はじめに

8月に入り夏山登山も最盛期ですね!!(私も登山が大好きです)

国民的登山と言えば富士山ですね!

富士山は毎年30万人以上もの登山者が集まるまさに登山のメッカ。 お盆休みを活用して登られる方も多いのではないでしょうか?

一方で、富士山登山にトライしてみたものの、高山病になってしまい「ご来光に間に合わなかった(涙)」「8合目で断念した・・」「7合目で断念した・・」「私なんか6合目で・・」といった方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さんのために、富士山をはじめとする標高2000m超級の高山を目指される方向けの「高山病に負けない!登山の持ち物リスト」を用意させていただきました!

この記事のポイント!

高山病のメカニズムを理解しよう!

高山病が起こりやすい状況を知ろう!

高山病に徹底抗戦する持ち物リスト

高山病が起こるメカニズムと初期症状

高山病は酸素がうすい場所にいった結果、体内の酸素量が足りなくなって生じる症状です。 2000m以上の酸素のうすい高地にいったり、何らかの理由で酸素が体の隅々に行き渡らなくなった結果発症します。

山酔いが一番よくおきる症状で、二日酔に似た症状がおき、頭痛や倦怠感が出たり、吐き気がでてきます。 この山酔いの症状は発生に時間がかかり、高地にきてから6時間~12時間後に始まることが多いです。

初期症状として頭痛や吐き気を感じたら高山病を疑い、注意するようにしてください。

きちんとした対応をとれば高山病で死ぬことはないのですが、このまま放置していると、まっすぐ歩けなくなったり、息切れがひどくなったりと登山を続けるには危険な状況になってきます。

高山病が起こりやすい状況を知ろう!

こんな体調・シチュエーションには要注意!

2000m以上の山に登る

高山病の症状としては山酔いが一番よくおきる症状で、1200~1800mの高度でも発症し、2700m以上の高さに「急に登ったとき」によく起こります。

体調不良・寝不足な方はもちろん注意

寝不足や疲れがたまった状態では高山病に陥りやすいです。

水分不足も原因に

水分の補給が不足すると、脱水症状で血液の循環が悪くなって体の隅々にまで酸素が行き届かなくなり、高山病を招いてしまうことがあります。 登山中は感覚以上に水分もエネルギーも消費していますので、意識的に多めの水を飲みましょう。

アルコールや睡眠剤は避けた方がいい

アルコールと睡眠薬は呼吸を抑制する作用があり、呼吸が浅くなるなどして、高山病を招いたり、悪化させる事があります。 「気付けにアルコールだ」と言われる登山家もいますが、アルコールには脱水症状もあり、これも高山病には良くないですのでなるべく避けるようにしましょう。

⑤高山病のなりやすさには個人差がある

高山病のなりやすさは個人差が大きく、現時点では自分が高山病になりやすい体質なのかを調べる方法もありません。 高山病のかかりやすさは生まれつきのもので、慣れたり、トレーニングで改善できるものではないと言われます。 以前高山病になったことのある方は特に注意してくださいね。

肥満気味な方も高山病になりやすい

肥満ぎみな人は高山病になりやすいので、なるべく事前に減量しておきたい。 とはいえ、登山の前日〜当日にかけてはしっかりとエネルギー源をリラックスしておきましょう。

⑦貧血ぎみな方は特に注意

呼吸器や心臓が弱い方や貧血ぎみな方も、体の隅々にまで酸素が行き届かなかったり、高山病になりやすいと考えられます。

⑧子どもは高山病になりやすい

また、子供は成人よりも高山病にかかりやすいといわれますので、子どもと一緒に登山をしている時は特に注意しましょう。 逆に加齢自体は高山病の直接的な要因とはならず、高齢者だからといった高山病になりやすいわけではない。

ハイペースな行程は発症しやすい

いっきに高度を上げるような行程やオーバーペースも高山病の要因となります。富士山等ではなるべく周りのペースと同じくらいで登るといいでしょう。

実は個人登山より団体登山の方が怖い

その他、個人旅行より団体旅行の方が高山病で死にやすいといわれているので団体のリーダーの方は特に注意してください。 団体活動の方が油断があったり、プレッシャーがあったり、まわりにペースを合わせなきゃと考えて無理をしたりするケースが多いのでしょう。 体調が崩れた方は無理をしない事が一番大切です。

