貧血の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月18日

貧血の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

貧血は血液中の赤血球の数が不足したり、血液中の赤い色素であるヘモグロビンの濃度が低下した状態です。

赤血球の数が減ったりヘモグロビンの濃度が下がると、血液が酸素を運ぶ能力が落ちて貧血が起こります。

ダイエットなどによる偏った食生活

体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンが十分につくられなくなり、赤血球の大きさも小さくなります。

無理な食事制限や栄養バランスの乱れた食事などで鉄の摂取量が不足すると、貧血が起こります。

生理

生理の出血で体外に鉄分が排出されるため、体内の鉄分が不足して貧血が起こることがあります。

とくに生理の出血量が多い、期間が長い方は注意が必要です。

妊娠・授乳

妊娠中は母体の鉄が胎盤を通じて胎児に移行するため、体内の鉄が不足し貧血になりやすい状態です。

また、妊娠中は赤血球をつくる働きのあるビタミンB12や葉酸も不足することが多く、貧血の原因になることもあります。

母乳にも鉄が含まれるため、妊娠中だけでなく授乳中も貧血が起こりやすくなります。

貧血の対処法

貧血の対処法の基本は、食事療法です。

食品に含まれている鉄には、肉や赤身の魚などの動物性食品に含まれるへム鉄と、野菜などの植物性食品に多く含まれる非へム鉄の2種類があり、ヘム鉄は非ヘム鉄より体内への鉄分の吸収率が高くなっています。ただし、非ヘム鉄もビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まります。

食事の栄養バランスが偏らないよう工夫して摂取しましょう。

さらに鉄は胃酸が分泌されると吸収されやすくなります。食事の際はよく噛むことを心がけたり、酸っぱいものを食べたりして胃酸の分泌を促しましょう。

薬の使用

貧血がひどい場合や食事療法で改善が難しい場合は、鉄剤を使用します。

体内の鉄の量が正常になるまでには3〜4か月程度かかるため、その間は鉄剤を飲み続ける必要があります。

貧血の改善に役立つ市販薬には鉄に加えて、鉄分の吸収を促す働きがあるビタミンCや、血を造る働きのあるビタミンB12・葉酸なども配合されています。

なお、鉄剤を使用することにより人によっては吐き気などの副作用が出ることがあります。副作用が出た場合は病院を受診しましょう。

貧血に使われるお薬の総合情報

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