ひきつけの原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年08月18日

ひきつけの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

ひきつけの原因

ひきつけは、子どものけいれんのことを指して使われます。けいれんとは、全身または一部の筋肉が自分の意思とは関係なく収縮する発作です。

脳の異常

大脳の神経細胞が過剰に興奮することによってひきつけが起こることがあります。神経細胞が過剰に興奮する理由ははっきりと解明されておらず、体質によるものと考えられています。

また、脳腫瘍や脳の外傷などによって起こることや、神経細胞から分泌される神経伝達物質のバランスの崩れ・神経伝達物質の調整などをするグリア細胞の機能障害なども原因とされています。

子どもは脳が未熟であるため、ひきつけを起こしやすい傾向があります。子どもの10人に1人がひきつけを起こすとされており、子どもにとっては珍しくない症状です。

発熱

子どものひきつけで最も多いのが、高熱によるひきつけです。

6歳以下の乳幼児期に38℃以上の熱が出ることによって、熱を出してから24時間以内にひきつけが起きることがあります。

発熱の原因として多いのは突発性発疹やインフルエンザなどの感染症によるものです。

大泣き

生後6か月から2〜3歳までの4〜5%によくみられ、大泣きした後に息を吐いた状態のまま呼吸が停止してひきつけを起こします。

通常は脳波などに問題はなく、成長するにつれて自然に起こることはなくなります。

激しく泣くことで無呼吸となり、脳が一時的に無酸素状態におちいることでひきつけが生じます。通常すぐに呼吸が再開して後遺症はありません。

脱水

発熱や嘔吐などによって脱水になることからひきつけを起こすことがあります。

脱水状態になると体液の電解質のバランスが崩れてひきつけが起こります。電解質は筋肉細胞や神経細胞の働きに関わっており、電解質のバランスが細胞の機能を保っているためです。

ひきつけの対処法

応急処置をする

けいれんが起こった場合は以下のような応急処置を行います。

・周りに危険なものがない平らな場所に静かに寝かせる
・吐いたものが喉に詰まらないように横向きに寝かせる
・呼吸をしやすくするために特に首回りをメインに衣服を緩める
・以前にもけいれん発作があり、薬の使用を指示されている場合は意識が戻ってから薬を服用する

舌を噛まないように口の中に箸やハンカチを入れることは避けましょう。口の中を傷つけたり喉が詰まったりしてしまう恐れがあります。また、体を揺すったり大声で呼びかけて刺激することも避けましょう。

病院を受診する

ひきつけが5分以上続くときや初めてのひきつけで心配なときは、救急車を呼ぶか、すぐに病院に連れて行きましょう。病院に着く頃にはひきつけがおさまっている場合もあるため、発作中の体の様子・体温・ひきつけを起こしていた時間などをよく観察して医師に伝えてください。

他にも下記のような状態のときは救急車を呼んで病院へ行くことをおすすめします。

・短い間隔でひきつけを繰り返すとき。
・発作が起こり意識のない状態が続くとき。
・意識の戻りが悪いとき。
・頭を打った後にひきつけを起こしたとき。

水分補給をする

脱水状態になると電解質異常が起きてひきつけに繋がることがあります。子どもに発熱や嘔吐があるときや暑いときはこまめに水分補給しましょう。また、電解質を補給する経口補水液も有効です。

薬の使用

脳神経機能が原因となっているひきつけでは、医師による治療が必要なため、病院を受診して抗けいれん薬などの症状にあった薬を処方してもらいましょう。

筋肉の疲労や冷えから起きるひきつけや電解質異常から起きるひきつけは漢方薬が使用されます。

筋肉のけいれんには芍薬甘草湯が用いられます。芍薬には筋肉のけいれんを鎮めたり痛みを和らげる効果があり、甘草にも炎症をおさえる効果やけいれんを鎮める効果があります。

五苓散料は脱水症状に効果があり、脱水症状から起きる電解質異常によって起きるひきつけを鎮める効果が期待されます。五苓散料には利尿作用がありますが電解質濃度への影響が少ないため、電解質のバランスを崩すことなく脱水症状に効果を現すことができます。

上記漢方薬に関しては市販薬で対処できるため、薬剤師・登録販売者に相談の上購入しましょう。

ひきつけに使われるお薬の総合情報

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