2019年12月08日
ほてり・のぼせの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。
ほてりやのぼせは、顔や体に異常な熱感があることを指します。
自律神経の働きが乱れて、血管の収縮や拡張の調節がうまくいかず、ほてりやのぼせが起こります。
自律神経の乱れによるほてりやのぼせは、おもにストレスが原因で、筋肉が硬くなって血行が行きわたらなくなっていることがあげられます。
ほてりやのぼせの原因でとくに多いのが更年期によるものです。突然、上半身や顔が熱くなったり汗がふき出す「ホットフラッシュ」が起こったり、滝のような汗が止まらなくなったりすることがあります。
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に変化するため、自律神経が影響を受けやすく、血管の拡張や収縮がうまくいかなくなります。その結果、ほてりやのぼせの症状が起こります。
硬くなった筋肉をゆるめ副交換神経の働きを促して、血行を良くすることが大切です。筋肉がゆるむことで滞っていた血流が良くなり、熱が全身に均等に行きわたります。
ウォーキングやストレッチなどの適度な運動や、湯船につかることを習慣づけてください。
のぼせや手足のほてりには、杞菊地黄丸や三物黄ごん湯などの漢方薬を使用することがあります。医師や漢方薬局で相談してみてください。
更年期の症状である場合、軽度であれば漢方薬で対処可能であるため、薬局やドラッグストアで薬剤師に相談して購入しましょう。また病院でホルモン剤などを処方してもらい対処することも可能です。
主な症状
ほてり・のぼせ / めまい / 吐き気・嘔吐※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。
ほてり・のぼせに関する薬について