夏季熱(かきねつ)とは

夏季熱とは、高温多湿の蒸し暑い時期に、乳児に起こる原因不明の発熱が続くことをいいます。

生後4~8か月の赤ちゃんにおこりやすく、1歳位になるとほとんど起こらなくなります。

検査をしても異常は見つからず、ウイルスや細菌感染によって引き起こされる発熱でもありません。乳幼児は体温調節機能が未熟のため、高温多湿の環境下では熱放散が上手くできず、体中に熱がたまった状態のために起こるとされています。

赤ちゃんが熱を出す原因は色々ありますが、特に夏の時期に起こりやすい「夏季熱」の特徴を知っておきましょう。

夏季熱の症状・特徴

・高温多湿の環境で37~38度台の熱が何日も続く
・涼しいところに移動させるだけですぐに平熱に戻る
・午前中に熱を出しやすい
・まれに不機嫌、よく泣くことはあるが、ほぼ元気
・咳や鼻水など風邪症状はない
・食欲も落ちず、下痢などは見られない
・汗のかき方が少ない

夏季熱は涼しくなると自然に熱が下がるのが特徴です。

ただしひどくなると嘔吐、頭痛、意識障害などがみられることもあるため、赤ちゃんの体温調節には注意が必要です。

夏季熱の対策法

・部屋の風通しを良くする
・エアコンで適度に涼しくし体を冷ましてあげる
・十分に水分を補給する
・汗をかいてムレていないか確認する
・体が熱いと思ったら、すぐ涼しい環境にする
・梅雨の時期などは除湿など湿度の調節もする

■注意

涼しい環境になれば自然と熱は下がる為、解熱剤は使わないようにしましょう。エアコンや扇風機の風を直接当てて冷え過ぎないようにしましょう。

さいごに

乳幼児が熱を出す原因には多くの病気がありますが、夏と冬は原因も異なることがあるため、季節特有の「夏季熱」があることも知っておくとよいですね。

だたし、発熱には他の病気の可能性もあるため、熱が続く時は早めに小児科医を受診しましょう。