おたふく風邪の検査とは?

おたふく風邪の検査には、「おたふく風邪であると診断するための検査」と「自分の体におたふく風邪の抗体があるかを調べる検査」があります。

「おたふく風邪であると診断するための検査」を確定診断、「自分の体におたふく風邪の抗体があるかを調べる検査」を抗体検査といいます。

おたふく風邪の検査はあまり行われない

おたふく風邪ではあまり検査は行われません。

おたふく風邪の診断は基本的に、症状や周囲の状況から判断されます。

耳の下が両側腫れ、さらに顎の下まで腫れ、発熱がともなう場合は、おたふく風邪であるおそれが高いと考えられます。

さらに2〜3週間前に周囲でおたふく風邪が流行していた場合は、おたふく風邪であると診断できます。

登校許可の判断:確定診断

おたふく風邪の確定診断は、登校や出勤許可の判断のために行われます。

おたふく風邪の確定診断には血液検査が必要です。

血液検査は、症状が出始めたとき(急性期)と症状がおさまり始めたとき(回復期)の2回行います。

血液検査の結果が出るには1〜2週間かかるため、ほとんどは確定診断が可能な頃にはおたふく風邪は治ってしまっています。

アミラーゼの測定による確定診断

おたふく風邪の確定診断には、血液中や尿中のアミラーゼを測る方法もあります。

アミラーゼとは消化酵素の一種で、耳下腺のひとつである唾液腺の中にあります。

おたふく風邪の症状のひとつである耳下腺の腫れが起きると、アミラーゼの分泌量が増えます。

アミラーゼの量が増えている場合、おたふく風邪であると確定診断できます。

妊娠を希望する場合:抗体検査

これから妊娠の予定や可能性がある人は、抗体検査を受けて体におたふく風邪の免疫があるかどうか調べることをおすすめします。抗体検査を受けて免疫がないことが分かれば、おたふく風邪ワクチンを受けて予防しましょう。

おたふく風邪の抗体検査とは、血液検査によって自分の体におたふく風邪の免疫があるか調べることができるものです。

おたふく風邪に感染すると体に抗体ができるため、おたふく風邪に二度とかからなくなる免疫がつきます。予防接種によっておたふく風邪の抗体を獲得することもできます。

抗体検査の料金と検査日数

おたふく風邪の抗体検査にかかる費用は病院により異なりますが、2,000〜5,000円が平均となっています。

抗体検査の結果がでるまでには、およそ2〜6日かかります。

おたふく風邪ではない場合も

おたふく風邪には似た症状の病気がいくつかあるため、おたふく風邪であると断定的な診断をすることは難しい場合があります。

「耳下腺などの腫れが1〜2日経っても片側しか起こらない」「腫れがすぐにひいた」場合には、おたふく風邪ではなく別の病気であることも考えられます。

おたふく風邪に似ている病気

おたふく風邪のように耳下腺などが腫れる病気には次のようなものがあります。

・反復性耳下腺炎
・急性化膿性耳下腺炎
・リンパ節炎
・唾石症
・シェーグレン症候群 など

おたふく風邪に似ている病気の詳細は、関連記事をごらんください。

おわりに

おたふく風邪の検査は基本的には行われません。

登校や出勤の許可、妊娠を希望する場合には検査が必要な場合があります。

検査を希望する場合は、近くの病院やかかりつけ医に相談しましょう。