高山病対策の持ち物リスト(痛み止め・ダイアモックス等)

①痛み止め(ロキソニンなど)

高山病でおこる頭痛などの辛い症状にはロキソニンやタイレノールなどの鎮痛剤が効きます。 対症療法にはなりますが、解熱鎮痛剤で頭痛を消してあげるだけでもカナリ登山が楽になりますよ。

市販薬だと、ロキソニンS(ロキソプロフェン)、タイレノール(アセトアミノフェン)あたりがオススメですね。 いずれもドラッグストアで手に入るお薬で、副作用もでにくい成分ですが、服用する時は念のため軽く何かを食べた後にするか、多めの水で服用してください。

ロキソニンSは服用間隔は4~6時間以上あけて1日3回まで服用でき、個人差はありますが30分ほどで痛み止めの効果がでてきます。

タイレノール(アセトアミノフェン300mg)に含まれるアセトアミノフェンは、頭痛などで使う場合、1回300~1000mgを経口服用し服用間隔は4~6時間以上とします。 1日総量として4000mgを限度とされています。 (※ いずれも成人の場合です)

ロキソニンS

ロキソニンSは第1類医薬品なので薬局薬店で薬剤師の説明を受けてから購入します。

 

②ダイアモックス

ダイアモックスは病院で処方してもらえるお薬です。

この薬は適用外ではありますが、高山病の予防・治療に効果が高いです。 ダイアモックスは呼吸を刺激して

この薬を高地に上がる前に飲んでおくと山酔いを防止することができます。 また症状が現れてからでもすぐに服用すれば早急に症状が改善されます。

高山病が不安な方は「登山を始める前に服用することをオススメ」します。

ダイアモックスは解熱鎮痛剤ではありませんので、ダイアモックスを服用していても高山病の症状が出てしまった場合は、上記の解熱鎮痛剤や吐き気止めは飲んでいただいて大丈夫です。

また、高山病の防止に万能なものはありません。 きちんとした対応をとれば高山病で死ぬことはないので、これらを対処しても症状が出ている場合は、むりせず下山しましょう。

それでも高山病になったら

高山病で一番起こりやすいのは頭痛です。その他、吐き気やめまいや眠気などが起こりやすいです。

それっぽい症状が出て来たらまずは無理せずペースを落とすのが大切です。 周りの方に迷惑をかけまいと頑張りすぎてしまうのが一番良くないです。

高山病の症状が完全に出てしまったら一旦登るのをやめて降りる(高度を下げる)のがいいです。 高山病の症状自体で死ぬ事はまずないので、体力があるうちに無理せず下山しましょう。
 

おまけ

備えあれば憂いなし!登山に持っていきたい対策リストです。

●防水パッド(防水透湿粘着無菌ガーゼ)

万一切り傷などが出来た時に使います。ドラッグストアで買えます。

ニチバン 防水フィルムロールタイプ 10cm幅 1m巻き

●シップ

腫れてしまった時に使います。 鎮痛剤が含まれた冷温タイプの湿布がオススメです。 モーラステープは日光に触れると光線過敏症という副作用が出がちで野外での活動には不向きですので注意してください。 ロキソニンテープなどをもって行く事をオススメします。 市販薬ならボルタレンテープなどがオススメですね。

ボルタレンEXテープ 7枚

 

●テーピング

ドラッグストアで買えます。 足首、手首、ひざ、ひじあたりのテーピングの巻き方はキャッチアップしておくといいでしょう。

ニチバン バトルウィンテーピングテープ 非伸縮タイプ

●バンドエイド

ドラッグストアで買えます。こちらは販売当初にあまりの人気で一時販売中止にまでなったキズパワーパッド。

バンドエイド キズパワーパッド

●イソジン(消毒薬)

切り傷ができてしまったら傷の上から消毒をかけましょう。これもドラッグストアで買えます。

 

●クロマイP(軟膏)

化膿を抑える薬です。初日に切り傷をしてしまい、2日目に化膿・・ということはあるので念のため持っていくと安心です。市販薬なのでこれもドラッグストアで買えます。

 

それでは体調には気をつけて夏山を楽しんでください!!