発赤の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月14日

発赤の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

発赤の原因

発赤とは皮膚や粘膜の一部に炎症が起こり、充血して赤くなった状態のことをいいます。皮膚の表面に近い部分にある毛細血管が何らかの理由で一時的に拡張したことで血流量が増え、赤血球の色が体表からも透けて見えているものです。

外部からの刺激

皮膚がこすれたり、ぶつかるなど強い衝撃を受けると、その部分が赤くなります。靴ずれや下着・ベルトなどによるこすれ、打ち身や捻挫などが代表的なもので、皮膚の表面や筋肉が傷つくと、その傷を早く回復させるために患部に大量の酸素や栄養を届けるよう脳から指令が伝わり、血管が拡張します。

軽い摩擦の場合は、皮膚刺激がなくなると発赤もすみやかに鎮まりますが、筋肉など深部が炎症を起こすと発赤も長引き、血管が傷ついて内出血を起こすとアザとなります。

内部からのアレルギー反応

代表的なものとして、虫刺され、ウイルスの感染、アレルギー反応、化学薬品の反応などが当てはまります。

体内に異物が侵入すると異物をやっつけようと免疫機能が働きます。細胞からはヒスタミンやプロスタグランジンといった物質が産生されて血管が拡張すると、皮膚は赤く腫れた状態になります。これがいわゆる「炎症」で、血流量が増えるとその部分の体温が上がり、異物の繁殖が抑えられたり、白血球も活性化するようになります。

発赤は軽度あるいは初期の炎症症状のひとつで、炎症が進行・悪化すると痛みや腫れといった症状が現れます。

発赤の対処法

冷やす

発赤は炎症の代表的な症状のひとつです。患部では血管が拡張しているので、まずは冷やして血管を収縮させましょう。流水や冷やしたタオルを患部に当てて熱を取り除きます。

皮膚をかかない

もし皮膚に痒みがあってもかかないでください。皮膚をかくと、その刺激でヒスタミンがさらに分泌されて発赤が悪化する原因となります。

薬を使用する

発赤に使用する薬は原因ごとに使いわけますが、最も一般的な薬はステロイドの軟膏剤といえます。ステロイドは赤みや腫れをおさえ炎症を緩和します。

また、物理的に皮膚が摩擦を受けて発赤が起きている場合には、摩擦を緩和するような保護パッドやクリーム剤を使用がおすすめです。痛みもともなう場合は消炎作用の成分が含まれた薬がおすすめです。特に打撲や捻挫など、筋肉や腱に炎症がある場合には鎮痛消炎成分のインドメタシンやフェルビナクなどを配合した外用鎮痛消炎薬が効果的です。

虫刺されやアレルギー反応などで発赤が起こっている場合は、抗ヒスタミン剤を使用します。細胞から分泌されたヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑えて発赤を軽減します。

発赤に関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

発赤に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。