激に強くなる紫外線は、頭皮や髪が傷む大きな原因です。加えて真夏の強い日差しは、目に見えてわかるほど髪を茶色くしたり、頭皮をやけどのような状態にしてしまいます。

自律神経の乱れ

冷房の効いた室内と猛暑の室外の急激な温度変化は、自律神経を狂わせます。自律神経の乱れは自覚がなくてもからだにとっては大きなストレスです。ストレスは体の各所に影響を及ぼし、頭皮にも悪影響を与えます。

また、自律神経の乱れと暑さによる夏バテから食欲不振になりやすく、体に不調が起こり頭皮にも血行不良や栄養不足が起こります。

自律神経の乱れは女性ホルモンにも影響を及ぼすため、夏は女性も抜け毛が多くなる人が増える傾向にあります。

汗と皮脂

頭皮は全身で一番皮脂が多く分泌されるところです。汗をかく夏の頭皮はとくにベタつきます。また夏の暑さで自律神経が乱れ、リラックスができず交感神経が活発な状態が続くと、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。

皮脂は本来、頭皮を保湿する役割があります。しかし、過剰な皮脂は毛穴に汚れをつまらせ、健康な毛の成長を妨げます。頭皮の環境が悪くなると、さらに分泌過剰になることで頭皮の隠れ乾燥が起こり、結果として抜け毛につながります。

抜け毛対策は夏が来る前に!

抜け毛・薄毛に効く市販薬

夏だけではなく抜け毛が気になりがちな方は、市販薬を有効活用しましょう。市販薬の中では医療用の成分を使用しているものなど、高い効果が期待できる製品もあります。

自分の抜け毛の状況に合わせて市販薬を洗濯しましょう。

紫外線と日差し対策

肌と同じように、髪の毛も紫外線・日焼け対策が必要です。海や山など夏のレジャーに行くときは、日傘やUVカットスプレーで頭皮と髪の毛を守りましょう。

自律神経を整える

冷房の管理と食事を意識しましょう。夏バテの解消には入浴方法も重要です。シャワーだけではなく湯船につかることで、頭皮の汚れも優しく落とす効果があるため、必ずお湯につかるようにしましょう。

就寝前のシャンプー

大量に汗をかいたまま、冷えた室内に入り頭皮が乾くと、頭皮に生じた雑菌がそのまま残ります。そのまま寝てしまうと雑菌が繁殖し、頭皮環境を悪くするため、できるだけ就寝前のシャンプーを心がけてください。

シャンプーにおける注意

抜け毛を予防するためには、頭皮環境を整えることがとても重要です。頭皮を清潔に保つためにも、夏はシャンプーの方法を見直しましょう。

シャンプーのしすぎは、皮脂を過剰に取り除き、頭皮を余計にベタつかせてしまいます。1日に髪を何度も洗わないようにしてください。爽快感のある刺激の強い市販のシャンプーの使用も、抜け毛予防には不向きなので注意が必要です。

また、子どもは皮膚が弱く、紫外線や日差しのダメージを受ける夏はとくに頭皮の炎症を起こしがちです。親と同じシャンプーを子どもが使うことで、頭皮の炎症を起こす原因となることが多くあります。子どもには低刺激の子ども用シャンプーを使いましょう。

正しい髪の洗い方はこちらの記事をご覧ください。

おわりに

夏は頭皮の状況や、自律神経の影響などの原因により、抜け毛が多くなる季節です。

夏の抜け毛を予防するためには、原因を把握し、生活習慣やシャンプーの見直し、頭皮の環境を整えるなど正しい対策を実行しましょう。