体臭の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月22日

体臭の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

汗と皮脂が混ざって雑菌が繁殖

体臭は、皮膚から分泌された皮脂や汗が混ざりあったところに雑菌が繁殖し、雑菌が皮脂や汗の成分であるタンパク質や脂質、アミノ酸などを酸化・分解を起こすことで臭いの原因となるガスが発生します。

汗を分泌する汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。エクリン腺は体を動かしたときや暑さを感じるとき、緊張したときなどに分泌される汗であり、成分のほとんどが水で微量の塩分やアミノ酸を含んでいます。

分泌された直後は無臭ですが、時間が経過するにつれて雑菌が成分を分解する作用により体臭が発生します。

アポクリン腺は、わきの下や性器周辺などにある汗腺です。成分は水、脂質、タンパク質、脂肪酸などであり、臭いの原因となりやすいものが多くなっています。特にわきの臭いの強い場合はわきがと呼ばれます。

頭皮の臭い

頭から臭う場合は、頭皮の毛穴に詰まっている汚れや、皮脂の酸化が原因です。汚れなどにより頭皮の働きが弱っていると、乾燥を起こしてフケを発生させたり、皮脂が過剰に分泌されることにより臭いの原因となります。

足の臭い

足の裏は汗腺が多いので汗をかきやすい場所です。

靴や靴下で密閉されていることで高温多湿で蒸れた環境になり、汗と皮脂などが混ざり合うことで雑菌が繁殖し臭いの発生源となります。特にブーツや革靴などは通気性が悪いため臭いが発生する環境をつくりやすくなっています。

加齢臭によるもの

加齢につれて、皮脂に含まれる成分のヘキセダセン酸が増加し、皮脂腺の中の脂質が酸化されると、ノネナールという臭いの原因が発生します。

また、加齢による女性ホルモンの低下により皮脂腺の抑制が難しくなることも原因のひとつと考えられます。

食生活の乱れ

脂質の摂取が多い食事は、皮脂の分泌を増加させて皮脂を酸化させる量を増やします。たんぱく質の取り過ぎは、腸内環境を悪化させて悪玉菌の餌になることで臭いの強い成分を発生させ、汗や皮脂と一緒に毛穴から出されることで臭いの原因となります。

また、アルコールを代謝するときにつくられるアセトアルデヒドが血液中に増えることで、皮膚や肺から排出されることで体臭だけでなく、口臭の原因にもなります。

体臭の対処法

汗を放置しない

発生した汗を放置することで雑菌が増殖し臭いの原因となるため、汗をかいたらすぐに対策することが大切です。

外出前に汗を抑える制汗剤を使用したり、発生した汗はタオルや汗拭きシートなどですぐに拭き取りましょう。わきの汗が気になる方はわき汗パットなどの使用もおすすめです。

衣類に汗が大量にしみ込んだ場合は放置せずに着替えることが望ましいです。衣類は臭いの原因となる物質が蓄積されやすいのでこまめに洗濯しましょう。

体や頭をよく洗う

汗はその日のうちにしっかり洗い流すことが大切です。殺菌成分が配合されている洗浄剤を使い、背中、わきの下、足の指の間、デリケートゾーンなど、洗いにくい場所や汗や皮脂が溜まりやすい場所を意識して洗い、洗浄剤が残らないようにしっかり流しましょう。

頭は頭皮の毛穴の詰まりや髪の汚れなどをしっかり洗い流しましょう。髪は濡れたまま放置していると雑菌の繁殖につながるので、ドライヤーなどでしっかり乾燥させましょう。

足の蒸れ対策

吸湿性や速乾性、抗菌タイプのような靴下や中敷を使い、足の汗を吸収するなどして雑菌の繁殖をおさえましょう。

蒸れやすい革靴やブーツなどはできるだけ選ばず、同じ靴を毎日履くのは避け、いくつかの靴を一日置きに使用するなどして一日使用した靴はしっかり乾燥させましょう。

体臭をおさえる食生活

たんぱく質や脂肪は分解されることで臭いの原因となる物質を発生します。動物性たんぱく質や脂肪分の多い肉類、揚げ物、スナック菓子などの食べ過ぎは皮脂の分泌を増加させるので控えましょう。体内で酸化を抑えるために、抗酸化力の高い成分を含むトマト、ピーマン、かぼちゃなど緑黄色野菜や果物などを意識して摂取するようにしましょう。

抗酸化力のあるビタミンCを多く含むピーマン、ブロッコリー、レモンなどや、脂質の代謝を促すビタミンB2を多く含む納豆、卵類など、たんぱく質の代謝を促すビタミンB6を多く含む魚類、バナナ、玄米などを意識して摂取することを心がけると良いでしょう。

また、アルコールの飲み過ぎや喫煙は体臭や口臭の原因になるので控えましょう。

生活習慣の改善

運動不足などで日常的に汗をかくことが少なくなると、汗腺の機能が低下することで汗の成分が変化し臭いの原因となる場合があります。

適度な運動を取り入れて軽く汗を流すことも大切です。また、ストレスなども汗や皮脂の成分を変化させる可能性があるので、ストレスはためこまないことを心がけましょう。

薬の使用

臭いを発生させる菌の繁殖をおさえる殺菌成分、菌が出した臭いを吸着する消臭成分、汗の分泌を抑える制汗成分などが含まれる物を使用しましょう。

殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールは広範囲の細菌に効果があります。

消臭成分には、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、緑茶エキス、ポリフェノールなどがあり、菌が発生させた臭いを吸着する働きがあります。

制汗成分としてはクロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウムなどが汗の分泌をおさえます。

また、皮脂の酸化を抑える成分のビタミンEや、体臭を香料によって隠すマスキング剤などもあります。石鹸やボディーソープ、スプレー、シートタイプなど形態はざまざまありますので用途に合わせて使用し、菌の餌になる汚れや皮脂を落として、体を清潔な状態しておくことが大切です。

薬を使用しても効果が感じられない場合は、病気による体臭の可能性もあるため専門医に相談してみましょう。

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