プール熱とは

プール熱は正式名称を「咽頭結膜熱」といい、子どもがかかりやすいウイルス性の感染症です。5歳以下が感染の80%を占めています。5日から7日間のウイルス潜伏期間を経て、発症します。

プール熱の主な症状は、38℃から40℃の発熱、のどの腫れや痛み(咽頭炎)、目やに・目の充血(結膜炎)です。だいたい1週間程度、こういった症状が続きます。

アデノウイルスの感染経路は、飛沫感染や接触感染、プールで目の結膜からの感染です。アデノウイルスの感染力は強く、発症してから数日間は、とくに人に感染しやすくなっています。

年間を通して発症しますが、とくに夏に流行する病気です。

プール熱の出席停止期間

プール熱は、学校における児童生徒や職員の健康の保持増進を図るための法律である「学校保健安全法」で、第二種感染症に位置づけられています。他に、インフルエンザ、百日咳、麻疹、おたふくかぜ、風疹、水ぼうそう、結核なども第二種感染症となっています。

この「学校保健安全法」に基づき、医師にプール熱と診断された場合は、発熱や咽頭炎・目の充血などの主な症状がなくなった後、2日を経過するまでは出席停止となります。同じく厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」でも、登園のめやすは、症状が消えてから2日経過してからと定められています。

出席停止となった日数は「出席しなければならない日数」から減らされるので、学校に登校しない状態であっても、学級閉鎖や忌引と同じ扱いとなり、欠席にはなりません。なお、再登園の際は、医師による登園許可書が必要となります。

参考:厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」

プール熱になったときの注意点

プール熱になったらすみやかに園に連絡を

プール熱は、プールだけで感染するわけではありません。しかし、感染の拡大を防ぐため、状況によってはプールを一時的に閉鎖する必要が出てきます。プール熱に感染した場合は、すみやかに園や学校に連絡しましょう。

登園後も人にうつさないよう配慮を

アデノウイルスは、症状がおさまった後も、咽頭から約14日間ウイルスを排出します。周りの子どもにうつさないために、登園の際は、マスクをしましょう。また、手にウイルスをつけてしまうこともあるので、こまめに手洗い・消毒をするように指導しましょう。

プールはしばらく控えて

アデノウイルスは、咽頭だけでなく便からも30日程度ウイルスの排出を続けます。他の子どもに感染するおそれがあるため、プール熱にかかってしまった子どもは、基本的に登園後2週間程度はプールに入ることができないとされています。プールに入る際は、医師に相談しましょう。

おわりに

プール熱は、症状がなくなってから2日経過するまでは、出席停止となります。症状がおさまっても約1か月間はウイルスの排出が続くので、登園後に周りの子どもにうつさないよう、対策を講じることが必要です。